転生
お久しぶりです閑人です!!(´・_・`)
投稿原稿終わったのでこちらの手直しして行きます!!先ずは第0-2までを手直しして行きますのでよろしくどうぞではお楽しみください!
投稿は金曜日18:00です
代位十四生“転生”
「やぁ〜大丈夫かい?僕は《 》だよ!!」
「大変だったね君、病気で死んでしまったんだったものね。どうだい?別の世界でやり直さないかい?」
何処からかそんな声が聞こえて来た。
「あれ?見えてないかな?おーい」
病院の天井と見紛う程の真っ白な世界で真っ白な“男”が立っていた。そして目の前で、僕に手を振っている...僕は病院のベッドで寝ていた筈なのに....
「どう...して?」
ふとそんな言葉が口をついて出た。
「あれ?忘れてしまったのかい?」
そして思い出す.....
....僕は死んでしまったのだ。
「....此処は?」
涙が出そうだがここは目の前の真っ白な“男”
の人に聞かないと
「さぁ?僕にも分からないな!」
満面の笑みで真っ白な“男”は答えた。
(この人何も知らないのかな?)
僕がそう思っていると
「そうだね何も知らない!でもね、君のこれからは知ってるよ!」
「なんで分かったの!!」
僕は驚いてしまった。この人は僕の考えてる事が分かるんだ!!と少し心が踊った。
(お母さんにお話....)
そこまで言って僕はまた暗くなる。お母さんにはもう会えない。
「そんなに落ち込まないで!これからの君は“別の世界”で別の暮らしが待ってる!多くの友達や仲間や家族に支えられて“あの世界”の君とは違うとっても楽しい生き方が出来るよ!」
「“別の世界”??そんなのどうだっていいよ...僕はあの世界で幸せだったんだからこのまま死なせておくれよ。」
そう...“あの世界”での生活だって楽しかったんだ。お母さんが居てお父さんが居て他に何も要らなかったんだ。でも
「本当に幸せだったかい??それに二人はもう“向こうの世界”に居るからさ!!二人の子供に生まれさせてあげられないけど...二人に会える様には出来るから!!」
「お父さんと....お母さん?」
「そう!!“あの世界”での君の親御さんを向こうに先に行かせたよ!!なんてったって君の家族は“不幸”すぎた....」
今まで満面の笑みだった彼は僕達を哀れむ様にその笑顔を伏せて少し暗い口調で僕に言った。
“不幸”その言葉が胸に突っかかるが。
(それにしても又“別の世界”で二人に会えるんだ。お父さんに会えたらどうしよう!!お母さんに会えたら何を話そうかな??)
そんな事を思っていると、ふと思い出した。
あの下劣な笑いを。
そうだ....僕は殺されたのだ。
お父さんもお母さんもそして僕も本当は死ななくて良かったんだ....あの叔父が僕ら家族を殺した。
「あいつは?死んでないの?」
怒りの篭った声音で真っ白な“男”に聞いた。
「あの世界では寿命で死んだよ。これは後で言おうと思ったんだけど、実は君達を殺した人も向こうにいるよ。あの“馬鹿”が転生させてしまった。ごめんね....」
又あいつのいる世界....あいつが居たら僕達は幸せにはなれない。
「あの馬鹿って?」
僕がそう聞くと彼は口籠もりそして答える。
「あの世界で例えるなら神だよ」
背筋が凍った。
神があの男を?何故?それじゃこの“男”は?
「僕はさっきも言った通り《 》だよ。君ら三人が可哀想であの馬鹿には内緒で転生させようとしたんだ。でも二人を転生させた後にあの馬鹿が君が嫌っている叔父を転生させてしまった。本当にごめんね。」
ふざけるんじゃない!!あの世界で僕等家族はあいつに殺された!!新しく生まれようとしている世界でもあいつがいる....幸せにはなれない。
「僕はやはり辞めとくよ....あいつがいる世界で同じ空気を吸っているなんて冗談じゃない!!又不幸になるだけだ!!」
先程までのお父さんやお母さんに会いたい気持ちとは裏腹にあいつに会いたくない気持ちが湧いて出て来る。
「そんな事は言っちゃいけないよ?あの世界では確かに君は不幸だった、でもね?君は親御さんからは望まれてあの世界に生を受けたんだ!!でもこんな結果になってしまった。あの世界の神は理不尽過ぎるよ。だからね僕にチャンスを頂戴!!君をきっと君達をきっと“幸福”にするから、それに二人も君を待っているって言ってたよ!」
「あの世界で僕達は夢を見てた!!家族で病院以外で過ごす夢を!!それをあいつは壊したんだ!!笑いながら!!これが運命だと僕を踏み付けて!!」
涙が止まらなかった。
止められなかった。
彼はそんな僕に又言葉をくれる。
「夢は覚めるものだよ!君があの世界に行く為に『 』も渡しておくよ!彼は君の所がいいみたいだからさ!でも....君になるべく彼を使わせてあげたくないと思うよ。大丈夫保険だよ!!彼は君を絶対に守ってくれる僕と一緒に彼は君を絶対に“幸福”にするから」
「それでも僕は行きたくない、あいつがいる世界に」
頑なに僕は行きたくなかった。
「大丈夫!!君を不幸にする者が居たなら彼を使えばいい!!でも注意ね!使うのは絶対に君を不幸にする者だけにだからね!!それに彼が居れば向こうで転生した君の叔父にも負けないから!!別の世界ではあの世界みたく平和じゃないよ!!闇討ちしちゃえ!!」
そんな無邪気な彼を見て僕は少しだけ笑う。
「分かったよ....気は進まないけどお母さんやお父さんにも会えるしそれに...二人がいる世界で叔父は必要無いからね。」
彼の言う通り叔父を消せばいい。探し出して消せばいい。
「別の世界に行く前に君の願いが聞きたい力が欲しいだとか地位や名誉が欲しいだとかね!」
そう言われてふと僕は我に返った。
「願い?なんでも良いの?」
それであればあいつを...そう思ったのだけれど彼の返事は期待とは違って居た。
「なんでもは無理かなぁ〜神様じゃ無いし!!」
そう笑顔で答える彼にじゃあなんで僕達を転生させられるんだと聞いてしまう。
「あの馬鹿がさっきみたいな人材しか送って来ないからだよ!あの馬鹿とは違い能力に限定されてしまうけど、あの馬鹿の後に生まれたんじゃしょうがないよね〜」
笑いながら質問を返してきた彼に少しだけ呆れてしまう。
「今呆れたでしょ!!全く〜僕の苦労を知らない人はこれだから〜」
グチグチ言っている彼を横目に何を願うかを考える。そういえば
「ねぇもしかして魔法ってあるの?」
僕がそう聞くと彼は先程の笑顔に戻りうん!!と頷いた。
「それじゃあ人より少しだけ高い魔法適正と後は魔法騎士になりたいからそこら辺お願いして良い?」
僕がそう言うと彼が驚いた様に聞き返してきた。
「その願いで本当に良いのかい?僕はそんな願い事をする人間を君以外に知らないよ。全く殆どの人が転生時に地位や名誉や後はチート?能力が欲しいだとか言いよるんだけどねーまあ聞き届けたよー」
不思議そうにしつつも聞き届けてくれたらしい。
「どんなに強い力を持っても結局孤独になるならそんな力は要らないってお父さんがくれた本に書いてあったしそれで良いよ!!」
僕の好きな本お父さんがくれた大切な。
「それは確かに!!少しだけ手を加えても良いかな?」
彼は手を打ちそう言うと僕の頭の上に左手を置いてきた。
「ほいこれで終わり!!そんじゃ又会えることを願ってるよ!」
彼が手を離しそう言うと意識が消えて行く。
(又....会えるの?)
僕はそう思い意識が消えて行く
どうでしたでしょうか?(´・_・`)今回は話が進んで無いですね?気になりますよね?なので!!手直しをしつつ早ければ前倒しで投稿します!!頑張ります!!(; ̄ェ ̄)
ではまた次回お会いしましょう!