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東方金神龍  作者: 山餅
第三章 妖々夢~recollect~
37/74

37話 愛の力

山餅「最近新生活準備やらなんやらしている山餅です」

霖之助「おまけ程度で出ていた森近霖之助だ」

レティ「春先に呼ばないで欲しいと思うレティ・ホワイトロックです」

恵生「最近他人の小説の感想に乱入している創刻恵生だ」

山餅「今回、自己解釈、オリキャラ、などが多数散りばめられておりますのでご注意を。

それではどうぞ!」

恵生「実は………」

長命「………」ゴクリ

恵生「西行妖からこの子が出て来たんだよね」


そう言って恵生は扉を創り出し、その中から4歳ぐらいの少女が出てきた。

その見た目は髪の毛は幽々子と同じく桃色で、服装は青の無地の着物といった装いである。

長命「…………」(唖然)

銀糸台「…………」(よく分かってない)

群雲「…………」(戦闘不能)

霊夢「…………」(興味無し)

魔理沙「…………」(よく分かってない)

咲夜「…………」(戦闘不能)

妖夢「…………」(唖然)

紫「…………」(唖然)

幽々子「え?ということは彼女が封印されたていたのかしら?」

恵生「うん、そうだよ。でも無理矢理封印を解こうとしたから彼女記憶が………」

幽々子「そう………」

恵生「あと封印をかけ直したから彼女を戻せなくなってしまってな」

幽々子「問題はないの?」

恵生「ああ」

幽々子「そういえば彼女の名前ってなんなの?」

恵生「えーと………西行 英華えいかだね」

幽々子「なるほどね」


幽々子は少女に向き直り、しゃがんで同じくらいの目線で少女の顔を覗くように見た。


幽々子「よろしくね英華ちゃん」


英華はすこし微笑みこくりと頷き、恵生は幽々子にここ以外の場所ですこし面倒を観てもらうように頼んだ。


恵生「さて、ほおけてる奴らどうした?」

長命「いやいやいやおかしいって」

恵生「何が?」

長命「西行妖に封印されていたのは幽々子じゃなかったのか!?」

恵生「そうだが………」

長命「じゃああれは誰だよ!?」

恵生「幽々子とお前の子供」

長命「…………え?」

恵生「二人の愛の結晶」













恵生以外の一同『えええええええええええ!!!!』

恵生「うん知ってた、こういう反応が返ってくるの」

長命「はあああぁぁぁ!?」

紫「私も初耳よ!?」

恵生「今初めて言ったし」

妖夢「長命さん………」


妖夢はそう言って刀を抜こうとしている。


長命「待て待て!!濡れ衣だ!まだ抱きついただ……」

妖夢「へー抱きついたんですか……」

長命(あ、やっちまった)

妖夢「………切る」


妖夢は2本の刀を抜き、物凄い眼力で長命を見据える。それはまるで親の仇を見つけた子供のようである。


恵生「………これじゃあ話進まないね〜」

紫「ならスキマに……」

恵生「いや、妖夢にも聞いてもらわないといけないしな………そうだ、こうすればいいか」


恵生は妖夢の頭の上に水を落とした。そしてさらに能力を使い妖夢の周りの温度を一瞬だけ吸収し、水を凍らせた。水を吸った服と足元に溜まった水は妖夢の動きを止め、頭を冷やすのには充分だった。


妖夢「さ、寒っ!!」

恵生「さてさて、何から話していこうか?」

長命「俺と幽々子ってどういうことだよ!?」

恵生「それはな……一つの奇跡だったんだよ」

長命「どういうことだ?」

恵生「正確にいえば幽々子の生きたい、という心が西行妖の中に一つの魂を作り出した。そして長命、お前が幽々子にそう思わせた。そういう点においては二人の子供っていうのはあながち間違いではないだろう?」

長命「ならどうしてあの時幽々子は……」

恵生「それはな………西行妖の本来の魂が幽々子を殺した。能力で死に誘った。それだけやつは強力だったんだ」


まぁ、今回の封印で完全に封印しきったんだがなと恵生は言葉を続けた。


長命「…………」

紫「でも魂だけだったのになぜ少女に?」

恵生「俺がその魂を入れる器を創った。桜の妖怪っていう器をな。そこに魂を入れた」

紫「そんなことしたら閻魔が黙ってないんじゃ……」

恵生「………それは大丈夫だよ」

妖夢「分かりましたので早く氷をとかしてはもらえませんか………」

恵生「銀糸d………」

妖夢「やめてください、あの烏天狗のようにはなりたくありません」

恵生「仕方ないな……」


恵生が指を鳴らすと、氷は消えてしまった。


恵生「さてほか質問は?」

銀糸台「はい」

恵生「珍しいな、どうした?」

銀糸台「トイレに行ってきてもいいか?」


その場にいた一同が思いっきりずっこけた。


恵生「勝手に行ってこいよ……」

銀糸台「すまんすまん……」


銀糸台はドタドタと音を立てて出ていった。


恵生「全く………他にはないのか?」

長命「ないな………」

恵生「ああ、幽々子には黙っとけよ何が起こるか分からないからな」

長命「了解だ」

恵生「なら解散!宴会の続きを楽しめ!!」

一同『おう!!』


夜は更にふけていくのであった。








約千年前


恵生「長命!!」


俺が見たのは気絶した長命と首から血を流した幽々子だった。


そんな二人に西行妖の根が伸びていた。


恵生「くっ、紫!」

紫「………」


紫は来てはいたが、目の前の光景を見て呆然としていた。


恵生「くそっ間に合え!」


恵生はその場で地を蹴り、二人を両脇に抱え根から逃れる。


恵生「おい!……ったく妖忌!」

妖忌「ゆ…幽々子さま」

恵生「呆然してる場合じゃ……」


恵生の背中へ根が伸び、背中から恵生の胸を貫く。


恵生「………残念でした!」


だが貫いたはずの根は恵生の胸からは出てきてはいなかった。

背中に扉を創造し、別の場所にうつしたのだ。


恵生「とりあえず二人を扉に入れて……よし、それではっと……」


恵生は西行妖の周りに結界をはる。だが中で西行妖は暴れ回る。


恵生「ぐっ……これじゃあ長くは持たんな……」


どうすればいいんだ………


??「封印してしまえばいいのです」

恵生「お前は……」

??「初めまして四季映姫・ヤマザナドゥと申します。」ガタガタ

恵生「………なんで震えてんの?」

映姫「だって自分より上の人がこんなところにいるものでしたから」ガタガタ

恵生「それにしても封印か……いい案だな」


それから俺は幽々子を鍵とした封印を掛け、映姫に幽々子の魂が転生しないように亡霊にして欲しいと頼まれた。


恵生「……能力か」

映姫「そのとうりです」

恵生「わかったよ……」


この時から分かっていた。幽々子の記憶が消えてしまうこと、だから長命の記憶を消した。

妖怪というのはほどんどが精神でできているといっても過言ではない。

幽々子が死んだこと、さらに生き返り記憶がなくなったことを知ればどうなるか………

そう思いこの日の記憶を封印した。あの神の力をおろしてな。

今ではこれが正しかったのかどうか……わからない。


でも………




長命「幽々子〜何をしてるんだ?」

幽々子「英華に桜を見せてるのよ」

英華「……さ…くら」

幽々子「あら?初めて喋ったわ」

長命「おお〜!」













今の二人を見ていたらそんな悩みどうでもよくなっちまったな……


恵生「……………」


恵生は手に持った盃を傾けた。




〜妖々夢編 完〜














恵生「………そういや銀糸台帰ってきてねぇな」



次章に続く……?

山餅「………というわけで妖々夢編完結です!ありがとうございました。」

霖之助「長命に子供が出来るとは……今度お祝いでも渡しておくか………」

山餅「あれ?なんか手紙がおちてる」


帰ります byレティ


山餅「………帰りやがった」

恵生「そういえば特別編っていつやんの?」

山餅「次回します!という訳で次回はオリキャラの設定やら裏話、オリジナルスペルなどなどを紹介したいと思います。それではまた次回!」


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