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東方金神龍  作者: 山餅
第二章 紅魔郷~one's word~
20/74

20話 これは宴会ですか? いいえパーティです

山餅「作者の山餅です。今回から少し変えてみました」

群雲「←ここか」

山餅「そうそう。あとこれね」がさごそ

銀糸台「何探してんだ?」

山餅「あったあった。コーヒーメーカー」

長命「あ....察した」

山餅「では楽しんで行ってください」

ここ、紅魔館の庭で今夜の宴会の準備をしていた。


恵生「これはここに置いておけばいいのか~?」

咲夜「はい、お願いします」


恵生はテーブルなどを運んでいた。


恵生「....と、会場はこんなもんかな」

咲夜「すみません、お手伝いさせてしまって」

恵生「いいよ、これくらい」

咲夜「そういえばほかの皆様は?」

恵生「食材集めとかをしてもらってるよ」


恵生はふと門の方に顔を向けると、そこに誰もいないのに気づいた。


恵生「美鈴も買い出しか?」

咲夜「いえ、私は頼んでないです」

恵生「........嫌な予感がする」

咲夜「私もです」












美鈴「クシュン!!....っと、誰かが噂でもしているんですかね」

銀糸台「すまねぇなこっちを手伝ってもらって」


銀糸台と美鈴と長命と魔理沙は、なにか食材を探しに来ていた。ちなみに群雲と霊夢は人里で食材を探していた。


魔理沙「ほらこのきのこ食ってみろよ」

銀糸台「........誰が食うか、そんな怪しい色したきのこ」

魔理沙「なら長命ほら」

長命「なんで俺に渡すんだ」

魔理沙「なんとなくだ。ほら食え」

長命「嫌だよ俺も」

魔理沙「ちぇっ」


なんだかんだでこちらも楽しそうである。


美鈴「何もないですね」

長命「ほんとだな」

魔理沙「だからきのこが....」

長命「せめて食えるのにしてくれ....」

銀糸台「おまえ食わんだろ」

?「ぶふぉぉぉ!!」


四人が食材を探していると、なにかの鳴き声が聞こえた。


美鈴「あれは....」

銀糸台「向こうから食材が来てくれるとは....」

長命「まぁ、何もないよりいいか」


四人はその鳴き声の方に向かった。












群雲と霊夢は人里で食材の買い出しをしていた。


村人「群雲さん、今日は店開けないんですか」

群雲「すまねぇな。こんな状態だからな」

村人「早く直して下さいな」

群雲「わかったよ」


群雲は村人と話をしていた。そして話が終わるとまた買い出しに向かっていった。


群雲「明日には開けるとするか」

?「すみません。お二人とも今よろしいですか?」

霊夢「阿求じゃない。どうしたの?」


霊夢に阿求と呼ばれた人物は、稗田 阿求ひえだのあきゅうといい、転生を繰りながら幻想郷縁起というものを書いている。


阿求「今日は幻想郷縁起に恵生さんのことを書きたいと思いまして、お二人ならどこにいるか分かりますか?」

群雲「あ〜知らないな」

阿求「そうですか........」

霊夢「でも、なんで恵生さんのことが書かれてないの?」

阿求「わからないんですよね」

群雲「すまないがまだ買い物の途中だからまた今度な」

阿求「恵生さんにあったら、探していたことを伝えておいてください」


二人は阿求とわかれ、買い物の続きにいった。


霊夢「群雲はなんで嘘をいったの?」

群雲「....紅魔館にいるとは言えんだろう」












その頃紅魔館では........


恵生「............」

ルーミア「お兄様~」

フラン「恵生~」


恵生は二人の少女たちにうでを引っ張られていた。

会場の準備が終わり、することがなかったので紅魔館の中を歩いているとこんな状況になってしまっていた。


恵生「........二人ともどうしたの?」

ルーミア「退屈なのだ~」

フラン「退屈なの~」

恵生「そうはいってもな....取り敢えず部屋に行くとするか」


恵生は二人をつれて、紅魔館の一室に入っていった。


恵生(とはいえ何をするとかは考えてないんだよな)

ルーミア「お兄様~?」

恵生「ま、トランプでもするか」

フラン「お姉様も呼んできていい?」

恵生「おう、呼んできな」


フランはレミリアを呼びに行き、四人でトランプをした。


恵生「能力つかうなよ」

レミリア「使わないわよ」














数時間後....


恵生「みんな帰ってきたみたいだな」


ルーミアとフランは途中から寝てしまっていた。


レミリア「私も準備してくるわ」

恵生「告白の?」

レミリア「ち、違うわよ」

恵生「あ、そう」


レミリアはそう言って部屋から出ていった。顔が真っ赤だったので嘘だと恵生は思った。


恵生「二人を起こすとするか」


恵生は二人を起こしてみんなのところにむかった。


フラン「肩車して」

恵生「はいはい」

ルーミア「じゃあ私は「二人はむり」

ルーミア「ぶー」

恵生「手を繋ぐだけで我慢してくれ」

ルーミア「仕方ないなー」

恵生「ありがと」













咲夜「二人の保護者みたいですね」


恵生が部屋から出て、咲夜にあったときこう言われた。


恵生「そのとおりだな」

ルーミア「早く行こー」

フラン「咲夜も行こ」


四人は庭に行くと、全員揃ったようだった。


霊夢「恵生さん、それどういう状態?」

長命「子連れの父親だな。完全に」

恵生「ていうかもう飲み始めてんのか」

魔理沙「おう!遅いから先に始めさせてもらってるぜ」

銀糸台「群雲は調理場にいるぞ」

恵生「あいつ大丈夫か?」

咲夜「私もお手伝いに向かいますね」

恵生「お願いするよ」


咲夜には調理場のほうに行ってもらった。


長命「........まぁ飲まなければいいよな」

恵生「それがいいぞ」


恵生はフランとルーミアを他に任して長命の所にいた。


恵生「お前もだいぶ変わったな」

長命「そうか?」

恵生「出会った頃は、誰に対しても敵意剥き出しだったぞ」

長命「はは、そんなこともあったな」

恵生「........今でも会いたいか?」

長命「........もう会えないだろ」

恵生「............そうだな」

長命「俺が変われたのは彼女のおかげと今でも思っているよ」

恵生「............」

長命「ま、会えるのなら会いたいがな」

恵生「............」

長命「恵生?」

恵生「俺もある人のおかげで変われた。もういないがな。お前は........」

長命「?」

恵生「いや、なんでもない」

長命「なんだよ?」

魔理沙「お前らも飲めよ~」

長命「俺は飲めねぇって」

恵生「........つきあってやりな」

長命「チョ待って」

魔理沙「いくぞー」


長命は魔理沙に引きずられていった。


恵生「............」


恵生が一人で飲んでいると隣でスキマがでてきた。


紫「隣いいかしら?」

恵生「........ああ」

紫「........どうしたの?」

恵生「................」


恵生は頭をあげ、一言だけいった。


恵生「俺なんかがこんなに幸せを感じていいのだろうか」












その頃銀糸台はレミリアによばれ、一緒に飲んでいた。


銀糸台「その時、あいつがな~」

レミリア「そうなの?」

銀糸台「そうなんだよ」


銀糸台は飲んでいるとあることに気づいた。


銀糸台「レミリア、顔が赤いが大丈夫か?」

レミリア「え?」


銀糸台はレミリアのひたいにふれた。


銀糸台「熱はないみたいだな。でもそんなに飲んでないのにどうしたんだ?」

レミリア「な、なんでもないわ!」












霊夢「熱いわね」

魔理沙「ほんとうだな」

長命「パルパルパル........」

霊夢「長命どうしたの?」

魔理沙「しらね」

長命「は!俺はなにを....」












群雲「手伝ってもらって悪いな」


群雲は調理場で咲夜と美鈴な手伝ってもらっていた。


咲夜「無理してもらっては困りますから」

群雲「俺はほとんどなにもしてないけどな」

美鈴「これ運んでおきますね」

群雲「材料はなくなったし、俺らも飲みにいくか」

咲夜「そうですね」

















恵生「俺なんかがこんなに幸せを感じていいのだろうか」


恵生は自分が思っていたことを、そのまま話した。


恵生「俺なんかが感じてはいけないんだ....」

紫「........そんなことはないわよ」

恵生「いや....」

紫「そんなことない!!」

恵生「紫....」

紫「この幸せはあなたが築いたものなのよ!」

恵生「........ありがとな」

紫「恵生?」

恵生「なんか怒られてばっかだな」

紫「........ねぇ恵生、私のことどうおもっているの?」

恵生「................月が綺麗だなぁ」

紫「....誤魔化さないでよ」

恵生「あぁ、好きさ。これでいいか」

紫「なによそれ」

恵生「....苦手なんだよ。こういうの」

紫「ふふっ、でもありがとう」

恵生「はぁ」


恵生はため息をつき、ワインを飲んだ。


紫「久々に甘えさせてよ」

恵生「はいはい」

紫「じゃあキスしてよ」

恵生「............酔ってる?」

紫「どうかしらね」

恵生「叶えてあげますよ」


恵生は紫の頬にキスをしてあげた。


紫「///」

恵生「........酔いはさめたか?」

紫「///う、うん」





紅魔館での夜は過ぎていき、ほとんどが次の日も世話になったのは言うまでもない。

山餅「ε=(・д・`*)ハァ…甘かったな」

恵生「そうか?」

山餅「おかしい。鈍感にしたはずなのに」

銀糸台「それより次回はなんだよ?」

山餅「次回から妖々夢編に入ろうかなと思っております。妖々夢編の予告をして今回は終わりますね。

ネタバレが嫌いな人は戻るボタンを連打するんだ!」













貴方には一人を深く愛したことがありますか?

貴方は大切な人を失ったことがありますか?

その人に会えるとしたらなにをしたいですか?



第三章妖々夢~recollect~


貴方は守ることができますか?












山餅「次回をお楽しみに~♪」


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