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天パ令嬢と変態公爵の結婚記。  作者: あんでん
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4.友人と久々の再会




馬車が止まり、降りると目に飛び込んでくるのは馬鹿でかい城。


兄のエスコートで城内に入ると、数え切れないほどの貴族達が豪華で色とりどりの衣装に身を包み談笑していた。


兄は知り合いの貴族に挨拶まわりがあるからと言って1人で何処かへ行ってしまった。


よし、私は友人達を探さないと!


ワインを手に取り友人を探す為城内を歩く。

周りの貴族達がこっちを見て口元を隠しながらコソコソと話す姿が見える。


どうせこの天パのこと言ってんだろ!知ってるよ!!


あ、ちなみに私は18歳で成人してるから、お酒は飲めるのです!


そうこうしていると、人だかりになっているスペースを見つけた。この中心に友人達がいるとほぼ確信をもってその集団の中に入り込む。


真ん中に3人の令嬢がおり、その数メートル空けて集団が取り囲んでいた。

しかし、集団はその3人に話しかけるわけでもなく、ただ見つめているだけ。


「レティシア、シルビア、ティエラ!久しぶり〜」


私が3人に向かって声をかけると一斉に振り向く。全員美少女だ。


「あら、エリアナ。遅かったわね。相変わらずの天パだこと」


「エリアナ、久しぶりだな。元気だったか?天パはいつも通り健在だな」


「まあ、エリアナ!あえて嬉しいわ!今日も最強の天パね!」


私の天パばかりをいじるのが、上からレティシア、ティエラ、シルビア。私の親友達だ。


レティシアはウォーカー公爵家の長女で金髪の絶世の美女。19歳でありながら博識で何もかもできてしまう完璧な人で、美容や恋愛のアドバイスをよくしてくれる。社交界の華とも言われており、みんなの憧れの的である。


ティエラはサンチェス侯爵家の令嬢で女騎士をしている。すっごい実力者で、20歳にして第二王子の側近を務めちゃうくらい凄い人。いつもは隊服を着てるけど、今日は紫髪によく似合う藤色のタイトなドレスを身に纏っており、美人が際立っている。


シルビアはモーリス公爵家の1人娘で、黄緑の髪がよく似合う、人懐っこいとっても可愛い子。でも、腹黒くて棘がある系女子なので要注意。家柄的に幼少の時から武術を沢山してたみたいで、ほんとに強い。武器は一通り使えると言うから驚き。


その3人と私を入れた4人は仲良し4人組としても有名で、みんな家柄も強いからこの国の四大令嬢と言われるくらい。


ちなみに私はと言うと、伯爵家だが父は城で国王の尚書官長をしておりかなり偉い人。それにお兄様も城にいるから四大令嬢って呼ばれてる。


まあ不本意だけど。



私はお酒を飲みながら久しぶりに会う親友達と楽しいひと時を過ごした。


そう、男っ気のかけらも無いくらい、親友達と楽しくしていたのであった。




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