D-1グランプリ開催
主人公のサレイ・ラオは、筋肉はかなりあるが、頭は学校に行っていなかったために、少しバカである。
この世界の名前は、マネイチ。
この世界には、二種類の人間しかいない。
金持ちか、貧乏人しかいない。
そして貧乏人は、毎日金持ちに土下座をやり続け、物を貰わないと生きて行けない状態であった。
そんな時・・・
世界の大富豪
〈アリスト・セフィーロ〉が貧乏人に向けて宣言をした。
「全国民に告げる!今から、土下座ナンバーワングランプリ、略して・・・D-1グランプリを開催する!優勝者には賞金を、たんまり出す!」
「なんだそれ?」
「土下座グランプリ?」
「D-1グランプリ?」
世界の人達は、口々に言った。
詳しくは、二日後にチラシを配るから、それを見てくれ!だそうです。
さっきから説明してる俺は・・・サレイ・ラオ。
今は27歳、18歳で結婚して、今は、9歳の息子のネスコと6歳の娘のレイヤと27の妻のミネルの四人家族で住んでいる。
だが・・・お金が無さすぎて、子供たちにまで迷惑をかけている。
そんな時に、開かれるD-1グランプリは、俺達家族にとっては、最高の大会であった・・・
二日がたった。
チラシが全国民に配られた。
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【D-1グランプリ開催のお知らせ】
【参加資格:土下座を子供にまでさせないと生きていけない家族の大黒柱が参加可能】
【内容:土下座日本一を決める大会】
【日時:明日の11時】
【場所:そこら辺】
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きっとみんなが言っているだろう、
「そこら辺って!どこだよ!」とな!
そうなると、周りの金持ちに土下座する他に参加方が考えられない。
次の日、俺はいつも土下座に行っているバレ・キィンの家に行ってみた。
出かける前に家族全員に言われました。
「「「絶対に帰って!パパの家は、ここだから!」」」
その言葉を胸に、今俺は、バレ・キィンの前にいる・・・
「今日は何の様だ?サレイ」
バレは少し笑いながら言った。
俺は、とりあえず、土下座から始めた。
「どうしたんだ?今日は、土下座するのが早いんじゃあないか?用件も言わずに・・・」
「今日は、D-1グランプリについて、詳しく教えて頂きたく、やって来ました。」
「あれか。あれの話は、アリストから聞いている。」
「なら詳しく教えて頂きたいです。」
「参加方だけなら、教えてやろう。」
「ありがとうございます!」
俺は、土下座をしたまま話した。
「参加方は、村の予選に勝ち抜くこと。場所は、村一番の金持ちの家になっている。つまり、ここだ。そして、今ここには、サレイしかいない。つまり君は、予選突破だ。」
「ホントですか!ありがとうございます!」
この予選突破の後に待つ恐怖をまだ僕たちは知らない・・・