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欲望の先に  作者: 閑人桜花
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真実

どうも閑人です!!(´・_・`)

予告です!!自分別の作品を投稿致しますいつ頃になるかは分かりませんが、もし出る時があればご報告いたしますのでこの作品共々よろしくお願い致します。

代位十五生“真実”


またあの夢を見た、しかしいつもと違う全てがはっきりとした夢


僕はそう思い目を開けた辺りからは騒がしい音が聞こえて来た。


そういえば僕ってやられたんだっけ?そう思い身体を起こすと腹部は真っ赤に染まっていた。


そして色々思い出したが、腹部に傷は見えない貫かれた筈だが、まあいいか先にやるべき事がある。


そう思い立ち上がると今まで戦って居た魔人と明音が戦闘をしている、明音が魔人を押しているのにも関わらず何かおかしい


そこまで考えて、僕は直ぐに動いた、二人が苦しそうにして居たから


魔人が倒れ、少しの間静寂が訪れた、が直ぐにその静寂は明音のけたたましい叫びで戦いを加速させる。


『ひゃはやはひゃひゃはやはははしねしねしねしねしねしねしねしねぇぇぇええええ』


そう叫んだ明音は迷わずローレンに右拳を振り上げた。


その攻撃をローレンは流れる様に右に受け流し、腕を掴んで地面に叩きつける


『がああああああお前らがあ゛あ゛あ゛」


そう叫んだ明音にローレンは耳元で囁いた。


その瞬間明音は大きく目を見開きそしてローレンを振り解く、明音のその顔には先程の激しい怒りとは違う静かな怒りが宿って居た。


「ダーリン....そいつはアンタの為にそうなったんだ助けられるか?」


少しだけ回復したヴェネスがローレンに聞いた。


「大丈夫彼女は強いだから...少しだけ手荒くなるよ」


そう言ったローレンは明音に接近戦を仕掛ける、明音はブツブツと何かを言っているが動く気配はない先程ローレンは何を言ったんだ?とヴェネスは思った。


「こうなったのは僕が弱かったのが悪い、本当にごめんね、だから少しだけ眠ってて」


明音に聞こえるか聞こえ中のほんの小さな声でローレンはそう言うと明音の目の前で魔法を発動する。


しかしそれに反応した明音はローレンを睨み付け襲い掛かってくる。


右からくる攻撃を避けようとしたローレンに明音はフェイントを入れ左側から攻撃を入れる。


無防備な左側にローレンは攻撃をくらい二メートル弱飛ばされた。


「あはは...ってぇえ力も強くなってるや」


ローレンは立ち上がりながらそう言うと、腰に手を当て背伸びを始める。


「ローレン!!明音がきてるぞ!!!!」


ヴェネスの叫び声にローレンは顔を向け手を振っている


「ふざけてる場合じゃ...」


言いかけたヴェネスはローレンの直ぐ近くに来た明音が大きく右手を振り下ろして居るのが見えた。


「ダーリン!!」


そう叫んだヴェネスの目にはゆっくりと振り上げて居る体制の明音が地面に倒れて行くのが見えた。


「へ?!」


素っ頓狂な声をあげたヴェネスに


「睡眠魔法だよ少し外れちゃって効果が出るのが遅かったけどまあ大丈夫」


いつの間にか自分を抱き上げて居るローレンに対して顔を赤らめ伏せるヴェネス


ヴェネスを気づついたノルとカレナの近くに座れせ側に明音を寝かせた後ローレンは倒れて居る魔人へと近ずいて行く。


「もうダメみたいだね...何があったの?」


倒れて居る魔人にローレンが声を掛けるとピクリと指先が反応をした。


「ああ......お前....か....」


その今にも消えそうな声はヴェネス達にまで届きヴェネスは慌てた様に立ち上がり戦闘態勢に入る。


「大丈夫だよ彼はもう正常だ、害は無いよだから安心して」


そうローレンに言われるヴェネスだが


「でもそいつは...」


と食い下がろうとしたが寸前でカレナに止められ、座り直した。


「それでもう一度聞くよ?何があったの?」


ローレンはそう聞きながら魔人を木にも垂れ掛ける様に座らせた。


「魔王は....知っておるだろ?....三十年前に現れた....彼奴は真の魔王に有らず....」


そうして魔人は話を始める


曰く、三十年前に現れた魔王は正しい魔王では無かった、其奴は幼い真の魔王からその座を奪い居座り、そしてやりたい様にやった。


しかしそれも長くは続かなく他の魔族からその座を奪われそうになる日々が続いた。


そんな中勇者召喚が行われたと聞き怯えた魔王は、勇者が育つ前に殺そうと考え側近を一人向かわせたが勇者はそれにすら値しない雑魚だった事が判明し、そして兼ねてより計画していた、人間を隷属させる計画を移した。


この計画のメリットはこの国を収めれば勇者召喚が出来る国が一つ減り脅威が減り、かつ勇者を自分の物に出来ると、そして魔王は勇者に協力者になる事を条件に生かす事を進め勇者達は皆賛同したとの事だった。


「我々は....真の....魔王の命令で.....この国を守ると....しかし我は不覚を取り....操られてしまった」


魔人がそこまで言うと目を閉じて涙を浮かべそして力強くローレンに向き直り


「真の魔王は....優しい方だ.....だから....どうか助けて欲しい....きっと私の部下が助だして居る頃だろう....だから匿ってくれ......彼等は少し行った町で合流するはずだった.....これを....私は...掛けられた魔法の所為でもう生きられない......本当にすまなかった。」


そう言い魔人はローレンにペンダントを渡すと力尽きた。


「....勝手過ぎんだろ」


ヴェネスが小さく吐き捨てる様に言う


「信じられませんわ.....今まで悪だと思っていた魔人が.....こうも」


カレナは口に手を当てて涙を浮かべて居る


「惑わされたりしてはいけませんもしかしたら罠かも」


ノルが無くなった腕を抑えて警戒するように言った。


「彼の言葉は嘘じゃ無いよだから....行こう」


ローレンがそう言うと魔人を仰向けにしてノルに近づく


「少し痛むけど我慢して」


ノルが訳も分からずカレナやヴェネスに答えを求めると無くなった腕の部分にローレンは魔法をかけて行く。


「ウガアアアアアアアア」


ノルはそんな叫び声とともに疼くまってしまう


「ローレン様!!なんて事を!!兄が死んでしまいます!!」


カレナが直ぐにローレンを引き剥がそうとするがノルに止められた。


「平気だ....ってか....腕戻っとる....」


そう言い二人は顔を合わせ目をパチクリさせていた。


「魔人にも出来るんだし出来ると思って!」


ローレンのそんな眩しい笑顔に皆苦笑いをした。

閑人です!!(´・_・`)


今回のお話どうでしたでしょうか?

どんでん返しの展開飲み込み早過ぎじゃね?!と思う読者様方!!ええ私もそう思っておりますがきっとこれから展開は加速していくのでしょうでは!!


投稿は火曜日金曜日の18時次回投稿は金曜日の投稿です。

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