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[詩] 嫌いの反対 / 教え
『嫌いの反対』
「好きの反対は嫌いじゃなくて無関心」
って誰かが言ってたな
世界は心底僕に興味無いんだと思い知らされる暮らしの中で
それでもたまに
僕に敵意を向けてくる人がいて
気付いてしまった
好きと嫌いが別軸の概念なら
いくら嫌いの反対を目指したって
好きには辿り着かないと
『教え』
幼き日
大人たちが教えてくれたこと
「愛されるっていうのは特別なことなんだ」
だから特別じゃない僕が
誰からも愛されることのない生涯を送り
一人ぼっちで死んでいくのは必然の未来だ
そして
大人になった僕が唯一教えてあげられること
「疎まれるっていうのは普通のことなんだ」




