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家と森の狭間

ゲームとかのファンタジーで森に行くって言うと、普通は1番最初に冒険で行くダンジョン的なモノだよな。


ヒロインと出会ったり、行ってる間に住んでる村が襲われたりする伝統ある場所だ。


そんな人生を変える何かが起こる場所は……………家の外全てだ。


入り口のドアを開けたらダンジョンとか何の盛り上がりも無い上に、イベントらしさの欠片も無い。


うん、何も起こるわけないよな。


「はぁ、さっさと行くか」


テンションの低いまま、道具袋と護身用の装備(単なる木刀と継ぎ接ぎの帽子)を持った時、奥の部屋から何かを引き摺るような音がした。


ズリズリと床板を這いずり回るような気配……は確実にこちらに近づいてくる。


昔観たホラー映画に出てきた、井戸から出てくる黒髪の悪霊か?見たら呪われるのか?


それなら見なければいいと脳が騒ぎ立てるが、固まったように身体が動かない。


そして………遂にそれは現れた。


「ね、ね~さ~ん、で…出かけるのか~い」


床にうつ伏せになった悪霊の吐き出しだ、か細い震えた声は俺を姉さんと呼んだ。


悪霊……もとい謎の病気持ち、自宅警備員のカレックスだ。


今日は1段と凄まじい登場だか、これは演技なんじゃないかと思ってしまうほど普段は元気なのだ。


「あ、ああ。森に薬草とかを採りにな。お前は……いいから寝てろ」


「き、きを…つけ……て~……ぐはっ」


………何か力尽きたぞ。近づいて調べたら「返事がない、ただの屍のようだ」とか表示されそうだ。


最初は本気でビビって焦ったが、もうカレックスの病気にも慣れてきた。適当にベッドに運び、放っておく。


どうせ死なないとわかっていれば、扱いも変わるってものだ。


森の中より家の中の方が緊張感溢れるイベント盛り沢山とかシャレにならねー。


何か更にテンション下がって、やる気も出ないが外の方が平穏だ。


「……意外と森って遠いんだな…」

疲れて帰った自宅の扉を開けるように俺は家から出た……………ありえねぇ


残りの借金:100,000,000ガラル

三話目にしてやっと主人公意外が登場。表現とかマズい可能性があるとは思います。感想だったり、ダメ出しなどあったらお願いします。

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