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東方金神龍  作者: 山餅
第四章 萃夢想〜strength〜
63/74

63話 能力の凹と連撃の凸

(^ω^)はぁい山餅ですよ。皆さんお久しぶりです。できれば誕生日に投稿したかったが無理だったよ…………(誕生日は12月6日でした)

ま、久しぶりなので文とかメチャクチャかも知れませんが暖かい目で見守ってください。

それではどうぞ( ゜д゜)ノ

怜依「くっ………」


怜依は一旦妖夢との距離をとる。今の一瞬の出来事を理解出来なかった。


怜依(今……何が起こった?)


自身の能力が効いてはいなかった訳ではない。怜依の能力はあらゆる物を切る程度の能力。突然現れる現象も能力で時間を切っただけである。

刀に触れたものはほぼ真っ二つになる。

だが、彼女自身気づいてはいなかった。

刀に付与されている能力の効果対象となるのは刃の部分だけである。

要は感覚の問題である。だから気づく事は無いのだ。


妖夢(やはり刃の部分のみみたいですね…………)


妖夢はそのことに気がついていた。いや、気付かされたというべきか………



時間は遡り、妖夢が銀糸台達と別れ、楼観剣を直してもらっている鍛治屋へ赴いていた。


妖夢「……まだ気が早いですかね」


妖夢は店先でそう呟いた。


??「………何をしている」


妖夢「みょん!?」


??「………………」


妖夢「………………」


??「………………」


妖夢「………………」


??「………楼観剣か?」


妖夢「………え?」


??「………修復なら終わっている」


妖夢「………そうですか」


??「…………迷いか?」


妖夢「…!?」


??「……自身に託された刀を折ってしまったんだ……いたしかたなし」


妖夢「……………どうしてそのことを」


楼観剣、白楼剣ともに祖父である妖忌から託された刀である。それを知っているのは少なくとも身内、もしくはあの人ぐらいだろう。


??「……………その刀を作ったのは俺だ」


妖夢「!?」


??「………………だからわかるその使い手の心情もな」


妖夢「…………」


??「…………ついてこい」


妖夢「………………」


妖夢はその鍛冶屋の妖怪の後をついていく。彼は店の中に入ると何かのスイッチを押す。すると床から物音がしだす。


??「……………そこ危ないぞ」


妖夢が自分が居た場所から離れると、そこ床がずれ始めて階段が現れた。


??「……………私の趣味ではない」


妖夢「は、はぁ………」


そこは否定しなくてもいいのでは……と思いながら下に降りていく彼の後をついていく。


妖夢「…………ここは」


階段を降りていった先には広く開けた部屋がそこにあった。壁にはいくつかの武器が置いてあり、それ以外には装飾もなく、まるでどこかの道場のようであった。


??「…………………」


妖夢「…………………」


??「…………名前を教えておかなきゃな」


妖夢「え?」


??「…………色々と不便だからな」


妖夢「…………はい」


??「…………俺の名前ははく 明鉄あきかねだ」


妖夢「伯さん………」


明鉄「明鉄でいい…………」


妖夢「明鉄さん………ここで一体何を………………」


明鉄「勝ちたいか?」


妖夢「え?」


明鉄「…………こいつを使え」


明鉄が渡して来たのは壁にかけられていた刀、しかも刃引きがされてない刀である。

対して明鉄が取ったのは普通の木刀である。


明鉄「………本気で来い」


妖夢「しかし……」


明鉄「………構わん、来い」


妖夢「……………はい!!」


2人は正面で向き合う。妖夢が構えたのに対し、明鉄は木刀を片手に持っただけである。構えなどは全くしていない。


妖夢「………………」


先に動いたのは妖夢である。一気に踏み込み切りかかる。

だが次の瞬間には妖夢の首に明鉄の手刀がギリギリ当たらない位置にあり、自身の刀の刃は相手には向いていなかった。


明鉄「……………手刀でなく刀だったら死んでいたな」


妖夢「な…………」


明鉄「…………何をしたかそれを今から教えよう」


明鉄がやったことはただ木刀の切っ先を妖夢の刀の腹にあて、軌道をずらし、そこへ踏み込み手刀を妖夢の首元へ持ってきただけである。

簡単に言っているがこれはかなり難しい、自身の刀の長さ、腹の狭い幅に当てる、それ以外にもあるが技術がかなりいるだろう。


妖夢「……………」


明鉄「………刀を見ればわかる、普通ならば切れるものではない刀、だか、綺麗に切れている」


妖夢「相手の能力……あらゆる物を切る程度の能力ですね」


明鉄「……だが、それは刀全体だったか?」


妖夢「……………あ」


先程の戦いの時、半霊で刀を抑えていたが半霊は切れていない。刀全てにその能力が付与されていたのならば半霊は真っ二つだっただろう。


明鉄「……………違うみたいだな」


妖夢「はい、その通りです」


明鉄「………それならばその戦い方を練習する…刃に触れない戦い方を」


妖夢「なぜそこまで………」


明鉄「………頼まれたからな」


妖夢「一体誰に………」


明鉄「……………それは教えられん」


妖夢「そうですか…………」


明鉄「……………時間が無い、始めるぞ」


妖夢「はい!」





妖夢(…………本当にすごい人でした。刀を見るだけであれだけのことがわかるんですからね)


怜依(………くそ、わからない)


妖夢「…………………」


妖夢は怜依の正面で構え直す。ただ怜依にとってそれはかなりの威圧になった。

人というのは自分がわからないものに対して恐怖心を抱く。

だから妖怪というものが生まれるのだがその話は今は置いておこう。

そして怜依の前にいたのは先程とはうって変わった少女、あの少しの間に何があったのか、なぜ自分の能力が効かないのか、様々な思考が彼女の中でぐるぐる回っている。

わからないという恐怖心。

それがあるから威圧されてしまう。


怜依「…………………」


妖夢「………………」


怜依「……………なぜだ」


妖夢「……………」


怜依「………切る」


怜依の姿が消え、妖夢の前に現れる。だがそれでも妖夢にその刃が当たることは無い。


妖夢「……………」


怜依「……………くそっ」


妖夢「…………これで終わりにさせてもらいます」


怜依「なんだと?」


妖夢「ふぅ……………」


1枚のスペルカードを取り出し、宣言する。


妖夢(何時までもこの戦法が持つとは思わない…………なら早めに手を打つのみ)


奥義「西行春風斬」


妖夢がスペルを発動させたと同時に怜依の方へ踏み込み、すれ違いざまに切る。それを連続で繰り返す。


怜依(くそっ……捌けない…!!)


少しだけ隙があるが、切る時に出る衝撃波のせいで近づくことも出来ない。


妖夢「…………」


怜依「そこだっ!!」


怜依の刀が届く瞬間、妖夢の姿が消える…いや、半霊に戻る。


怜依「何っ!?」


妖夢「残念でしたね」


断迷剣「迷津慈航斬」


怜依「な…………」


楼観剣が巨大な青い光の刀に変わり、怜依に直撃する。

砂煙を巻き上げながら、青い光はまだ消えることは無い。


長命「…………一体なにが」


妖忌(………成長したな、妖夢よ)


妖夢「はぁ…はぁ…」


砂煙が引き、青い光が消えると肩で息をする妖夢と力なく倒れている怜の姿があった。


妖夢「あ……りがと…う……ござ…い…まし……た」


妖夢はそう言い終わると、体勢を崩し、倒れそうになる。


妖忌「おっと……」


妖忌がいつの間にかそばへ行き、支える。


妖忌「流石じゃな…………」


長命「ほんと…なんでクソジジイにこんな優秀な孫がいるのかねぇ」


妖忌「ふっ……羨ましいか?」


長命「…………………もういいわ」


怜依「…………負けたのか」


長命「…………まだ喋る元気はあったのか」


怜依「………暫く体は動きそうにないがな」


長命「さて…お前には色々聞かせてもらおうか………」


怜依「負けたからな………それぐらいはいいだろうな」


そして怜の口から話された真実は長命達を驚愕させるものだった。

しかしそれを語るのはまた別の機会……………………

うむ……モンハン楽しいZOY。友達に無理やりハンターランク4まであげさせられてたよ…………上位だよ……先に村クエからする派の僕には辛かったよ……

とまぁ、そんなことはさておき次回は銀糸台たちのパートですかね?


銀糸台「久々すぎて何しようとしてたか忘れた」


レミリア「そうね………」


亜流「そうっすねぇ………」


お前ら………カットするぞこの野郎


3名『すみませんでした』


まぁ、次回も戦闘パートですね…………

(早くコラボに行きたい……………)


恵生(しかし作者は忘れていた………誰とコラボするのかを)


忘れてねぇよ

でも連絡つかない人はどうしようかなと迷っています…………ま、そこら辺はコラボ作を上げる時にでも活動報告にでも報告させていただきますね………んじゃま、またお会いしましょう。(1ヶ月以内には更新したいな…………)

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