21話 寒さ厳しい季節?
山餅「はい、作者です。今回から妖々夢です。」
長命「頑張るぜ!」
銀糸台「がんば」
山餅「それではどうぞ!」
この前の一件(この異変は紅霧異変と言われるようになった)から、月日は経ち今は辺り一面真っ白な景色となっている。
長命「う~寒いな」
長命は周りの景色とは不釣り合いな赤の髪にかかる雪を払いながらそういった。
長命「本当ならもう春になっていてもおかしくないんだけどな」
長命の言うとおり今は五月であり、雪など降らないのだ。
長命「こりゃ異変だな。ま、あいつらが解決してくれるだろうしな」
そう言って長命は人里の方に歩を進めた。
長命が人里に行くのは、いらない金属を貰いに行くからである。長命はその途中で銀糸台にあった。
長命「お、銀糸台じゃないか」
銀糸台「長命か....なぁ寒いんだがなんとかならないか?」
長命「お前は紅魔館にでも行ってこいよ」
銀糸台「俺一人じゃ道に迷う」
長命「....異変だろうし、博麗神社の方にいくか?」
銀糸台「それならいないんじゃないのか」
長命「いたら行かせるし、体を動かしたらあったかくなるんじゃないか?」
銀糸台「そうだな」
二人はそう言うと博麗神社の方にむかっていった。
博麗神社では........
恵生「あ〜あったけ~」
霊夢「そうね~」
恵生と霊夢の二人は炬燵に入って怠けていた。
恵生「霊夢~そこのみかんとって」
霊夢「はい」
恵生「ありがと」
博麗神社はこの雪のせいか、全く人はこなかった。
ちなみに恵生が来る前も人足はなかったが、恵生が来てからは参拝客がくるようになったし、恵生が趣味程度で色んなものを修理してくれるので、なんだかんだで人足があり、収入を得ていた。
恵生「一応ここに祀られている神様だから。御利益は御要望にそったもので」
霊夢「誰に話しているの?」
恵生「独り言だよ」
??「霊夢ー!!」
霊夢「この声は........」
すると、部屋のふすまがすごい勢いで開いた。
魔理沙「お邪魔するぜ!」
恵生「元気だな。じゃあお茶をとってくる」
魔理沙「お構いなく~」がさごそ
霊夢「何さりげなく炬燵にはいってんのよ」
魔理沙「この寒さの中飛んでたんだぜ。すこしくらいいいだろ」
恵生「はい、お茶」
魔理沙「ありがとな~」
恵生「こうやってのんびりしているのもいいだろ」
魔理沙「こんなのがあって羨ましいんだぜ」
恵生「俺が作ったんだけどな」
魔理沙「私も欲しいなこんなの」
恵生「う~んそうだな........こんなのしかないな」
恵生は謎の袋のようなものを取り出した。中は液体の様な物と、鉄の板のようなものがはいっている。
霊夢「これは?」
恵生「ちょっと違うんだが、カイロっていうものだ」
魔理沙「どうやってつかうんだぜ?」
恵生「中の板を曲げてみ」
魔理沙「こうか?」
魔理沙が中の板を曲げると液体は氷のようになったが、熱を発していた。
魔理沙「うわっ、なんだこれ!?」
恵生「詳しい説明は省くが、今のようにすると暫くの間熱を出してくれて、出さなくなったら沸騰させたお湯に入れるとまた使えるようになるものだ。まぁ普通のカイロは使い切りだがな」
霊夢「へー便利ね」
恵生「あげるよそれ。あと中身が出たら危ないから破れたら中身ごと俺に渡してくれ」
魔理沙「わかったぜ」
三人が話をしているとまた客人がきた。
咲夜「失礼します」
恵生「咲夜か、お久しぶり」
霊夢「どうしたの?一体」
咲夜「この寒さで紅魔館の食材が底をつきそうなんです。なのでこちらに伺いました」
恵生「なるほどね」
??「というより、まだ行ってなかったのか」
恵生「あ、長命と銀糸台もいたのか」
長命「あぁ、....でどうするんだ」
恵生「そりゃあ....ね」
霊夢「しかたないわね」
魔理沙「異変解決に行くんだぜ!!」
~~~~♪~~~~♪
長命「何だこの音?」
恵生「あ、俺だ」
恵生は小さな長方形の物体を取り出し、それを耳に当て話始めた。
恵生「はいはい........え、まじで........わかったよ。そっちに向かう........ならまた後でな」
霊夢「どうかしたの?」
恵生「すまんが別件が入ったから、今回はパスで」
銀糸台「なんだよ?別件って」
恵生「言えないな。なら俺はもういくぜ」
恵生はそういうとどこかに行ってしまった。
長命「なんだろな?」
銀糸台「気にしても仕方ないし、早く行こうぜ」
長命「お前は一番後ろな」
銀糸台「うん........わかってる」
5人は異変解決に向かった
??「ふふっ、早く咲いて頂戴な」
恵生「はぁ、まったくよ何してんだ」
??「あら、恵生じゃない」
恵生「............」
??「........止めに来たの?」
恵生「顔を見たくなっただけさ」
??「あらそう」
恵生「じゃ、かえるわ」
恵生は去っていった。
長命「なんだよ今回」
銀糸台「仕方ねぇよ」
群雲「出番がねぇ!」
山餅「次回な」
恵生「みんな頑張れよ!」
山餅「あなたも頑張ってください。次回はパワーアップしたあの娘とあの人です」
群雲「パワーアップについては俺がしました」
山餅「それではお楽しみに!」