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一期一会の強制転移~出会いが紡ぐ物語  作者: 本宮悠真
第1章 始まり
1/3

プロローグ

初めての投稿です。もし意見があれば、よろしくお願いします。今後の創作に生かしたいです。


 

 彼、こと山咲岳はどうやら異世界に強制転移させられたようである。


 岳は高校生として毎日を生活する平凡な学生である。

 大抵のことは自分でできるため、岳は特に不満もなく、そして特にやりたいこともなく、毎日を過ごしていた。

 確かに刺激がほしくなかったわけでではない。むしろ欲していた。


 しかし、である。それはある程度の常識内での話である。


 こんなぶっとんだ刺激は欲していない! そう思う今日この頃であった。


***************************************


「は?どこだここ?」思わず声が出る。

 さっきまで俺は**************していたはず。

 そう思いつつ、混乱している頭をなだめすかし、俺は360度ぐるりと見渡す。

 すると俺の目には、信じられない光景が飛び込んできた。


 眼下に広がる()()()、宙に浮かぶ()()の太陽、そして目の前を通りすぎていった()()()()()

 この光景から俺は必死に考えまいとしていた一つの結論にたどり着く。

 どうやら、地球じゃないどこかにいるようだ、と。


景色を眺め終えて、特にやることもないので直前の記憶を思い出してみる。

結果・・・直前といわず記憶があいまい。

俗にいう記憶喪失だ。やばいな。


 五感を通して感じる情報が鮮明であることから、夢やゲームの中にいるわけではないようだ。

 そして、これまでの状況から推測できるここの場所は”異世界”らしいと分かった。


「確かに異世界には憧れがあったけど、いざ自分、てなるとなー。心の準備ができないっていうか、なんというか・・・

 何よりもあの快適な生活ができなくなるのがつらいなー。

 こんなことになるんだったらもっといろんな事やっとくんだった。」


 そうつぶやき、元の世界の未練とこれから起きるであろう数々の苦労に頭を悩ませ、俺はため息を一つ。

 そんな俺のの脳裏にある一つの異世界のお約束が浮かぶ。それは・・・


「俺、なんか強い力を得てるんじゃないか?ことによったらこの世界で最強キャラ目指せるんじゃね?よし、確認だ。」


 そうして俺は様々なことをやってみた。試せることは全部試したといっても過言ではない。

 しかし、現実は残酷だ。 結果・・・特に変化なし


 なんかさっきフラグっぽいせりふはいたけど、ご丁寧に回収してくれなくてもいいのに。まあ、発動条件を満たしていないだけかもしれないことだけが唯一の救いか。


 そんなことを思いつつ再び大きなため息をつく。


 特に力もなし、記憶もなし、元の世界に帰れる当てもなし、ないないぞろいの3拍子。

 もしかして俺詰んでるんじゃね?

 俺はかなりまずい状況にいることを実感する。何しろないないぞろいの3拍子である上に俺が今いるのは山の上。近くに人の気配もない。

 現代の日本人をなめているのだろうか?


「食いものもないのに・・・ただの日本人にどうやって生きてけっていうんだよ。」


 俺はそういい力なく座り込む。するとどこからか、

 ~お困りのようだね。特別に君の疑問に答えてあげよう。~

 と頭の中に直接ひびくような声がし、俺は意識を失った。


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