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[詩] 不良 / 軽蔑 /一行詩五編
『不良』
社会の歯車?
いくらでも替えがきく奴?
俺はそんな連中とは違う
まさに規格外そのもの
検品でハネられて
廃品回収ボックスの中で
来世に期待するだけのガラクタ
『軽蔑』
花には心なんて無い
当たり前にそう思っているから
簡単に摘み取れるんでしょう?
虫には心なんて無い
無意識にそう思っているから
容易く踏み潰せるんでしょう?
他人には心なんて無い
本当はそう思っているから
訳もなく傷付けられるんでしょう?
一行詩
『某国』
権力者が夢を見るたびに若者は犠牲になった
『此岸の果て』
魂を病んだ者のみが此岸の果ての眺望を識る
『審判』
審査する側に回った途端傲慢になる
『蠅』
飛び回る蠅の一匹にも陰がある
『育児』
子育ての終え方がわからぬまま55歳児の食事を運ぶ




