焦燥
お久しぶりです!!全然手直しが進んでいない閑人です!!(´・_・`)
出す様に小説を書き進めてちょっと経ったんですが...いやぁムズカシイです!!
手直しに審査用の直しいやぁ〜寝る暇がない!!閑人なのに!!まあそれは置いといてどうぞ!!
一週間置き金曜日18:00からですヨロシクネ!!
代位十四生“焦燥”
「クソ!!こんな阿呆みたいに強い人間あたしゃ見たこたぁねーぞ!!油断したら死にそーだよ全く!この村の人間か?!」
ヴェネスが向かって来る刃を上に弾きながらノルに聞く。
「こんな人知りませんよ!!たった二日でこんな強い人間をよこして来るなんて!!南の国ですかね?!」
ノルは飛んで来た魔法を弾きながらそうヴェネスに返した。
遡る事少し前、村の近くに着いた瞬間だった。
急に目の前に現れた人物に皆が悪寒を走らせ、直ぐに臨戦態勢に入った一行だったが、直後にローレンが何かの魔法を使われ後方に飛ばされた。
飛ばされたローレンは後方数十メートル飛ばされたが、直ぐに衝撃吸収の魔法を使い木に激突した衝撃を抑えた。
そして直ぐにその人物はヴェネスに剣を走らせたのだった。
明らかに奇襲は失敗に終わってしまった。
しかし、もし成功したのだとしても目の前の人間には通用しなかったのではないか?とヴェネスとノルはそう思ってしまった。
「無駄話はやめなさい!!そいつは人じゃない!魔人よ!!私も初めて見るけど中身が全く別物だわ....」
明音が額の冷や汗を拭いながら吐き捨てるように言った。
知りたくも無い、出会いたくも無い、目の前のに現実を明音はみんなに告げる。
「ローレン様ご無事ですか?!今直ぐ撤退を!!でなければ皆死んでしまいます!!」
カレナはローレンに駆け寄り無事を確認しつつ撤退の指示を仰いだ。ローレンとて出来るものなら一時撤退したいが、目の前の魔人はそれを許してはくれないだろう。
ローレンが思考していると、突然カレナの背後に斬撃が飛んで来た。
「カレナ!!危ない!!」
そう叫びローレンはカレナを庇うように抱き寄せる。
《ズン》
鈍い音がローレンの背後でなった、カレナの顔が青ざめていく、ローレンが自分を庇い傷を負ってしまったと、カレナは自分の情けなさに涙が出そうになる。
「クッソ!!一撃かよ!!」
その声にカレナは顔を上げた。
上げた先に見えるのはローレンが敵を睨む顔、先程攻撃を受けたのでは無いのか?そうカレナが困惑をしていると
「防御魔法だから安心して!ったくフィリス特製の防御魔法をこんな簡単にぶっ壊すなんて魔人おっかねーわ!!」
一瞬カレナに笑顔を見せて直ぐに魔人に向き直りながらローレンは吐き捨てるように言った。
「ここで待っててやっつけてくっから!!」
ローレンはそう言うとカレナをそこに残して魔人の元へと駆け寄る。
「ダーリン無事だったかい!!そんじゃこっから逆転だな!!」
ヴェネスは迫り来る無数の斬撃をいなしながら、ローレンの無事を確認する。
「ヴェネス余裕そうじゃない!!そのまま耐えててね!!」
明音はヴェネスの背後から魔法で覆ったナイフを魔人へと投げつける。
《ギャン》
情け無い音を立てナイフが地面に落ちる。
「あんた遊んでんじゃ無いよ!!そんなもん効いたら苦労しないよ!!」
「見てなさい」
ヴェネスの問いに明音は短く答えた瞬間、先程のナイフが半径五メートルの円状に爆発する。
「これならダメージあるんじゃ無いかしら?もしかしたら倒しちゃったかもね!」
明音は勝ち誇ったように腰に両手を当て胸を前に出しヴェネスを挑発する。
「なんだって!!」
ヴェネスが明音に気をとられた瞬間、爆煙の中からヴェネスに向かい魔法が飛んで来る。
しかしその魔法は直撃する事なく
《ヴォン》
そんな空間を曲げるような音が響いた直後一同の背後でドゴォオオンと爆発が起きる。
明音とヴェネスは何が起きたのか分からないとキョトンとしていると
「戦いに集中しろ!!死ぬぞ!!」
ローレンの声が響き二人はハッと意識を目の前の敵に向ける。
今は何が起きたのかそんなのは関係無い。
あの爆発でダメージらしいダメージは見当たらなかったのが一番の問題だ。
そんな事を明音やヴェネスが思考している時左横からノルの叫び声が上がった。
「ちっ...く...しょぉぉおお」
その叫び声を聞き二人は左横に目をやってしまった。
そこには左腕を切り落とされ蹲っているノルの姿があり、その光景に一瞬だけ敵の前で動揺を見せてしまった。
少しだけ硬直した二人目掛けて無数の斬撃が飛んでくる。
本来であれば躱せたであろう斬撃が二人の腹部を切り裂こうと接触する。しかし斬撃は弾かれ砕け散った。
二人に咄嗟に防御魔法をかけたローレンはその凄まじい衝撃を目にしていた。
確かに咄嗟ではあるもののしっかり魔法は起動した。しかしながら二人は衝撃で倒れ伏せてしまった。
圧倒的力量の違い、それを前にしても今のローレンに恐怖は無い、あるのは只、目の前の敵をどう叩きのめすのかそれだけであった。
二人の無事を確認しに相手から飛んで来る斬撃を避け近づいて行く、何故かヴェネスに振った一撃以降、相手は斬撃や魔法をその場で撃つだけで、動く気配がしないのだ。
(まさか....な....)
そう思い二人に近づいて行くと
「ゔぅぅ」
「くそぉぉ」
そんな呻き声が聞こえて来た。ローレンはホッとして急いで二人に軽い回復魔法を掛ける。
それからノルにも魔法を掛けようと目を配らせたら、カレナが既に何かしらの魔法を組み上げているところであった。
視線に気づいたカレナがローレンにこちらは大丈夫だと言うように首を縦に振った。
カレナを見た時、遠目でも分かる程明らかに震えていた、そして明音やヴェネスも女性でありながら恐怖を抑えこの怪物と戦ってくれた。ノルには片腕を失わせてしまった。
(何やってんだ俺....強くなってねーじゃねか...)
ローレンは自分に落胆をしながらそれでも守る物があると再度自分が戦っている敵を睨み付け魔法を唱える
〜紅の劔よ...我が血を喰らいて顕現せよ....〜
「ブラッドブレード!!」
まだ動けない明音やヴェネス、それに自分の注意不足で負傷させてしまったノルを背にローレンは未だにその場で攻撃を続ける魔人へと走り出す。
(動かないのなら隙が多い筈.....この攻撃を受け流しつつ斬りこめばまだ行けるか)
そう考えながら向かって来る斬撃や魔法を背後に逸れない様に受け流して行く。
「もうお前死んでいいぞ!!」
ローレンが魔人を切れる間合いに入り、叫びながら血の劔を振りかざす。
しかしその劔は右手でで受け止められる、すかさずローレンは右足に魔力を込めて蹴りを入れるがこれも魔法で防がれてしまう。
「クソ!!面倒くさいな!!」
そう言うとローレンは魔法を唱え出す
〜光よ我が敵を穿て〜
「ホーリーレイ!!」
直後眩い光が辺りを照らす。手応えはあったそうローレンが思い光が再び闇に包まれるとローレンは腹部に激痛を感じる。
「はぁ?ヴッ....」
素っ頓狂な声をあげローレンは口から血を吹き出す。
「嘘でしょ?ねぇ!!ローレン!!」
そんな明音の虚しい叫び声をローレンは意識が遠のく寸前に聞いたのだった。
どうでしたでしょうか?!手直しが間に合わない分新作からは手直しが入らない様な書き方で進めております!!有難いコメントも読ませていただいております!!(T ^ T)これが初作品という事もありますが、やはりまだまだ身に付ける技術と後は、どうしても眠い時はペンを置く癖を付けたい!!眠い時に書いてしまうと表現が濃くなったり薄くなったりするんですよね〜こんな世間話は置いといてではまた来週〜(´・_・`)