43話 宴会の裏では………
山餅「どうも皆さん山餅だ!!今回は新章突入にちなんで皆様にお知らせがあります!!」
恵生「お?なんだ??」
山餅「あともこたん自機オメデト」
妹紅「もこたんいうな」
山餅「あとうどんさんも出てないけどオメデトもう少ししたら出てくるから待っててねー」
恵生「で?お知らせとは?」
山餅「後書きでやります。それと今回少し書き方を変えました。前とどちらがいいかコメントください。今回の方がいい場合暇なときにでも1話の方から手を加えて行きたいと思います。前までの方がいい場合今回のお話だけにしますのでどうぞ宜しくお願いします。それではどうぞ(^ω^)_凵」
銀糸台「ここは……どこだ?」
銀糸台が目を覚ますと、そこにはいつもとは違う天井があり、体を起こすと体の節々から痛みが走った。
銀糸台「ぐっ………」
その時、襖の開く音がした。
恵生「おお、おきた……「え!起きたの!!」ぶへっ!!」
恵生「次からは気をつけような」
レミリア「………はい」
恵生「全く………」
先程はレミリアが飛んできて恵生の後頭部に当たり、レミリアが回転しながら銀糸台に当たるという謎の事故が起こった。それにより銀糸台は気絶中、恵生はレミリアに説教中である。
恵生「あーあ、どうするか……」
銀糸台「う……あれ?どうしたんだ?俺……」
恵生「あ、良かった。死んでなかった」
銀糸台「なんか恵生が入ってきたところまでは覚えているんだが……」
恵生「覚えてない方がいいことがあるんだよ」
銀糸台「あと、なんでレミリアが正座しているんだ」
恵生「世の中には知らなくていいことがあるんだよ」
銀糸台「??」
恵生「それよりも、お前神社の裏に倒れていたんだが、何があったんだ?」
銀糸台「………!そうだ!!もう一人誰かいなかったか!?」
恵生「いや………いなかったがどうした?」
銀糸台「………そうか」
恵生「取り敢えず何があったか教えてくれ。話はそれからだ」
俺がトイレに行くといったあと、トイレには行かず、神社の裏へ行ったんだ。
銀糸台「おい、さっさと出てきやがれ!いるのはわかってんだ!!」
??「おや?よくわかったね、いいだろう出てきてあげるよ」
謎の声が聞こえ、その後銀糸台が居た周りには霧が立ち始め、一箇所に集まっていく。その霧たちは人の形を形成し、霧がなくなった頃には頭に大きな角がある、銀糸台の半分ぐらいの背丈の少女がいた。
銀糸台(……ちっさ!)
??「あんた今失礼なことを考えなかったかい?」
銀糸台「………なんのことだ?」
??「まぁいい、であんたは何しにきたんだい?」
銀糸台「周りをうろちょろしている奴を帰らせようかと思ってな」
??「そうかい……でもそれは聞けないね。頭の一つでも下げてくれるってんなら考えてやらないこともないけど」
銀糸台「………あんま調子に乗るんじゃねぇぞ」
銀糸台はそう言い、槍で横に薙ぎ払うが、後ろによけられてしまう。
??「おお、恐いねぇ。別に調子に乗っていないさ。ただ、あんたが私に勝てるだけの力がないって思っただけさね」
銀糸台「それを調子に乗ってるっていんだ!!」
銀糸台はもういちど槍を振るうが今度は片手で止められてしまった。
??「これでも考えを変える気にはならないかい?こんなに優しく言ってやるのは最後だからよく考えな」
銀糸台「ないね……負ける気も、考えを変える気も………」
??「そうかい………それなら手加減はしないよ」
相手は止めた槍の先を掴み、銀糸台ごと上に持ち上げ、後ろの地面に叩きつけた。
銀糸台「がはっ!」
銀糸台は背中から地面に叩きつけられ仰向けになり、すぐに横へ転がった。銀糸台が倒れていた場所は小さなクレーターができていた。
銀糸台「危ねぇ……」
??「まだやるかい?」
銀糸台「ああ、俺も全力でやってやるよ!!」
"竜化"
銀糸台の姿が変わり、相手に向かって突っ込んでいっき、殴りかかったが、相手に両手で止められてしまった。
??「やるねぇ、流石に片手じゃ無理だね」
銀糸台「ふんっまだまだだっ!」
銀糸台はもう片手で槍を持ち、相手に向かって突く。
??「甘いねぇ」
その槍は空を切った。相手の姿はその一瞬で銀糸台の目の前から消えてしまっていた。
銀糸台「どこに……」
??「ここだよここ」
相手は銀糸台の後ろにいつの間にか回りこんでいた。
銀糸台「なっ!」
??「どうしたんだい?」
銀糸台「クソがっ!!」
そういいながら槍を振るうがいなくなっていた。
銀糸台「またかっ!!」
銀糸台は今度は匂いから位置を特定しようとしたが分からなかった。いや分かってはいるが至る所からその匂いがするのだ。
銀糸台「どういうことだ………」
??「ふふふ……」
また銀糸台の後ろに相手が現れていた。
銀糸台「なりゃこれでどうだ!!」
激昴「竜の咆哮」
…………
銀糸台「なっ!不発だと!!」
??「周りに聞かれると面倒だからねぇ。集めさせてもらったよ」
銀糸台「なんだと!?」
??「ほら、返してあげるよ」
銀糸台の耳に鼓膜が破れるような騒音が聞こえた。
銀糸台「があぁぁぁぁぁ!!」
銀糸台はその騒音に耐え切れず、うずくまってしまった。
??「集めた音を開放して、あんたの耳に集めてやったんだ…………と、こんな説明しても聞こえてないか」
銀糸台(くそっなにも聞こえねぇ……一時的なものだろうがそれでも治るまでは時間がかかるな)
いくら竜でも、騒音の後遺症をすぐに治すのは難しく、相手の話もよくは聞こえてはいなかった。
銀糸台(こちらの技はことごとくかわされちまってる………どうする?)
ガンガン
聞こえるはずのない音が銀糸台に聞こえる。
ガンガンガンガン
その音は次第に大きくなっていく。まるで中の何かしらが檻から早く出たがっているかのように
ガンガンガンガンガンガンガンガン
銀糸台(うるせぇ!!)
??「これで終わりだよ」
相手は拳を振りかぶる
ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン………………
バキ
ドオオオオオオオオオォォォォォォォォン
銀糸台「俺が覚えているのはここまでだ………」
恵生「…………」
レミリア「その角が生えてた奴って……」
恵生「予想どうり鬼だ……」
恵生はそういうと項垂れ、溜息をつき、何かを考えた後に銀糸台の方へ向き直った。
恵生「………で、お前はこの後どうするんだ?」
銀糸台「リベンジするに決まってるだろ!!」
恵生「だよな……言うと思った」
銀糸台「止めるのか?」
恵生「止めはしない………が、今のお前では勝てない、とだけ行っておく」
銀糸台「お前まで馬鹿にすんのか?」
恵生「俺は勝てないとは言ってない。今のお前では勝てないとは言った。お前も薄々感じているんじゃないか?」
銀糸台「………」
恵生「………ま、頭を冷やしてもう一度考えてみな。俺は居間の方に行っているから帰るときにはよっていきな」
恵生はそういい襖を閉め、居間の方へ行ってしまった。
レミリア「私もそっちに行くわね」
レミリアもその後に続いて出ていってしまった。
銀糸台「…………」
銀糸台は自分の手のひらを見ながら、その手を握った。
恵生「はぁ、どうやっても行くだろうなー。あと、そこのお嬢さん」
レミリア「………なによ」
恵生「相手は暴れ回って勝てるほど甘くないぞー」
レミリア「何か知っているなら教えなさい」
レミリアは恵生に肉薄し、右手にいつの間にか持っていたグングニルの先を恵生に向ける。だが向けられた当の本人は涼しい顔をしている。
恵生「おぉ……こわいこわい。ちょっとーやめてー」
レミリア「…………」
恵生「冗談も通じないのか?言っただろう。相手は怒りに囚われて勝てるほど甘くはないんだ。落ち着けよ。なぁメイド長さん」
咲夜「………え、ええそうですわね」
恵生「ほらー二対一だよ」
レミリアはさらにその手に持った槍を向けてくる。
恵生「あーもう、いいよ」
恵生はグングニルの先を持つ。するとグングニルにヒビが入り、粉々になってしまう。
レミリア「………え?」
恵生「あんなもの向けられてちゃ、落ち着いて話もできねぇ。後落ち着け……ったく」
レミリア「…………」
恵生「よーし久々に本気出すぞーっと」
んー、などといいながら恵生は背中を伸ばしている。
咲夜「何をする気ですか……」
恵生「なんかさ咲夜さん俺に対して不信感持ちすぎじゃね?」
咲夜「イエ、ソンナコトハナイデス」
恵生「…………そ〜ですか」
ルーミア「そ〜なのか」
恵生「なぜいる?そして人の頭を齧るな」
ルーミア「えー」
恵生「えーじゃない取り敢えず噛むのをやめなさい。いてもいいから」
ルーミア「わかりました〜〜」
恵生「ふう、 それでなんでいるんだ?」
ルーミア「暇だっからなのだー」
恵生「………あっそ」
ルーミア「お兄様冷たいのだ」
恵生「その呼び方やめろっつーの」
ルーミア「えー許してくれたじゃないかー」
恵生「知らんな」
咲夜「仲がいいんですね」
恵生「そんなことは「あるのだー」………」
その時、襖が開いてそこから銀糸台が出てきた。
恵生「おう、どうだ、答えは出たか?」
銀糸台「俺の答えは変わらねぇよ」
恵生「だよねー知ってた。じゃあ俺からひとつ提案がある」
銀糸台「?」
恵生「今より強くなりたいかい?」
銀糸台「……どういうことだ?」
恵生「フッフッフッ恵生さんに任せときんしゃい。レミリアお前もだ」
レミリア「わ、私?」
恵生「強くなりたいかどうか……だ」
レミリア「……ええ、せめて目の前のやつに吠えづらをかかせるぐらいになりたいわ」
恵生「言うねぇ〜〜よし来た!じゃあこの扉の中に入りな」
恵生の横には扉があった。ただいつもと違い何故か赤黒くなっている。
銀糸台「…………これはなに?」
恵生「あ〜血がついてるかもだけと気にしないで」
銀糸台「え?」
恵生「ほらほらどうぞ」
銀糸台はノブに手を取りその扉を開いた。
山餅「今回はここまでです。で、お知らせなんですがTwitter始めました☆ミ(ゞω・)アカウント名は
@yamamoti_touhouです。そちらの方には絵の勉強中の私の絵や、友達の書いてくれたオリキャラの絵などを投稿しようかなと思っています。
あ、あと暇なときは話相手にもなれるのでよろしければ登録してください。でも感想はこっちに書いてね。それではまた次回も見てください」