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神様の暇つぶし  作者: けんしょ~
その時、歴史が動いた?
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女Aと男Aは食事会に出る

Side:純情少年

たく、外の国はやっぱり危険だったな。祭りだってのにこんなヤツらに…

ゴンッ、ゴスッ、キーン!

「顎、腹、金的。さてあと2人」

…あ?

「ジル、ファイトー♪」

「はいはい」

「…ジル坊、何してんだ?」

「悪漢退治」

「ジル君!危ないから、ロザリーちゃんも止めて!」

「大丈夫だよ~、ジル強いもん♪」

強いからって…

「このガキ、」

ズドン、ガンッ!

「鳩尾、脳天。これで終わりか。さ、祭りの続きだ。ロザリー、何見に行く?」

「あっちのパチンコ♪」

「んじゃそれで」

「ちょっと待って2人とも!」

クリス、よく止めた!

「私もやりたい!」

「そっちかよっ!ここは年上として危ないから止めろって注意する所だろうがっ!」

「あ~、普通ならそうなんだろうけど…俺もロザリーもギグの森で暮してるからあれくらいの相手は…」

…ギグの森、だと?

「ギグの森って、確か大陸の北と南を隔ててる霧の中の森のコトだっけ?」

「あ、知らないのも無理ないか。うん、森の中の魔獣は強いから今のじゃ準備運動くらいにしかならないんだ」

「へ~」

「…お前ら、本当に…ギグの森で暮してるのか?」

「うん♪ジルは住み始めて2ヶ月くらいだけど、1人で狩とかしてるよ♪」

…嘘、だろ…

「シオン君?」

「ギグの森って言ったら、魔神の巣窟、冥府への門、福音の聞こえる森、他にもヤバい呼び名が付きまくってる、御伽話の勇者でも理由も無しに入るのは躊躇うような危険地帯だって聞いたぞ…」

「護衛してる騎士達にもそんな反応されたな…」

「森の中と外は違い過ぎるからね~♪」

「普通の魔獣みたいにドラゴンが闊歩してるような土地だって話も有るし…」

「見た事有る?」

「それは東と西の端っこの話だね~。アタシは見た事ないよ~」

「…一応本当なんだ…」

「ちょっと待て!お前ら2人暮しだって言ってたよな?子供だけで生きていけるような場所じゃないって、」

「まぁ、俺達くらいだよ、子供だけで暮してるのは。他の人達はデカい屋敷みたいなので固まって暮してるし、住人が増える時に増築してるって聞いた」

…マジかよ…そりゃ街のチンピラじゃ相手にならねえ筈だ…

「あ、居た居た、シルフの御2方」

ん?城の兵隊?

「今晩の夕食は少々盛大なモノに成るので、服の採寸等を行いたいので1度城に戻って頂けますか?特別な御客様も呼ぶ予定だと王も言っておりました」

盛大って、堅苦しいのは苦手なんだよな…

「仕方ないね。ロザリーちゃん、ジル君、またね?シオン君行こっ!」

「またな、どっかで見かけたら声くらい掛けろよ」

「「はーい♪」」

あ?ジル坊が悪戯思い付いた様な顔してんな…


Side:男A

行っちゃったか…笑いこらえるの大変だったな…

「晩ご飯楽しみだね♪」

「俺は厨房に来てくれって言われてるからちょっと面倒…」

「えへへ、ジルがどんなの作るか楽しみにしてるよ♪」

「はいはい。あの2人が驚く様なモノを作ってみるよ」

「うん♪楽しみだねっ♪」

さて、何の話かと言うと、2人が呼ばれた夕食に、俺達ユビキタス組も招待されているのだ。そこで俺はシスターが『ジル君は面白い料理を作るんですよ』って言いふらしたせいでデザートを1品作る事になってしまった…シスターめ、隊長に惚れてるってバラしてやろうか…

まぁ、嫌々ながらOKした理由は、

「ジル、どんなの作るのかな~♪」

この涎垂らしに頼まれたからだったりする…俺ってお人好し過ぎる…

まぁ、厨房に呼ばれてる時間までまだ有る。それまではロザリーとのデートでも楽しもう。


「疲れた…」

「お疲れ様~、大変だったね♪」

厨房に行って、俺がどんなの作るつもりかラルフのシェフに伝えた所、よく分からんと言われてしまい自分で作る事に…そして試食したシェフ達に捕まりレシピを教え、何故か夕食と言う名のパーティー用の飯作りに付き合わされ、パーティーが始まる直前にようやく解放された…俺客だぞ?ちなみにデミグラスソースを教えてあげたらかなり感謝されて、夕食のメニューに急遽ハンバーグが追加された。

その後、着替えようかと思ったら更衣室に色彩王がやってきて俺の浴衣見るなり『服そのままで頼む』なんて言われた…多分ロザリーも同じだろうと思ったら普通の黒いけど可愛らしいドレス…なにこの格差…ただし服に関しての周りの関心は俺への方が高い。またかよ…

てかパーティーって立食パーティーかよっ!どこのセレブ…王族主催だったな…

「ジルのスーツ姿も見てみたかったな~」

「まあ色彩王に言われたんなら仕方ない。それに坊主はその方が似合うだろうしな」

「でもロザリーちゃんとお揃いのジル君も見てみたかったですね。きっとお似合いです♪」

「でもほら、坊主狙いの女の子、結構居ますぜ。皆坊主見てら」

興味無い人から熱い視線向けられてもウザい…

「ジル様、色彩王がそろそろ来てほしいと」

執事長が直々に伝言とは、ちょっと驚いた。実はこの後のデザート発表用に俺は途中で会場を抜ける事になっている…まぁ、服と食べ物で見世物にするつもりだったんだろうな…

さて、シオン達を驚かせようか…


Side:女A

まさかこの世界でデミグラスソースのかかったハンバーグが食べれるなんて…感動!

「この、ハンバーグだったか?スゲー美味めえな!」

「う~む、レシピ聞けんモノか…」

シオン君も村長さんも村長候補達も食べ物に釘付け…まぁしょうがないよね♪

『では本日のメインディッシュ、デミグラスソースのハンバーグとこれからお出しするデザートを作った3人のシェフを紹介します!』

え、シェフ?後でレシピ聞かなきゃ!やっぱり頑固一徹みたいなオジサンかな?それは話しかけ辛そうでヤダな~…

『ではどうぞ!』

舞台袖から出てきた!お~、1人目はイカツい…2人目は優しそう♪…3人目は、アレ?背低いし…浴衣、って!

『3人目のシェフは偶然我が国に来ていたユビキタスの少年です!もはや料理界では伝説と成ってしまっているデミグラスソースの製法を何の躊躇いも無く伝授してくれました!』

…ジル君!?

「あれって、ジル坊だよな?」

「うん、どうみても、そうだよね…」

「クリ姉~♪」

このマイペースな声って…

「えへへ~♪ジル見てビックリした?」

ロザリーちゃんまで…何で?


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