序章
どうも閑人です。(´・_・`)
コメントしてくれた読者さんありがとうございます!(⌒▽⌒)
今回は物語の起点となる話です。文章は少し良くなったかな?笑
それではご覧下さい!
投稿は2日置き、18時です!!よろしくお願いします!。(´・_・`)
代位七生“序章”
二人は家に一旦帰る為城を出ると門の前にアレクセイとローナが居た。
「よぉ二人共終わったぜ!!ってあれ?フィリスとフラウは何処行ったん?そろそろ帰ろうと思ってたのに。」
レイはいつもの様な軽口に戻っておりアレクセイ達に尋ねた。
「フィリスは用事があるからってこれから宜しくと伝えてくれと言って行っちまったよ。フラウは途中までフィリスについて行って王都を見て回ってくるらしい、急いでんなら手分けして探せば早く見つかるっしょ!」
背伸びをしながら答えたアレクセイにレイはあんな短時間の授与式も待てないのかと溜息を吐きながら提案に乗り手分けして王都を探す事になった。
フラウを手分けして探している中ローレンは先程の話を思い返していた、居なくなった父親の生きていた時の話、苛立つ様な寂しい様な気持ちになりこれではいかんと自分を叱責して真剣にフラウを探していた。
「ん?なんか今...」
捜索の途中ローレンは裏路地から何か悲鳴の様なものが聞こえた気がして足を進み始めていた。そんな時ローレンは勇者達の事を思い出した、あの素行の悪さ聴き難い言動の数々そういえばあいつら城の外で宿を取る様に言われてたなとローレンが思い出し少しだけ足を早く進めた。
「おい大人しくしろ!!どうやっても逃げれねーんだから楽しいことしようぜ?」
「何やってんだ早く済ませろ!次がつっかえるだろ?」
そんな声と共に女性の泣く声がする。女性は口を押さえられて泣きじゃくり暴れまわっていた。
「早くってもコイツが暴れて入れさせてくんねーのよ!そんな事言うんだったらアキラ君も手伝ってくれよ!!」
そう言いながら二人の男の銀髪の方は女性の両腕をつかんでいて、もう一人の金髪の方は女性の腰に手を当て押さえつけていた。
「そろそろ挿れさせろこんな風に痛くされたくねーだろ?」
不意に金髪の男は女性を殴って静かにさせようとした時
〈ヒュン〉
と鋭い風が金髪の右耳を切り裂いた。
「は?はぁああぁぁあ?!イッテェー!?クソ畜生誰だよ!!」
男達は一斉に金髪の男に目を向け金髪の男は耳に手を当て蹲ってしまう。その時茶髪の男の後ろから声が聞こえた。
「そこで何やってる!!その子から離れろ屑ども!!」
ローレンは急いでいた胸騒ぎがして仕方がないあの場にいた女性全員をいやらしい目線で見ていたあいつらがもしフラウに接触したりしたらと気が気ではなかった。そしてローレンは辿り着く顔は見えないが女性を押さえ込んで暴行しようとしている奴等の前まで。そして怒りに任せ詠唱を始めた。
「そこで何やってるかって聞いたんだよ屑ども!!」
再度ローレンが問いかける。
「お楽しみしようとしてただけだぜ?お前も混ざるか?」
気味の悪い笑みを浮かべ茶髪が答える
「テメェーか!俺の大事な耳を掻っ切ってくれたんわよぉお?!ぶっ殺す!!!!」
金髪がそう言うなりローレンに走って向かって来る。
【対人戦闘は初めてだが、負ける気はしねぇこっちだってぶっ殺してやるよ屑ども】
ローレンをドス黒い感情が支配する。自分の知っていた世界はちっぽけだと思い知らされその世界を出ようとした矢先その世界の外側で父親は殺されていて更に又こんな屈辱を味わされるのかとローレンは思う。いつの頃だろう願った祈りすら世界に掻き消され世界は彼を否定し続けた。昔もそして今もきっとこれからだってそうだろう。
《なればこそ....それであるならばこそ...こんな醜い【夢】壊して喰らおう》
ローレンの意識は彼方に飛んだ。
“白い天井が笑っている様だ、《 》のベットの上で僕は見上げて思うああこの世界は僕の誕生を願っては無かったのだとならばいっそ....そう何度思った事だろう。だめだこんな弱い気持ちで居たらお母さんが悲しんでしまう。扉が開いた、お母さんかな?え?...何?.....何を言っているんだろこの人達は、お母さんは何処?何処にいるの?ねぇお母さん!一人にしないで!!”
「夢は覚めるものだよ!君があの世界に行く為に『 』も渡しておくよ!彼が君の所がいいみたいだからさ!でも....君になるべく彼を使わせてあげたくないと思うよ。大丈夫保険だよ!!彼は君を絶対に守ってくれる僕と一緒に彼は君を絶対に“幸福”にするから」
茶髪達は己が前に居るものにキョウフが湧いた意識が全力で逃走する事を考えるが逃げられない絶対的な驚怖に逆らえない恐怖、目の前に居るのは先程対峙したドデカおっさんでは無いのに全身から汗が噴き出す。あのおっさんの殺気を何十倍にもして着込んでいるかの様な目の前の“怪物”そいつが一歩前に出てきた。
「ざっけんじゃねーよ!こんなの聞いてねぇーよ!!逃げようぜアキラ君!!」
銀髪がそう言った瞬間目の前から消えた。厳密には消えたのではなく吹っ飛ばされたのだがそれでも茶髪にはその速度を捉えられず、消えた様に感じたのだ、瞬間後方の方約数十メートルまで銀髪は飛んでいて壁にぶつかる。それを茶髪が目視し何故か死んでいない事がわかる。茶髪は又全身から汗を拭き出させた、目の前の“怪物”は遊んで居るのだ、あの世界にいた時の記憶が蘇る強者は弱者で遊んでいたあの世界を茶髪は知っていた、だから仲間を作り強くなった気でいた、茶髪は股が見る見るうちに濡れていく感覚で我に帰る。そして尻餅をつき土下座をしだし泣き喚いて許しを乞うていた。目の前の“怪物”の気が晴れる様に祈って。
早いうちにフラウを見つけアレクセイ達と合流したレイ達は城門前でローレンの帰りを待っていた。
「ローレンおっせぇーな?何かに巻き込まれてるんじゃね?」
アレクセイがそう呟いたが直ぐにフラウが否定の声を上げた。
「お兄ちゃんじゃないんだからそんな事はありませんよ!たまにどっちが年上か分からなくなりますもん!!」
フラウが言うと確かにと手を叩いてアレクセイだ同意した。
「お前達此処で何をやっている?」
声の主は城門から出てきたフォレスだった。
「ローレンの奴を待っているんですけどなかなか帰ってこないんすよねぇーてか団長こそ何処に行くんですか?
アレクセイが気軽に答えながら質問をしてレイが団長!!と声を張り敬礼をしていた。
「町の中でどっかの阿呆が喧嘩しているんだ、全く今日ぐらいゆっくりさせて欲しいものだよ。でだこれからの事もあるだろうからレイヴァンも一緒に同行しろ、先に別で近くの騎士達を向かわせた。お前達は好きにしていい。」
フォレスが言い終わるとアレクセイが扱いが酷いと抗議するが聞く耳持たずそのまま件の喧嘩の場所へ向かって行った。
先程ぶりです閑人です!(´・_・`)
どうでしたでしょうか?意見がありましたらよろしくです!!(´・_・`)
俺つえーをコンセプト書き上げておりますが、今は全然っすね(´・_・`)
字数もあんまり多くなくなって来てしまった。
頑張って腕を上げていきますのでよろしくお願い申し上げます。(´・_・`)