44話 日常とは日々の何気ないことである
どうも調子に乗って二日連続で出しちゃった山餅です。でも今回はかなり短くなっております。何故かって?いいかんじでくぎれそうなのがこの辺だったからです。
それではどうぞ!!
銀糸台が目覚めた頃人里では、ある店が繁盛していた。その店の名は仙郷亭。群雲のやっているお店である。
そして今は昼を過ぎ、客足も落ち着きつつある時間帯。
群雲「はー、疲れたな」
長命「本当、ちょっと休憩入れようぜ」
二人が店の休憩室に行こうとした時、群雲はある人物が目に入る。
群雲「あいつは……」
長命「どうした、群雲?」
群雲「いや、なんでもない」(なぜあいつが……)
そしてさらに時間が過ぎ、また客がふえ、そして店を閉める時間になった。
ちなみに長命は一足先に帰っていた。彼曰く『妖夢の負担がやばい』だそうだ。
群雲は1人店に残り、計簿をつけていた。
店内にはそろばんを弾く音だけが響いた。
群雲「……そこにいるんだろ。いい加減でてきたらどうだ?」
??「どうしてもわかってしまうんですね」
群雲「誰が仙人のいろはを教えてやったと思ってるんだ華扇」
店の扉が開くと、そこには頭にシニョンキャップと呼ばれる二つの丸い、髪をまとめるようなものをつけており、右腕は包帯が巻かれていて、左の手には鎖がついている人物が出てきた。
彼女の名前は茨木 華扇群雲と同じく仙人である。
群雲「別にこそこそしなくてもいいんだぞ?」
華扇「ですが、勝手に入ったらお邪魔でしょう………ってそう言う事をいいに来たんじゃないんですよ!!」
群雲「なんだ、いきなり?」
華扇「なんでここにいるんですか!?」
群雲「なんで……って言われても」
華扇「せめて連絡ぐらいしてください」
群雲「………はい」
華扇「だいたい黙ってどっか行くなんて……」
群雲「あーもう悪かったって、どうかこの通り!!」
群雲は首を曲げ、頭の前で手を合わせて謝っていた。
華扇「…………」
群雲「………今からなんか作ってやるから、な?」
華扇「……………がいいです」
群雲「え?なんて?」
華扇「///だ、だから甘いものがいいですっていったんです」
群雲「了解、了解」
群雲はそう言って厨房の方へ行ってしまった。
華扇(寂しかったなんて言えません………)
華扇は紅くなった頬を抑えながら、群雲が食べ物を持ってくるのを待っていた。
その頃長命はというと………
長命「はー、終わった終わった」
妖夢「毎日本当に助かります」
長命は白玉楼に戻り、料理の手伝いをしていた。その量は皆様ご察しください。
長命と妖夢の二人は一通り料理を終わらせ、自分たちの分の晩ご飯を用意していた。
幽々子「おいしs「さっきあんだけ食べただろ!|(でしょう!)」
幽々子「英華〜二人がいじめる〜」
英華「めっ!です、いじめちゃめっ!です」
妖夢「くっ、卑怯ですよ……英華ちゃんを使うなんて……」
長命「英華、幽々子は晩ごはん食べてたのに人の晩ご飯まて食べようとしているんだよ」
英華「?」
長命「つまり人のものを取ろうとしてるんだよ」
英華「ダメです!人のものを取ることは悪いことです!」
幽々子「長命〜 (泣)」
長命「流石に俺も食べないといけないから許してくれ」
なんだかんだで幸せそうな家庭である。
その日、幻想郷に一つの流れ星が落ちていった。
その星は願いを叶える流星かそれとも………
山餅「はい、今回はこんな感じでした。まぁ気にせずやっていきましょう」
恵生「長命ェ……」
山餅「なんか長命と幽々子が夫婦で二人の娘がいるみたいだね」
銀糸台「俺が死にかけてるっていうのにイチャコラしやがって」
群&長「誰が?」
銀糸台「お前らだよ!!」
山餅「また次回会いましょうそれでは」