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森にも平和なんて無いんだな…

森の中は小鳥の鳴き声や、風が揺らす枝葉の音が溢れて癒やされる空間が広がる。

思わず目を閉じて深呼吸したほどだ。


採集に適したポイントは幾つかあり、それぞれ違った薬草やキノコ、木の実や樹脂などの合練素材が手に入る。


俺は1番手近なポイントから巡る事に決め、ぼちぼちと歩く。だいたい徒歩3分程度なので、考え事をする暇も無くあっさり着いた。


木々が途切れ、日の差し込む広場のようなこの場所は薬草や花が採れる。


怪我を治す薬草、毒を緩和する薬草、料理の匂いを引き立てる花びらなどがあるが、今回は1番需要のある治癒の薬草を採集する。

毒消しは効果を実験しないと売れないし、自分で実験する気にはならないので後回し。


割と繁殖力の強い草で、2~3日で元通りになるため使い勝手が良いのも魅力だ。


ある程度残して移動する事を繰り返し、薬草の採れるポイントを回った結果、思っていた以上の量が集まった。


「よしよし、これだけあればかなりの合練ができるな。腹も減ってきたし、帰るか」


誰に言うでも無く思った事を口に出し、帰り道にしておいたキノコの採集ポイントに向かおうとした時……


「うわぁぁぁ、たっ、助けてー」


おや?


こんな危険など少ない森に何故助けを求める悲鳴なんぞが聞こえるのだろうか。

俺の頭の中は疑問だらけで、助けに行くという普通の行動すらしない有り様だ。


「ギャァァァ、ヒィィィィィ」


首を傾げ、考え事をしている間も断末魔のような悲鳴が続いている。


なんとなく無視したいイベント臭がするのだが、悲鳴のする方向はこれから向かう予定のポイントなので、仕方なく足を向ける。


あまりにも五月蝿い叫びに近付いた俺は、木に体を隠したまま向こうを覗き込んで………


「なっ…んだ…と……そんな……バカな……何故だ……」


俺は目の前の光景が信じられず、愕然とした……




残りの借金:100,000,000ガラル

いつになったら借金が減るんやろ……ま、なかなか減らないのが借金かな

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