決断の朝
俺とネスコは入れ替わってしまった。
俺は、ネスコの代わりを、ネスコは、俺の代わりをしなければいけない・・・
どうしようか・・・って思っていたとき、ふとバレ・キィンのことを思い出した・・・
→回想←
「悩んだ時は来い!助けてやろう、長い付き合いだ。」
「本当ですか!」
「ただし!条件がある!」
「それは、何ですか?」
「かなり大きな悩みだけだ!食べ物・金は、いつもどうりあげよう。」
「わかりました!」
「ただし一度だけだ!」
「はい!」
→回想終了←
そうだ!今がその時だ!
↑こう思った俺は、ネスコを連れて、バレ・キィンのところえ行った。
「今日は珍しいな、親子で来るとは・・・何があった?」
バレ・キィンには、すべてお見通しだった・・・
「実は私がサレイで、私の体がネスコ何です!」
「どうした?ネスコ、頭がオカシクなったか?どういうことかわからんぞ!」
「バレ・キィンさん!僕が、ネスコなの!」
「どういうことだ!?これは一体!?どうなっておる!」
「魂が入れ替わってしまったのです。バレ・キィン、あなたは本当に困ったら相談にのるって言った。なので相談にきました。」
「本当のようだな!ネスコがそんなに、話せる訳がないからな。だが・・・相談にのってもいいが・・・何をすれば良いか・・・」
その時だった・・・
「親方様。アリストのところへ行った忍びからの伝令です。」
「おぉ!佐助か!久しぶりじゃの。して、伝令とは?」
「辞書でお調べください。」
「意味ではない!内容だ!」
「ですよね~」
存在を忘れるられてるサレイ親子であった・・・
「して?内容は!?」
「はい!読み上げます!【元気かバレ・キィン。いきなりだが、お前に言うことがある!何か面白いことは無いか?グランプリの決勝戦までの待ち時間、いや・・・数日間は、どうせ暇なのだ。何か面白いことでもしたいと思ってな~】っとのことです。」
「はっはっはー!あやつらしいワ!」
「あ・・・あの~・・・俺達の話しは?」
二人の話しに入って行けず、一瞬の隙で口を挟んだ。
「スマン、スマン。今の話し聞いただろ?お前らの入れ替わりは、どうしようも無い!だから、ネスコがグランプリに出るしかあるまい。これでお前達の話しは終わりじゃ。サレイが面白いことしてくれぬか?金は出すから。」
「「えっ!ええっ!」」
二人は驚いて、座っているのにこけてしまった。
「ネスコが出るのは仕方がないことですが、何故に私が面白いことを?子供の体とはいえ、面白く無かったら何されるかわからないです。」
サレイは少し怒った。
「安全は保証する!佐助を護衛に付けるからな!」
自信満々のバレ・キィン
「なぜそこまでするのですか?」
「それは、お前達と俺は、長い付き合いだからだ、それ以外に理由がいるのか?」
「「ありがとうございます!」」
「ついでに、アリストに聞いておこう。魂の入れ替わりについて。そういえば・・・本選の日時を言って無かったな!あさってだ!ここに朝早くに来い!日が昇る前にだそ!」
と言われた、俺達は、一礼してから、帰った。
次の日俺は、ネスコに土下座の真髄?を教えた。
そして翌朝・・・