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[詩] 生死の境 / 夢
『生死の境』
「親子二人が餓死 生活保護受けられず」
そんな見出しの古新聞を被って
公園の芝生で高鼾をかく
痩せぎすな老人
家路を急ぐ人々は
都市の景観を損ねる彼の姿に
皆が皆顔を顰めていた
嗚呼この国じゃ
社会から零れた奴は
死んだら可哀想な弱者でも
生きてりゃただの厄介者なのか
『夢』
「夢は必ず叶う」なんて歌は
もう飽き飽きだ
なんだかんだ俺は
なりたかった職業に就けて
毎日充実しているよ
もういい大人なら
叶う叶わないの話なんて全部過去形だろ?
俺たちは夢を追う側じゃなく
与える側にならなくちゃいけないんだ!
……なんて説教される夢を見て目が覚めました
おはようございます




