そう、そうじゃないんだ!
___僕の、本当に思っている事を言いたいのに。
それが、出来ないでいるんだ。
___僕の名前は、『木須 イナオ』11歳の男の子だ!
・・・以前もね?
僕と一番仲がいいお友達の一貴君とちょっとしたことで
喧嘩してしまった。
お互い、強情で素直に謝れなくてそのまま今でも、僕は
一貴君と一言も話してないよ。
一貴君と1週間も一言も話さないなんて!
今まで、なかった事だから? もうそろそろ僕の方から
一貴君に謝らないとって思ってるんだ。
___僕は、一貴君と話さなくなった1週間。
ずっと、頭の中でシュミレーションをしていたんだよ。
『___ごめんね、一貴君! 僕が悪かったよ!
だから! 仲直りしない?』
『___一貴君に酷いことを言ったよね! 本当にごめん。
もう、仲直りしょう!』
『___お互い、悪かったけど? もう仲直りしない?
僕は、やっぱり一貴君が一番の友達と思っているから!』
『___一貴君、本当にごめんなさい! このまま、謝らない
で一貴君とケンカのままなんて! 僕は嫌なんだよ!
仲直りしようよ!』
・・・うーん? うまくいくかな?
▼
___僕は、朝一番に!
一貴君に話しかけに行ったんだ!
・・・そしたら?
『___おっ、おはよう、一貴君!』
『・・・・・・』
『___あのさ! 実は、一貴君に話があってね?』
『俺はない!』
『___前、ケンカしたときの話だよ。』
『俺は、悪くないから。もういいだろう!』
『・・・なんだよそれ? 僕が勇気を出して一貴君に話しかけたのに!
そんな言い方ないだろう!』
『うっせーよ!』
『そういうところが、前から嫌いだったんだよ! もういいよ!
もう僕に話しかけてくるな!』
『___お前もな!』
・・・あぁ、やってしまった。
一貴君に、言いたかったことはこんな事じゃなかったのに。
素直に、僕は一貴君に謝れなかった。
___しかも?
余計に、僕たちの関係がこじれてしまった。
・・・もう、どうやって?
仲直りしたらいいのか? 分からないよ。
▽
___その日の学校帰り。
僕は偶然、帰りに家の近くの公園で一貴君と会ったんだ。
僕は、何も言わず素通りで一貴君の傍を通り抜けていく予定だった。
だけど? 僕が一貴君の横を通り抜けようとした時。
一貴君の方から、謝ってくれた。
『___イナオ!』
『・・・うん?』
『___前は、ごめん! 俺の方が悪かった。』
『いや? 僕も悪かったよ。』
『___仲直りしないか!』
『うん!』
___僕と一貴君は、意外なところで仲直りできたんだよ。
一貴君が、僕と仲直りしてから聞いた話だったんだけど?
___僕が一貴君と仲直りしょうとした時。
一貴君の両親が朝から喧嘩していたらしい。
お父さんとお母さんは、別に暮らすから?
一貴君は、どっちに着いていくんだと言われて。
少し、一貴君は機嫌が悪かったんだって。
今は、一貴君のお父さんとお母さんの二人は仲良くしているらしいよ。
___ただのケンカで! 喧嘩するほど仲がいい夫婦喧嘩。
子供は、こんなに心配しているというのにね。
お父さんとお母さんは、ケロッとして。
今では、一貴君の目の前でイチャイチャするほど。
___おかげで、僕まで心配になってあんなに悩んだのに、、、!
・・・まあ、いいか!
僕と一貴君も、仲直りししたしね!
___でも?
どんなに、素直に自分の思っている事を相手に伝えられたら?
うまくいくのにな~と思っているよ。
___僕の想ってもいない事が言葉に出てきたとき。
僕も、パニックになったんだ!
___本当は、そんな事を言いたかった訳じゃないのにね!
最後までお読みいただきありがとうございます。




