それぞれの道
グサッ!バリッ!グチャ!…
今サレイの目の前で、ネスコが切られた…
「大丈夫か!ネスコ!」
「お…お父…さ…ん」パタッ…
「ネスコ!!!!!!!!!!」
バサッ!
サレイがネスコの名前を叫んだ時、サレイは目を開けた。そう…夢だった。これが現実になるのでは無いかとサレイは内心思い始める。
「ゆ、夢か…」
(こんなこと、ホントにあったら、どうしたら…)
「おはよう。お父さん…?」
「どうした?レイヤ。今日は父さんより早いじゃないか?」
「お父さんが、アリストさんのところへ行って、いつ帰るかわかんないから…お話ししにきたの。」
「そうか…ありがとう。それで?話って何だ?」
そうサレイが言った瞬間、レイヤが光り出した。
「実は、私……」
レイヤはうつむき、泣き始めた。
「どうしたんだ!?レイヤ?何があったんだ?」
いきなり光り出したレイヤにビックリしたサレイは、早口で質問をした。
「私は、実は神の子で、お父さんに神の力をあげるために来たのー」
サレイは、ふと、レイヤの後ろを見ると、電気コードが見えた。
(あーあ。レイヤー後ろに線が見えてるぞー……何て言えるわけ無いよな。)
この世界にも一様電気が存在している。
「あ、あのさ?レイヤ?熱く無いのか?」
「え?何のことー?」
「熱く無いならいいよ。」
この子は、いい子なのかバカなのか分からんな。
「お父さん……何しに行くの?」
「アリストさんがな、暇潰しになんかしろ!……っていうからな、面白いことをしに行くんだ…」
「出来る……の?」
「出来るよ。心配しなくても良いよ。それより…ネスコの方が心配だ…レイヤ、お前のお兄ちゃんをよろしく頼んだよ」
「わかったー……」
「行って来るよ、皆」
「頑張ってね…僕の体」
「頑張ってーお父さん」
「頑張ってください。お父さん」
三人とサレイ。いきなり開催されたD-1グランプリ。入れ替わるサレイとネスコ。アリストの所へ行くサレイ。どうなる?どうする?
終わり。
伸びが無いので、終わります。