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神様の暇つぶし  作者: けんしょ~
それぞれの日常
69/140

女Bは決闘を見る

前回のあらすじ

決闘することになった!

…誰が?

Side:女B

「とゆう訳で、イトハ、テッタ、シフルネ。明日はわらわと共に奴らを叩き潰すのじゃ」

「承知しました」

「イトハ様、頑張りましょうね♪」

「むう、シフルネめ。最近積極的に攻めて居るの、わらわもそろそろ攻め方を変えるべきかの?」

…はぁ

「まずは説明しなさいよ、説明を!2人は良いかもしれないけど私は何にも知らないのよ!」

グリグリグリグリ…

「痛たっ!痛いのじゃ~っ!わ、わかった!今から説明するから離して欲しいのじゃ~」

まったく、説明くらいちゃんとしなさいよね。

「もうちょっと優しい触れ合いを望むのじゃ…や、うむ、では説明を始めるのじゃ!」

グリグリしようとしたら慌てて説明始めたわね。

「魔王の証は<契約の魔印>とゆうスキルなんじゃが、このスキルは遺伝でも、訓練でも手に入らん特殊な発現条件を持って居る。じゃがこのスキルを持っているだけで魔王として君臨してる事に良い顔をせん者も多い。そういった者がこのスキルを剥奪する手段として、王決めの儀とゆう5対5の決闘で魔王に戦いを挑んだ者達が勝ったら、その者達の長が新しい魔王に成れるんじゃ」

「この法は魔王の暴走を止める為に有る、との建前ですが、実際には何故この方法で<契約の魔印>が移るのかは分かっていないのです。イトハ殿にはこの決闘で魔王様の側として、挑戦者達と戦って貰いたいのですよ」

「はぁ~、面倒な法なのね…てか1人足りないわよ?」

「酷いイトハちゃん!私がいるじゃないっ!」

「きゃあーっ!」

「イトハちゃん、悲鳴も可愛い♪」

「ヘレシア!胸触るの止めてって言ってるでしょ!」

「だって私1日1回はイトハちゃんの胸に触らないと禁断症状が…」

「知らないわよ!」

いきなり後ろから私に抱き付いてきたこの巨乳変態はヘレシア・ヘルシィ。城の保健室の室長…魔王城に保健室?と思うけど実験室で怪我人がでたりテッタの所とかの軍隊が訓練中に怪我したりするから需要は高いらしい。

「羨ましいのじゃ…」

魔王がこんな事で羨ましいとか言わない!

「はいはーい、私もリリーちゃんの味方として参加するよ♪」

「うむ、これで5人揃ったの。全員明日の為にも今日はしっかり休むのじゃぞ」

「そうですね」

「わかりました」

「はーい♪」

「あ、明日の決闘ってルールとか決まってんの?」

「決闘は1対1の点取り形式じゃな。先に3勝決めてしまえばいいのじゃ。まぁ魔王と向こうの長は必ず戦わなければならんし、その試合で魔王が負けたら今までの試合結果に関わらず挑戦者側の勝ちじゃがな」

結構普通なのね。

「勝った人が次の試合も出れるとなると魔王側に有利過ぎるからこのルールになっていると聞きました」

色々考えて出来てるのね。

「さ、今日はもう解散じゃ。各々体調にだけは気をつけてくれ」

これ以上は聞く事思い付かないわね…


『レディース、アーンド、ジェントルメーンッ!今日はリリー様の魔王就任以来、初の王決めの儀だっ!歴代の魔王達も通った試練、はたしてリリー様はどう乗り越えるっ?はたまた魔王不敗の歴史が覆されるのかっ?両者の対決は見ものだーっ!

なんと言っても今回は、親子対決、隊長対決、余所者対決、白衣対決、等々見応えの有りそうなカードばかりだーっ!

はたして勝つのは、子か親か!切り込み隊か遊撃隊か!リリー様の嫁か大臣の妾か!白衣の天使か白衣の悪魔か!全ての試合が白熱必至の好カード!

てめーらっ!一試合も見逃すんじゃねーぞっ!』

『『『『『うおーーーーーーっ!』』』』』

司会も観客もノリノリね…毎回こんななのかしら…

「今回は凄い人数ですね。それだけ魔王様が支持されているとゆう事。この勝負、貰いましたね」

「そうゆうもんなの?」

「はい、これだけ支持されている王に戦いを挑むのは得策ではありません。勝ってもブーイングの嵐ですから」

「なるほど。それにしても今回の対戦カードって…」

「はい。シフルネ殿は御父上と、某は同じ立場の遊撃隊隊長と、ヘレシア殿は魔界病院の院長と戦います。イトハ殿のお相手は大臣の妾ですが彼も魔界の者ではありません」

この決闘、リリーサイドは女しかいないが大臣サイドは男しかいない。妾って男なのね…

「大臣は数少ない子を産む男魔族ですからね。女性と付き合っても生産性が無いのですよ」

男同士…BL?なんかスッゴイ美少年だし…近づきたくないわね…

「では、行ってまいります…」

「うむ、無理はするな」

「…はい!」

そっか…シフルネは父親と…


『さっそく第一試合だ!しょっぱなから親子対決!子は魔王の元で、父は反魔王の元で、ああ誰にも止められない、悲劇の親子はただその刃で打ち合うのみ!今開くのは舞台の幕、悲劇の舞台の幕開けだーっ!第一試合、始めっ!』


始まった…って、え?

カッ、カカカカカカカカカカカカカカッ!

シフルネ親子の武器は両方とも細身のレイピア。父親と戦う事になって戸惑うかと思ったら…

「さっさと倒れなさいっ!」

「くっ、シフルネ!何時の間にここまでっ」

速攻で勝負仕掛けてる…それもかなり容赦無い…目とか急所とかガンガン攻撃してる…

『これは速いっ!目にも留まらぬ光速の刺突で父を追い詰める子!一切の容赦が無いっ!』

「シフルネちゃんはお父さんのコト大嫌いだからね~。むしろ喜んで刺しにいってるね」

親子仲悪いんだ…

カンッ…

父親のレイピアが上に弾けた!

「この距離、終わりですっ!大地の流れを組む者よ」

父親がレイピアを急いで戻そうとしてもシフルネの連撃に阻まれてる。

「その力 我が使わん」

強引に上から叩きつけようとしたら右に流されてる…これは終わったわね。

「アースショット!」

刺突が腹を捉えたと思ったら場外まで吹き飛ばされた…あ、白目剥いてる。

『おーっとこれは完全にダウンだーっ!父と子の悲劇の舞台となるかと思いきや、圧倒的な手数で子が親を叩きのめしたーっ!容赦無い、全く容赦無い攻撃で、リリー様チーム、まずは一勝をもぎ取ったーっ!』

「覚えておいて下さい、お父様。リリー様の敵は、誰であろうと私の敵です!」

聞こえてないわよ…とりあえず1勝…次はテッタね。


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