旅立ち
どうも閑人です!(´・_・`)
かなりストックを作ったのにそろそろ追いつかれそうで困ってます閑人です!(´・_・`)
追いつかれないようにまたストック増やさねば(笑
というわけでご覧ください!
投稿は二日置きに18時です!!
代位十生“旅立ち”
自室に戻ったローレンはまず明音にの部屋行き事情を説明した後、フィリスの部屋へ赴き事情を説明する。
「成る程でしたらキッカリ二週間後には退団出来るように私から受付に言っておきます。最悪の場合を考え私も動く様にしますがこの話は他にだれかにしていますか?」
フィリスに言われ正確に話したのは明音だけで警戒する様に言ったのはレイとアレクセイの二人でローナには何も言っていない事を話す。
「それが正しいでしょう、ローナはフォレスに対して尊敬の念を感じ過ぎているし何かあればアレクセイが黙って無いでしょうからね。それでは貴方の退団は私がしっかりやりますので貴方は気づかれない様にいつも通りにしていてください二週間後からはあの者たちの監視しっかりと頼みましたよ。」
フィリスがそう答えローレンはフィリスの部屋を後にする。
「何が起こっているんでしょう?フェラウド様ウェルベック、あの子を守って下さい。あの子は私の大切な....」
ローレンはその後二日後に遠征に出向きそれから帰って来たのは二週間だった。
ローレンが帰ってくるなり明音がローレンに話があると部屋に招き入れた。
「彼奴らが一週間前に討伐に出ました。不覚ですあんなに早く出るなんて。」
ローレンは驚き悔しそうに明音は言う。先手を取られたこれでは彼奴らがどこに行ったのか見当が付かない。そう思うローレンだがふと気づく、今向かえばまだ間に合うのでは無いかと、そんなに急いで出たなら準備は万端ではなかったろうしまだギリギリで追いつけるのでは?と思い急ぎ退団の申請を出しに行く。
「フィリス様から聞いております、すぐにお手続き出来ますので暫くお待ち下さい」
ローレンはそう言われフィリスに心の中で感謝をした。手続きが済み退団を正式にした後でレイやアレクセイ、ローナとフィリスに別れを告げて一度実家に明音と出向こうとした時フィリスからこっちの事は任せて下さいと言われて安心する。
「そんで騎士団を辞めて来たから、これからちょっとだけ長い旅に出てくるよ母さん。」
ローレンが実家に着き母親にそう告げる。
反対をされると思っていたローレンに返ってきた母の言葉は意外なものであった。
「貴方が決めたのならそれで構わないは、でもねその子も行くんでしょ?しっかりしなさいね!貴方は私達の子なのだから死ぬ事だけは絶対に許さないからね?」
そう言われ少しだけ旅の不安をしていたローレンは勇気付けられ家を後にする。
町を出る寸前にフラウがローレン達を呼び止めた。
「明音さん、ローレンは私のもう一人のお兄ちゃんです!頼りなところもあるかも知れませんがどうかよろしくお願いします。」
フラウが短く明音にそう告げ、ローレンには明音をしっかり守る様に告げて二人は町を後にした。
「そう言えば明音さんはもう男性は怖く無いんですか?」
町を出てから歩いて四時間過ぎたあたりで休憩中ふとローレンが明音に問いかける。あの様な事があったのだから男性が怖いのは当たり前のはずなのにそういえば普通に話していた。
「今は旅の仲間なんだから!!そんなかしこまらないで良いよ!!私の事は明音って呼んで私はローレンって呼ぶから!!」
そう笑顔で言った明音にローレンは分かったと答え明音は次に先程の問いに対する答えを話し出した。
「まだ怖いよ!男の人みんな変な目で見てくるって思っちゃって最初は部屋から出たくなかったけど、部屋から出ないとこの先此処で過ごせないしいつまでもお城にいるわけには行かないからね?」
笑顔でそう言う明音にローレンは少しだけ複雑な気持ちになる。
旅の仲間であるが自分は男性だから明音は実際は怖いのでは無いかと、そう思っている時、明音が続け出す。
「でもねローレンは怖く無いの!加護を見たときは少し怖かったけど!私にとってはヒーローだからかな?全然怖く無いんだ。」
明音の言葉にどこか少しホッとするローレンは休憩を終わりにして進み出す。
日が傾き始め先程の休憩から約三時間歩いた辺りで今回は野宿だなと思いローレンは支度し出す。
「ねぇローレン....すきな人はいるの?」
突然明音が聞いてきてテントの準備をしていたローレンは自分の手をハンマーで叩いてしまう。
「ごめん!そんな動揺すると思わなくて!」
痛がっているローレンに明音が謝り出す。
「焦ったのは確かだけど集中してなかった証拠だから大丈夫だよ!」
ローレンは慌てて大丈夫だからと言いテントを張る作業に戻る。
「それで?いるの?」
再度聞き返す明音にローレンは居ないと答えた。居るはずもない今まで忙しかったし、そういった目線で周りを見ていなかったからなとローレンは今までの事を思い出していた。
「それじゃあさ私が告白しても誰も怒らないよね?」
質問の意味がわからないとローレンは明音にふざけた様に聞き返す。
「何だよそれ?もしかして俺の事好きなの?こんな美人に好かれるなんてなぁ〜〜」
そのローレンのふざけた問いに対しての回答の返事はローレンにとって凄く静かで胸が高鳴る回答であった。
「そうだよ、好きだよ?助けてくれた時ね!みんなが貴方を怖がってた時、私だけは貴方に恋をしたの!正直自分でも何で好きになったのか分からないけど、貴方が意識を取り戻して少しだけ話をしてた時も心臓が凄い早くなってた。貴方と話せなかった三年間は凄く寂しかったけど、貴方とすれ違う度に好きだなぁって感じてた。でもね此処から先は守られていない命懸けの旅になるから言っておこうって思ったの!死亡フラグだけどね!」
明音が笑顔で言い終えると、死亡フラグは分からないがきっと大丈夫だろうとローレンが思うと共に明音の告白に対する答えをローレンは言った。
「なんだか照れるけど!ものっ凄い照れるけど!!先ずは答えとしては、今はまだ好きか如何かってのは分からないけど、そんなのはきっと付き合った後でも実感できるので、今は素直に喜んでそんで俺からも付き合って下さいと言いたい!!」
そう言い終えると明音は目に涙を浮かべて頬を赤らめ笑いながらまだ私告白してないよと言われローレンも顔を赤くする。そんな二人の旅一日目は寄り添って終了したのであった。
翌る日明音は近場で水浴びをしていてローレンは朝食の準備を済ませていた。ローレンはふと昨日の事を思い出し顔を赤らめる。
「ローレン!エッチなこと考えてたでしょ?」
水浴びから帰ってきた明音に突然言われローレンは否定しようとしたが直ぐに冗談だよと明音が舌を出し笑って見せた。
二人はそんなやり取りを終えて次の町へと足を進める。自分たちのいた町から歩いて十三時間かけて次の町へと二人は到着した。
検問を抜けて町の中に入った二人は宿を見つけてから、勇者一行の動向を探し時始めた。
「そっちは良い情報見つかった?」
宿屋の食堂に集まった明音がローレンに問う。
「意外と移動が早いみたいだね、それらしい集団を見たのは一週間前らしくってもう此処からは出て居るみたいだ、有力な情報は此処から五日かけて行く町である人物と合流する事ぐらいかな、下手したらもう着いてるだろうね。」
ローレンと明音は難しい顔になりながら今晩此処で止まって明日にでも直ぐに出発する手筈を整えるためローレンは再度明音と分かれる。
歩いて五日なら馬の方が良いのでは?と思いローレンは馬を借りることにした。
先程ぶりです!閑人です!
ローレンさんに恋人が?!俺にもいないのに...まあこの展開がどう左右されるのか今後の展開をお楽しみにです!!




