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天パ令嬢と変態公爵の結婚記。  作者: あんでん
11/24

11.令嬢の制裁




「ちょ、まじで離れないと婚約しませんからね!?」


離れない公爵に対して、婚約をだしに使い離れるよう求める。


私が凄い剣幕で公爵にそう言うもんだから、公爵はイケメンなその顔を盛大に歪め、握る手の力をさらに強める。


「嫌だ!それだけは!どうか婚約してください…!」


「だから離したらするって言ってんでしょうがー!!」




…………………




ようやく公爵から解放された私は改めてソファに座り直す。


「公爵様もいつまでも床にいないでソファに座ってください。」


私は公爵の方を見て向かいのソファを指差しながら言う。

公爵は頷き向かいのソファに座った。


ふう、これでようやく話ができる。


「公爵様、さっきの行動はなんですか?」


私が少し苛立った様子で公爵に問いかける。

公爵もそれが伝わったのか、まるで叱られてる子犬のように小さくなる。


「溢れる気持ちを抑えきれなかったんです、許してください!」


うっ

イケメンの顔でそんなこと言われると許してしまいそうになる…

しかし!ここで簡単に許してはいけない!


「失礼ですが、なぜ私との婚約を望まれているのですか?公爵様からすれば、私との婚姻にメリットは無いでしょうに」


少し冷めてしまった紅茶を一口のみ、公爵に問う。

それを聞いた公爵は、それはそれはイケメンな笑顔になる。


「もちろん、貴女に一目惚れをしたからです。それ以外の理由なんてありません。」


キラキラキラキラ〜


……


みんなには聞こえただろうか。公爵の笑顔から出る効果音が。


というか、一目惚れ!?え、この史上最強の天然パーマに!?


この人…感性がおかしいのか?


いや、ここで狼狽てはいけない。

少しでも私にとって有利な婚姻にしないと、あんな変態となんて命がいくつあっても足りない。


「それは有難い事です。でも、毎回あの様に鼻血を出したり倒れられては、公爵様のお体に触りますので婚約をしたくても出来ませんわ」


=変態とは婚約したくない!

これが伝わるといいのだが。


公爵は私の言葉を聞くととても悲しそうな表情をする。


「それは困ります!」


………


「では、私に許可なく触れないでください!!!!!」









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