22.パーティは続くよ
公爵様と挨拶をしてくる貴族達から逃げてきた私はみんなを探す。
ティエラは第二王子様と一緒に来る筈だから、レティシアとシルビアを探さないと!
ホールをウロウロしていると、一角だけ人の少ないテーブルがある。
おっ、ここに居そうだな
そう目星をつけ行ってみると、案の定レティシアとシルビア、そして知らない男性が座っていた。
「レティシア!シルビア!」
2人は私の方を向く。
「あら、エリアナ。公爵様と登場だなんて随分派手だったわね。その天パくらい目立ってたわよ」
毒を吐きながら天パいじりをしてくるレティシア。今日も美しいドレスと髪飾りだが、なんだか今日はいつもと違う気が…?
なんと言うか、ちょっと控えめな格好というか、何というか。それに、アクセサリーの色に緑を使うなんて、珍しい。
「エリアナ、お茶会ぶりですわね。公爵様との登場、素敵でしたわ!天パとイケメンとは、不思議な並びでしたが」
ふふふと笑いながら可愛らしい声で言うのはシルビア。シルビアはいつも通り素敵なふわふわ系ドレスで安心する。
…って、なんか天パのところスルーするところだったが、「天パ言うなぁぁ」
一応ツッコんでおいた。
そう、一応。
そしてここで問題なのが、完全に無視して話をしていたが、レティシアの隣に座る謎の男性。前髪は長くて目も見えないし、猫背だし、身なりはいいが、印象が全く良くない。
私の視線が完全に下を向いている男性の方に行っていることに気付いたレティシアが、あ!といった表示をする。
「ごめんなさい、紹介するのを忘れてたわ。」
そういうと、男性の背中をバンッと叩き、前を向かせる。
いまその男性、「ヒッ」て言ってたぞ…
「この方は、クラレンス侯爵家の嫡子、サレド様ですわ。私の婚約者です。」
…………………
「えええええーーーー!!!!」




