67話 設定とか色々あるけどやっぱり生かしきれてなかったりする
山餅「皆様お久し振りです山餅です」
魔理沙「とりあえずいう事はそれだけか?」
霊夢「もっとあるでしょう?」
山餅「私生活忙しすぎて手が出ない」
魔理沙(ニッコリ)
霊夢(ニッコリ)
山餅「ちょ、やめっ( ^o^)<うわぁぁあ!」
恵生「……………あ、そうだ今回からまた書き方を変えてみたそうだ。なにか不満があったら元に戻すそうだぞ」
長命「それではどうぞ〜」
皆がそれぞれ別の場所に飛ばされ、銀糸台たちが亜流と戦っていた頃別の場所でも戦いは繰り広げられていた。
霊夢「何なのよ……これは!!」
魔理沙「そんなこと私に言われても困るんだぜ…………」
霊夢「なんとかしなさいよ!!」
魔理沙「それが出来たら苦労しないぜ……」
そんな言い合いをしている二人の周りには、沢山の妖精がいた。
ただ、いつもとは雰囲気が違う。目がまるで人形のように生きたものの目とは思えない目だ。
そんな妖精が目の前に沢山いるのだ。
霊夢がそう言いたくなるのも頷ける。
沢山の妖精と表現したが、中には妖怪のような奴や人間のような奴らもいた。
しかし、その目はどれも生者のものでは無い、と感じる。
そんな奴らと暗い森の中で対面する。
正直不気味すぎて怖いぐらいではある。
その2人は怖がる素振りも見せてはいないがそれはある意味慣れというものかもしれない。
咲夜「……言い合いをするのは勝手だけど無駄な体力を使わない方がいいと思うわよ」
二人の言い合いに静止をかけたのはこの場に居た咲夜であった。
霊夢の言いたいことはわかるがそんな事を嘆いたところで、この問題は解決するものではない。
だからといってこのまま相手を倒し続ける体力もない。
魔理沙「4人だけでこの量を相手にするのが間違ってるんだと思うんだぜ…………」
咲夜「確かにね……」
霊夢「いきなり森に飛ばされたと思ったらすぐにこの大群、おもてなしにしては待遇しすぎじゃないの?」
魔理沙「そんな事言う余裕はあるんだな………」
霊夢「こんな事言ってないとやってられないのよ!」
そんな会話の間でも、妖精達はやってきているがそれを弾幕で対処している。
霊夢「神玉のお陰で相手の攻撃に関しては問題ないのだけれどね………」
相手も弾幕を張ってくる。
しかし神玉の結界でそれらすべて塞いでいる。
そのお陰で3人は攻撃に専念出来ている。
神玉「恵生様に皆様のサポートを任されましたのでこれぐらいは当たり前です」
霊夢「だけど長期戦になると不利ね………」
魔理沙「そういやフランはどうしたんだぜ?」
咲夜「妹様は…………」
フラン「みんな〜、危ないよ〜」
禁忌「クランベリートラップ」
上空からフランの声がしたかと思うと空から丸い弾幕が降り始め、妖精たちの方へ誘われるように向かっていく。
妖精たちは避けることもなく被弾し、その姿を消していった。
弾幕が収まる頃には霊夢達の周りの妖精達は消え去っていた。
魔理沙「流石吸血鬼……」
霊夢「それ今関係あるのかしら?」
フラン「ふふーん」
フランがドヤ顔をしているなか、奥の方からまた妖精達が四方を囲みに接近する。
魔理沙「それなら今度は私の番だな」
魔理沙はそう言いながら、帽子から二つのミニ八卦路をとりだす。
魔理沙「危ないからみんな屈んでた方がいいぜ」
恋心「ダブルスパーク」
二つのミニ八卦路を両手に1つずつ持ち、前に向け、ミニ八卦路から巨大なレーザーが放たる。
前方にいた妖精達はそのレーザーで全て消滅していく。
魔理沙「そこから………こうだ!!」
前に向けていた両腕を横に突き出す。
そして体に回転を加える。
そのレーザーは四方の敵を全て焼き払った。
焼き払ったのは敵だけではなかったが
魔理沙「ふいー……」
フラン「魔理沙すごーい!」
魔理沙「そうだろうそうだろう」
霊夢「ここら辺の木全部薙ぎ倒されてるけどね」
魔理沙「そ、それは……まぁ……必要な犠牲だったってことで」
言いよどみながら明後日の方向を見る魔理沙。
一同はジト目でそれを見た。
そんな中神玉が発言する。
神玉「一通り倒したようですがまだ反応が残っております」
咲夜「あれでまだ生き残ってるやつがいるのね………」
霊夢「多分そいつらだけでしょうけどね」
木々は全て材木と化し、その場に乱雑に積まれている。
そんな中を進んでくる人影が3つ。
それは見慣れている人影であった。
相手を視認した瞬間であった。
衝撃が走った。
それは二つの意味で。
神玉「なっ……!?」
神玉の結界がいとも簡単に破壊された。
結界の強度はそれこそ先程までの戦闘では傷一つつかなかったほどのものが一瞬で壊されてしまった。
結界を壊したのは1発の拳の力だけである。
壊れた結界が赤い髪を写す事を最後の仕事にして、空気に消えていった。
咲夜「まさか………」
咲夜が何かを言い切る前に、弾幕が飛んでくる。
水&木符「ウォーターエルフ」
青色の小さな弾幕と黄色の泡のような弾幕は4人目の前の人物を避け、4人に向かって行く。
夢符「封魔陣」
飛んできた弾幕は空高くまでとどかんとする結界によってかき消された。
しかし弾幕は途切れることなく飛んでくる。
霊夢「辛いわね…………」
結界を維持させている霊夢は辛そうな顔をする。
それだけ高威力の弾幕が撃ち込まれているのだ。
霊夢「…………このままじゃ不味いわよ」
咲夜「………………私が行くわ」
霊夢「……………分かったわ」
霊夢は咲夜の顔を見て了解の返事だけをする。
言いたい事はあったがそれは今言うべき事ではないと思い、霊夢は結界を解く準備をする。
傷魂「ソウルスカルプチュア」
霊夢が結界を解くと同時に咲夜はスペルを唱える。
咲夜の姿が見えなくなったと思えば、片方の相手の前にナイフを持って迫っていた。
咲夜「……………」
??「……………」
咲夜「流石ね……美鈴」
美鈴「……………」
咲夜のナイフを持った手は、美鈴の片手で防がれていた。
咲夜は連撃を加えるべく、別のナイフに手をかけようとする。
美鈴はそれを見逃すわけもなく、ナイフを持っていた咲夜の腕を掴み、咲夜を投げ飛ばした。
咲夜「クッ……だけど……ね!!」
投げられながらも咲夜は美鈴に向かっていくつかのナイフを投げた。
美鈴はそれを軽く躱す。
さらに美鈴は空中に浮いた咲夜を追撃すべく、地を蹴った。
しかしその追撃は空中で咲夜に届く前に止められる。
フラン「美鈴………!!」
美鈴の突き出した拳とフランの拳が空中でぶつかりあっていた。
力負けしたのか美鈴の体は吹き飛ばされる。
咲夜「妹様……!?」
着地した咲夜はフランの方を見ながらそう言った。
しかしそうしている間に別方向から弾幕が飛んでくる。
咲夜「くっ………」
霊符「夢想封印」
別方向からの弾幕は霊夢の夢想封印の光に飲まれ、弾幕が飛んできた方向へ飛んでいき、着弾する。
霊夢「これでどうかしら………?」
火水木金土符「賢者の石」
着弾し、砂煙を上げていた場所からは5色の光が少し見えていたが、
砂煙が晴れるとともにその光は消えていった。
相手……つまりパチュリーは賢者の石のスペルを攻撃ではなく防御に使用したのだ。
その証拠に彼女は怪我一つおっていないのだ。
霊夢「防がれたわね………」
魔理沙「それならもう1発入れればいいんだぜ!!」
恋符「マスタースパーク」
巨大なレーザーがパチュリーの方へ飛んでいく。
しかし、パチュリーに当たる前に横にいた小悪魔が前に出て魔法陣による防御壁を張る。
魔理沙のレーザーは受け止められはしなかったが、軌道をずらされパチュリーに当たることは無かった。
魔理沙「えぇ!?まじか!!」
小悪魔「………………」
霊夢(あれは操られているというより、必死に戦っているようね…………)
神玉(霊夢様、彼女達にはなにか能力の使用跡があります)
神玉は他には聞こえない様に霊夢に伝えた。
霊夢(なるほど………能力の効果を消すことが出来ればいいのね………というよりよくそんなことわかったわね)
神玉(恵生様から連絡があり、そのようであることを敵側がペラペラ喋ってくれたそうです)
霊夢(……………そう、でも手段が無いのよね)
神玉(我に考えがあります)
神玉がいう作戦を聞いた霊夢は納得する。
霊夢(確かに………それならいけそうね……でもそんなこと出来るの?)
神玉(可能です。しかし………その後暫くは我は結界などの補助ができなくなりますゆえ………)
霊夢
神玉
神玉は霊夢の元を離れ、空中で停止する。
二つの陰陽玉はその姿を変える。
現れたのは二人の男女、男性の方は陰陽道に通じた者の様な服装をしている。
それに対して女性の方は頭に特徴的な4本の角が生えており、服装は白い服に紺色のマントのようなものを羽織っている。
そしてそれを見た霊夢達は唖然としている。
神玉(男性)「この姿になるのも久しいな」
神玉(女性)「そうね……でもあまり時間がないから始めましょうか」
神玉(男性)「そうだな」
2人は巨大な結界を一瞬にして張ってしまう。
そして美鈴、パチュリー、小悪魔の目を覆うようにしている何かが見える。
神玉(男性)「能力の使用痕を可視化しました」
神玉(女性)「フラン様、あれの破壊をお願いします」
フラン「………え?」
神玉(男性)「いまならば破壊可能ですので頼みます」
フラン「あ、うん……」
フランは戸惑いながらも能力の使用痕の破壊の目を見つける。
フラン「きゅっとしてドカーン!!」
三人の目を覆っていた何かは破壊され、消えてしまう。
神玉(男性)「これで大丈夫の筈です……………」
神玉(女性)「そして我らも限界のようです……………」
周りを覆っていた結界は消え、神玉らは普通の陰陽玉に戻ってしまった。
霊夢「神玉、お疲れ様」
咲夜「霊夢……さっきのは一体何なのよ?」
霊夢「………私も知らなかったわ」
魔理沙「それにしても三人は元に戻ったのか?」
霊夢「神玉は大丈夫って言っていたけど…………」
能力の使用痕を破壊された三人は頭をおさえ蹲っている。
そして、美鈴が顔を上げる。
美鈴「…………あれ?皆さんいつの間に………」
フラン「美鈴〜!!」
美鈴「え?ちょ、ま…………」
美鈴が言い切る前にフランに抱きつかれフランの頭が鳩尾に入った。
美鈴「グフッ……!!」
咲夜「パチュリー様たちも大丈夫でしょうか?」
魔理沙「こっちは気絶してるが大丈夫みたいだぜ」
咲夜「よかったわ……」
美鈴「す…少しはこっちにもかまってくれませんかね………」
咲夜「美鈴も大丈夫みたいね」
美鈴「信用されているのか、心配されないだけなのか………」
霊夢「前者だといいわね」
咲夜「それより紅魔館に急がないと……………色々と心配だわ」
魔理沙「そうだな、とりあえずパチュリーは咲夜達に運んでもらった方がいいと思うぜ」
美鈴「結局最後までスルーなんですね!!」
なんてことを話しながら紅魔館に向かう一同であった。
??「…………………まだ監視を続けるんですね。
わかりました」
霊夢達が去った後、一つの人影があった。
誰かと連絡をとった後、霊夢達とは別方向に歩き出す。
??「一体何を考えてるかわからないねー……………ま、いいか」
そしてその人影は森の中に消えていったのであった。
群雲「ぶっちゃけなんか色々ありすぎてやばいな今回」
優斗「そだね〜」
銀糸台「最後のヤツ誰だ?」
山餅「そこら辺は秘密ってことで、まぁぶっちゃけ次回上げるのに躊躇してますが…………」
群雲「それどういう意味だ?」
山餅「……………それは次回をお楽しみに」
銀糸台「え?何その言い方」
山餅「次回お楽しみに!!」
恵生「…………………」