23話 料理人の考え
山餅「作者ですよ」
レミリア「レミリアよ」
フラン「フランだよー」
山餅「今回は……あの人です」
レミリア「なんで元気ないのよ」
山餅「まぁ後でわかりますよ。それでは」
長命達は群雲と合流し、6人で魔法の森に向かっていた。群雲にも桜の花びらのようなものを見せたが分からなかったようだった。
群雲「でもあいつならわかるんじゃないのか?」
長命「仕事とかで今はいないぞ」
群雲「連絡を取れたりしないのか?」
長命「無理だろうな」
などと話していると魔法の森が見えてきた。冬の魔法の森はきのこの胞子も収まり、森にいる魑魅魍魎達もこの寒さで活動するのをやめてしまっていた。
魔理沙「この時期は本当ならいろいろいるんだがな」
群雲「ここにお前以外誰かいたか?」
魔理沙「いるぜでも……まぁ会ってみようぜ」
6人は魔法の森の中を進んでいった。
長命「俺香霖堂に……」
銀糸台「だめだ」
長命「い、いいじゃないか」
群雲「また後でな」
長命「いや、なにか知ってるかもしれないだろ?」
群雲「………一理あるな」
長命「じゃ俺はそっち行ってくる」
咲夜「彼一人じゃ心配だから私も行くわ」
銀糸台「………俺もそっちいくか」
長命と銀糸台と咲夜は香霖堂に向かい、他の3人は森の中の方へ向かった。
長命達は香霖堂についた。香霖堂は魔法の森の入口にあり、変わった道具や外の世界の道具などが売っている。ここの店主森近 霖之助は3人の姿を見つけると、挨拶をしてきた。
霖之助「おや、こんにちは。珍しい組み合わせだね」
長命「久しぶり。この組み合わせは理由があるんだが、まぁ今はいいや」
霖之助「ところで今日はどうしたんだい?」
銀糸台「この異変について何かしらないか?」
霖之助「今起こっている異変かい?残念だけどわからないね」
長命「じゃこれについては?」
長命はそういってあの桜の花びらを取り出し、霖之助に見せた。
霖之助「これは?」
長命「妖精が持っていたんだが………お前の能力でわからないか?」
霖之助は”未知のアイテムの名称と用途がわかる程度の能力”を持っている。この能力は自分がわからない物の名前とその使い方がわかるといったものだ。
霖之助「うーむ……駄目だね。名前も使い方もさっぱりわからない」
長命「そうか………」
霖之助「力になれなくて済まないね」
長命「いや、ありがとう。またくるぜ」
そう言って三人はいってしまった。
霖之助「…………」
霖之助は持っていた箱の様な機械をひらき、話し出した。
霖之助「貴方に頼まれてた物が準備できましたよ。でもこれぐらい自分でできるでしょうに………そんなもんですか、それと彼らが来てましたよ…………ええ、じゃあまた後で」
そういうと会話は終わった。
霖之助「…………ま、数少ないお得意さんだからね」
その頃群雲は……
群雲「うおっ!」
??「さっきからよけてばかりね。反撃はいいのかしら?」
群雲は弾幕を躱していた。
なぜこのような状況になったかは数十分前に遡る。
群雲達は魔法の森の中にある洋館の様な家の前にいた。
群雲「ここか?」
魔理沙「そうだぜ。おーいアリスいるか?」
魔理沙はドアをノックし、その家の主人の名前を呼んだ。するとドアが開き一人の金髪の少女が出てきた。
??「そんな大きな声を出さなくても聞こえているわよ。それで今日はどうしたの?霊夢と……彼はえーと……誰かしら?」
群雲「俺の名前は仙道 群雲だ」
??「初めまして。私はアリス・マーガトロイドよ」
群雲「よろしくな」
魔理沙「アリス、今日は聞きたいことがあって来たんだぜ」
アリス「なにかしら?」
魔理沙「今起こっている異変についてなにかしらないか?」
アリス「ざんねんだけど私は何もわからないわ」
霊夢「これについてもわからない?」
霊夢は桜の花びらのようなものをとりだして、アリスに見せた。
アリス「…………知ってるわ」
霊夢「教えてくれない?」
アリス「そうねぇ………ただではおしえられないわね」
魔理沙「なら弾幕をくれてやるぜ」
群雲「………魔理沙今回は俺に任せてくれ霊夢もいいか?」
霊夢「連戦だけど大丈夫?」
群雲「問題ねぇよ」
アリス「あら、あなたが相手?」
群雲「ああ、さあ来いよ!」
アリス「強気ね。私から行かせてもらうわ」
蒼符「博愛の仏蘭西人形」
アリスは何体かの人形を出した。
群雲(あれは人形?…だがどうして)
群雲が考えていると、人形たちが魚の鱗の様な弾幕を放ってきた。群雲は少し驚きながらも躱した。そして反撃に移ろうとしたが、そこに弾幕がとどき、反撃のすきができなかった。
群雲「……くっ!」
群雲がよけ続ける状況のまま冒頭に戻る。
群雲「……あー!いいぜ反撃してやるよ!」
料符「三枚下ろし」
三つの刃の衝撃波が人形たちの弾幕を消していった。
群雲「どうだ!」
アリス「なるほど……ならこれでどうかしら?」
咒詛「魔彩光の上海人形」
また別の人形が出てきて、その人形から先程とは比べられないくらい激しい弾幕が群雲を襲った。それを群雲は包丁でいなしていたが、かなり被弾してしまっている。
群雲「ぐっ!いなしきれない」
アリス「前だけ見ていて大丈夫かしら?」
群雲「それはどうゆう………がっ!」
群雲は鋭い痛みが背中から感じた。そこに目の前の物と同じ人形があった。
群雲「クソっ後ろを狙われるとは……」
アリス「油断大敵ね」
群雲「それはお互い様さ!」
回切「ゴーフレット」
群雲は自身を中心に衝撃波をはなち、アリスの人形にその衝撃波をあてた。
アリス「上海!!」
群雲「油断大敵」
アリス「しまっ!」
群雲はアリスの首筋に包丁の刃がギリギリ当たらないところで止めた。
群雲「俺の勝ち……でいいか?」
アリス「ええ、私の負けよ」
その後アリスから桜の花びらのようなものが春度というものであることを教えてもらった。
アリス「だから、それが多くあるところに今回の異変の原因があるんじゃないかしら?」
魔理沙「ありがとな!アリス」
群雲はなにか考えているようで、なにか思いついたような動作をしたあとにこう言った。
群雲「なぁアリス。うちの店を手伝ってくれないか?」
アリス「……どうゆうこと?」
群雲曰く、一人で切り盛りしていくのは難しいのであと四人ぐらい店員がほしかったということと、人形なら料理を出すのも一人で多数の客に相手ができるからという理由からだ。
アリス「なるほどね………わかったわ別にいいわよ」
群雲「助かるぜ」
アリス(私も稼がないと新しい人形作れないしね)
そして3人は長命たちと合流した。
恵生「………ありがとう。じゃまたな」
恵生は機械をポケットに戻した。
恵生「さーていくか」
??「どこに行くのかしら?」
恵生「紫か、少しばかり寝てくる。1時間したら戻る」
恵生は寝ることをしなかった。自身の能力が自己防衛のために発動し周りに迷惑をかけるからだ。
紫「本気ね、今回は」
恵生「ああ、でかい仕事だからな」
恵生はそういい自身が作った空間に入っていった。
山餅「勘弁してください!!」
藍「なぜだ!なぜ橙をださなかった!!」
山餅「崩れる!形がくずれる!」
藍「うがあぁぁ!!」
~お待ち下さい~
山餅( ºωº )チーン
レミリア「…………」
フラン「…………」
藍「…………済まなかった」
山餅「フラン達が止めてくれなかったら死んでた」
レミリア「ほとんど死んでたでしょ」
山餅「まぁ後で話し合いをしましょうか藍さん」
藍「わかったよ…………」
山餅「次回は春といえば?とあの三姉妹です。それでは次回もお楽しみに!」
話し合い風景
山餅「……………というわけです」
藍ウオオオオアアアア\( ´°ω°)/アアアアアッッッッ!!!!!
山餅ハァ━(-д-;)━ァ...