22話 冬の妖怪
山餅「作者です!今回はあの娘が登場ですよ~」
??「フッフッフッここは乗っ取らせてもらった!」
山餅「ダニィ!誰だ!!」
??「私を忘れたの?」
山餅「お、お前は………」
続きは後書きで!!
それではお楽しみください
5人は雪が降る中異変を解決に行こうとしていたが、誰も異変についての情報が全くと言っていいほどもってはいなかった。
長命「どうすんだよ」
銀糸台「適当にうろうろしてみたらどうだ?」
長命「それだからお前はいつも道に迷うんだよ!」
霊夢「でもそうするしかないわね」
5人は神社を離れていき、色んなところを行ってみたが、やはり情報は全くなかった。
魔理沙「あと行ってないところは……紅魔館と魔法の森ぐらいか」
銀糸台「咲夜が知らないから紅魔館はないだろ」
長命「じゃあ魔法の森か」
霊夢「みんなこれ何か知らない?」
そう言って霊夢は桜の花びらのようなものを取り出した。
長命「知らないな。どうしたんだそれ?」
霊夢「途中で出てきた妖精が落として行ったのよ」
咲夜「なんでしょうね」
その花びらからはほんのりと暖かさがあり、何故か懐かしい感じがする。
銀糸台「……なんか寒くなってきてないか?」
魔理沙「そうだな」
銀糸台の言ったとおり今までの寒さがさらにひどくなってきていた。雪の量は増え、肌に刺さるような寒さが5人を襲った。
銀糸台「すっげえ寒いんだけど!?」
??「くろまくー、なんてね」
魔理沙「そうかお前のせいかこの異変は」
霊夢「なら退治しないとね」
??「待って!待って!冗談じゃない!!」
長命「…冷気を出してるのはお前か?」
??「そ、そうだけど………」
長命「だそうだ」
霊夢はお祓い棒、魔理沙は八卦炉、咲夜はナイフそして銀糸台は槍を構えた。
??「いやー!!」
??「……お前ら何してんだ?」
長命「あ、群雲お前こそこんなところで何を?」
群雲「食材がこの寒さで手に入らないからなにか手に入らないかと探していたんだ」
長命「原因ならそいつだ」
群雲「でも流石に5対1はひどいだろ」
??「レティをいじめるなー!」
長命「お、お前の弟子か」
チルノ「ししょー手伝って!」
群雲「なんでだよ……ま、いいだろう」
銀糸台「おいおいマジかよ」
群雲「いじめはいけないからなー」
長命「おい!…って動かない!?」
霊夢達五人は急に体が動かなくなってしまった。そして群雲は慌てている五人に向かって言葉を放った。
群雲「戦う人数を平等にさせてもらう。三人だけなら動けるから三人だしな」
長命「くそっあいつめ」
霊夢「誰が行くのよ」
銀糸台「なら俺が行く」
長命「……俺も行こう」
魔理沙「それなら私もいくぜ!」
霊夢「なら任せたわ」
咲夜「頑張ってください」
銀糸台と長命と魔理沙は群雲達のところへ向かった。
群雲「お前らか…チルノ!」
チルノ「なに?ししょー」
群雲「お前は赤い髪の方をやれ」
チルノ「わかった!」
群雲「あんたはもう一人の男の方を頼む」
レティ「わかりました……」
そしてそれぞれがそれぞれ戦いを始めた。
群雲「おっとあぶね」
群雲は魔理沙の弾幕を軽くよけていた。
魔理沙「くそー当たんないぜ」
群雲「どうした?そんなもんか?」
魔理沙「今ムカッってきたぜ」
群雲「ならどうする?」
魔理沙「こうするぜ!」
魔符「ミルキーウェイ」
魔理沙がスペルを発動すると、星形の弾幕がばらまかれた。群雲はそれをギリギリでかわしていた。
群雲「あたらん…「スキあり!」…え」
恋符「マスタースパーク」
魔理沙のはなったレーザーは群雲を捉え、白銀の大地まで吹っ飛ばした。
群雲「げほっげほっ………ったく」
魔理沙「どうした?当たんないんじゃなかったのか」
群雲「いいだろう。いくぞ!」
刃雨「微塵切り」
魔理沙「こっちもいくぜ!」
恋符「ノンディクショナルレーザー」
群雲と衝撃波と魔理沙の星形の弾幕が互いにぶつかり合い、消滅している。だが、物量の差から群雲の方が押されはじめていた。
群雲「やべぇな。ならこうすれば!」
すると、群雲の弾幕の量が増え、拮抗するようになった。
魔理沙「くっ」
群雲「スペルブレイクか」
互いの弾幕が時間切れとなった。
魔理沙「まだだぜ!」
魔符「スターダストレヴァリエ」
魔理沙は星形弾幕で群雲を囲み、その中で弾幕を当てようとした。
群雲「嘘だろ!」
群雲はなんとかよけていたが全てはよけきれずにいくつか被弾してしまった。
群雲「くっ」
魔理沙「これで止めだ!!」
恋符「マスタースパーク」
魔理沙が放ったマスタースパークを群雲はよけきれずにまた当たってしまった。
群雲「いてーな」
魔理沙「まだやるか?」
群雲「いや、俺の負けだ」
群雲はそう言い諦めたように両手を挙げた。
魔理沙「さてあと二人はどうなってるだろうな?」
銀糸台はレティとよばれた妖怪と戦っていた。
銀糸台「おらァ!」
レティ「………遅いわね」
銀糸台が殴ってきたのをレティは冷静にかわしていた。
銀糸台「あんた強いだろ」
レティ「寒いからね」
銀糸台「ならこれはどうだ」
轟斬「鬼落し」
銀糸台は槍で切りつけたがそれもよけられてしまう。
レティ「そう言えば名乗ってなかったわね。私はレティ・ホワイトロックよ」
寒符「リンガリングコールド」
レティは名乗ると同時に、水色の弾幕を銀糸台に向かって放った。そしてそれと同時に霧のようなものも出し銀糸台の視界を奪った。
銀糸台「ぐっ!」
銀糸台はレティの弾幕をよけきれず、すこし被弾してしまった。
銀糸台(くそっ、遠距離じゃこちらのスペルは当てらんねぇ)
銀糸台のスペルはほとんどが近距離のスペルで、遠・中距離のスペルは竜化したときのものしかない。
レティ「もう終わり?」
銀糸台「ヘッ、まだまださ」
レティ「ならこれはどう?」
冬符「フラワーウィザラウェイ」
レティは自分の周りに氷の結晶を集め、花の形を作り出しそれがまるで花が散るように結晶一つ一つが散っていき、銀糸台に向かっていった。
銀糸台「クソったれ!!」
銀糸台は氷の結晶をなんとかして槍で弾いた。
銀糸台「はぁ……はぁ……」
レティ「まだねばるの?」
銀糸台「………仕方ねぇか”竜化"」
銀糸台はそういうと、竜化した。
レティ「へぇ、そんなことできるのね」
銀糸台「ふん、いくぞ」
電吹「サンダーブレス」
銀糸台は電気の息を吐いた。レティはよけようと移動したが、息のスピードの方が早く当たってしまった。
レティ「な、何?体がしびれて」
銀糸台「これで終わりだ」
火吹「フレイムブレス」
銀糸台はレティにギリギリまで近づき、炎を吐いた。
レティ「きゃあああああ!!」
レティは体が動かず、銀糸台が吐いた炎にあたり、気絶したのかそのまま落下していった。
銀糸台「"竜化"解除っと。さて回収してくるか」
そう言ってレティの方へ向かった。
長命とチルノの戦いは………
チルノ「ししょーとの修行の成果みせてやる!」
長命「こい!」
霜符「フロストコラムス」
多量の氷の結晶が長命に襲いかかったが……
長命「効かないぜ!」
爆符「テルミットバースト」
多量の氷の結晶は爆発によって消えていった。
長命「フッフッフッ」
チルノ「……ふーん」
長命「……?」
チルノは自分のスペルが当たらなかったのにやけに落ち着いていた。
チルノ「次はこれよ」
打付「氷の楔」
長命に向かって、今までよりかなり速い先の尖った十cmぐらいの氷の塊が長命に当たった。
長命「なっ!」
その氷は金属の体である長命の左肩に深々と刺さっていた。
チルノ「たいしたことないね」
長命(どうなってんだ?普通の氷だよな……)
チルノ「ぼーっとするなぁ!」
氷剣「スイカバーブレイド」
長命「ぐっ!」
刀符「金剛の剣」
チルノの氷菓子のような剣と長命の金色の剣がぶつかりあった。
長命「うおぉぉぉ!!」
チルノ「やあぁぁ!!」
氷の剣では金剛には耐えられず、折れてしまった。
チルノ「まだよ!」
氷獄「アイスプリズン」
長命の周りが凍りつきまるで檻のようになり、長命を閉じ込めた。
長命「こんなの壊してやる」
チルノ「これで最後よ!」
凍落「アイスフォールリド」
空に氷の結晶が集まり、とてつもない大きさの板状の氷が長命の上に出来た。ちなみにその大きさは紅魔館の幅くらいあるように見える。
長命「………まじかよ」
チルノ「いっけえぇぇぇ!!」
その氷の板は氷で作った檻ごと長命を潰してしまった。
チルノ「はぁ…はぁ…あ、あたいは最強になるんだ!!」
長命「まだだ…まだ終わらねぇ!!」
斬符「ライジングチェーンソー」
凄い音と共に、氷の板は真っ二つにさけ、そこから長命は出てきた。
長命「くらえぇぇ!!」
電符「ハイパーレールガン」
長命はチルノにむかって電気の弾を放ち、チルノはさっきのスペカで力を使い切ったのかそのまま直撃して落下した。
長命「おっと」
長命はチルノをキャッチした。チルノは長命の腕の中で寝息を立てていた。
長命「………強かったぜ」
長命はチルノがすこし笑ったように見えた。
群雲「終わったみたいだな」
長命「群雲!」
銀糸台「こっちも終わったぞ」
長命「なぁ群雲チルノにどんな修行をさせたんだ?」
群雲「店の手伝いと造形の練習と弾を避ける練習とあとは実戦の方をしてもらってたな」
長命「……誰かに手伝ってもらったか?」
群雲「恵生に手伝ってもらった」
長命「…………」
長命は心の中でそりゃ強くなるわと思っていた。
群雲「どうした?」
長命「もういい。それでこれからお前はどうするんだ」
群雲「店の方はこの寒さをどうにかしないと人も食材も入ってこないんだよ」
長命「だから?」
群雲「異変解決手伝うぜ」
そして群雲は起きたチルノにレティのことを任して長命達と一緒に異変解決へむかった。
その頃恵生は………
恵生「~~~♪~~~♪」
恵生は大きな川に沿って歩いていた。
恵生「まったくサボってないといいんだが………」
恵生が見た先には赤い髪の女性が寝ていた。
恵生「赤髪の女はさぼりグセでもつくのか?ってそんなことはないか」
恵生がそんなことを言っていると前の方から緑の髪の毛の少女が歩いてきた。
恵生「あれ?珍しいなここまでくるなんて」
??「まったく死んだ霊が来ないから見に来たんですよ。そしたらこれです」
恵生「ははは、今度一緒に愚痴につきあうよ」
??「是非お願いします。それで今日はどうしたんですか?」
恵生「実は………」
??「なるほどわかりましたよ」
その少女はため息をつき、納得したように言った。
恵生「済まないな」
??「本当ですよ。まったく……」
恵生「それじゃまたな」
??「えぇまた」
??「気をつけてくださいね」
誰にも聞こえないような声でそう言った。
お疲れ様でした。それでは茶番にもよければお付き合いください。
山餅「お、お前は………レミリア・スカーレット!!」
レミリア「本編に出れないならこっちにでればいいのよ!」
山餅「どうしてここにはいってこれたんだ!?」
レミリア「簡単なことよ。フラン!」
フラン「フランだよーみんな元気?」
山餅「そうか……彼女の能力を使い、入ってきたのか……」
レミリア「というわけでせめてこっちに出しなさい!」
山餅「別に行ったら出してあげましたが………」
フラン「ほんとー?\(*´∇`*)/ヤッタ-♪」
山餅「あ、あとオリキャラの紹介はまたどこかでまとめてやりたいと思います。なので知りたい方はしばし待たれよ」
レミリア「ここで紹介すればいいのに」
山餅「やっぱりまとめた方がいいかと」
フラン「次回予告したいー」
山餅「わかりましたよ」
フラン「次回はねーあの人だよ」
レミリア「あの人じゃわからないわよ」
フラン「うーん」
山餅「まぁネタバレしそうだし今回はここまで!それでは最後にレミリアさんどうぞ!」
レミリア「次回も見なさいよね」