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神様の暇つぶし  作者: けんしょ~
それぞれの日常
67/140

男Aの旅、3日目

1話に収めようとすると文字数が…

とゆう事で今回はちょっと文字数多めです

Side:男A

男達の断末魔の様な叫びが小さくなっていき、やがて耳が痛くなるくらいの静寂が訪れた。

「坊主、お前この仕事終わったら御払いしてもらえ」

「ジル君、絶対だよ?お姉さんと約束して」

「このままじゃいつかは嬢ちゃんまで巻き込むぜ?」

心温まるアドバイスを騎士達から頂いた。その『しょうがないなぁ』って顔やめろ。

「まだ俺のせいと決まった訳では…」

「山賊さん達完全にジル狙いだったよね♪」

ぐはっ!まさか味方のはずのロザリーに止めを刺されるとは…

なんかこの山賊達、人身売買用に俺に目を付けたらしく相当しつこく俺狙いだった。

「これで5回目だっけか?」

「7回目ですよ。ジル君がいない時のイベント遭遇率軽く超えてきましたね」

「いつもはどれくらいなの~?」

「賊に襲われるのも含めて4回ね。普通どの村でも街でも『季節限定のお祭りに当たれたらラッキー』くらいで、イベントはないから」

「やっぱり坊主が原因だよな。ありえねえ程簡単にトラブル巻き込まれるし」

もう何も言えん…泣いてなんかないんだからねっ!…うえっ、男のツンデレキモいな…

今日は第2大陸上陸して3日目。昨日の街はカラーズの領土だった。

昨日の街では悪徳領主が街人を不当に虐げててそれをどうにかしてくれと頼まれた。

街の自警団と協力して領主と街の警備隊を撃退。隣町の警備隊に引き渡して街は平和を取り戻した。

ちなみに、街に入った瞬間『気にいった』とゆう理由で俺とロザリーは領主に連れ去られそうになり警備兵撃退。そのせいでこんなこと頼まれた。やっぱり俺だけじゃないじゃん。

ちなみに女神様はまだあのゲームで挑んできている。何か異常な上達速度を誇っててその内負けそう…それはそれで悔しいな…

「あ~、それよりあれが次の街なんじゃ…」

御者台から見えた妙な塔の有る街の事を聞いて話題を逸らす。隊長の解説タイム。

「おっ、やっとだな。皆、今日の街に着いたぞ。服飾都市クロス、ここで手に入らない服は無いって話だ」

また大きく出たな。そしてシスターとロザリーは女の子な反応してました。なんで女の人はあんなに服好きなんだろう?


Side:神祖

馬車は街の警備隊に預けたし、お買いものお買いもの♪

「あ~れ~…」

…ジルが人混みに流されていくっ!

「隊長さんっ、ジルが、ジルが~…」

「…あいつ本当になんか憑いてんじゃないか?」

そんな事言ってる場合じゃないよう!速く探さないと!

「待ってロザリーちゃん、あなとまで逸れるのはマズいわ。皆で一緒に、ね?」

「そうだぜ。それに坊主なら大の大人相手でも殴り倒せるからそんなに心配するな」

「…はい」

う~、じるぅ~…

「泣いちゃダメよ。ジル君に会えた時笑われちゃうわよ?」

シスターさんに優しく厳しいコト言われちゃった…うん、泣かない!

だから速く探す!

と、探していたら意外と速く見つけた。だって騒がしいトコにいる人にジルのコト聞いたら簡単に『あっちに走って行った』『ついさっき店通しの喧嘩止めた』『あんなに小さいのに強かったな~』ってビックリするくらい見た人が多かったから…ジル何してるの?

「お、あの小っこいの坊主じゃないか?」

ドコドコ?…いたっ!

「おい、嬢ちゃん。お子様は引っ込んでな、俺達はお前には用はねえんだ」

「でもアニキっ、こいつスゲー上玉ですぜっ!」

「あ、貴方っ、下がりなさい!これ以上私に…」

「はぁ…とりあえず」

ゴスッ×2

カッコイイ男の人とデッカイ男の人がお腹殴られて気絶した…

「え、ウソ、だって、貴方まだ10歳くらい…」

「コイツらが起きる前に離れない?」

「え、あ…そうですわね…」

男の人2人を残してジルが、15歳くらいの女の子の手を引いてその場を離れていく。

ジル…その女の子は誰かな?

「嬢ちゃん、追うぞっ…て既に追ってる!待て嬢ちゃん、速過ぎるーっ」

ジルが女の子と一緒…ジルが女の子と一緒、ジルが女の子と一緒じるが女の子と一緒!

っ!…何でだろう…涙でそう…


「ここまでくれば平気か?」

「はぁはぁはぁ…そうですわね…」

ジルと女の子は大通りの脇にある路地で止まった。女の子の方はスゴイ息切れしてる。ジル、女の子には優しくしなきゃダメ!

「やっと追いついた…嬢ちゃん、速過ぎ…」

隊長さん達も来た…でも…出れない…今、ジルに会うの、怖い…

「今日は有難う、お礼に我が家で夕食でも如何?」

「ん?ああ、悪い、仲間が探してるだろうから俺はそろそろ戻らないと」

「…私の誘いを断ると?」

「アンタが誰だか知らないしな。成り行きで助けただけだ」

「私は、この街のっ…」

「領主の娘だ、とか?」

「なっ、貴方知ってて…」

「知らないって。ただ育ちも良さそうだし、自分の誘いを断られる事に慣れてない所を見るとそうなんだろって思っただけ」

「…なら尚更断るのは…」

「別にどうでも良いよ。ただの警備兵からなら逃げ切れるし」

「貴方は…」

「覚えておきなよ。アンタの振りかざしてるのは、アンタの力じゃない。そんなんじゃ誰もアンタに従わない」

「っ!…うぅ…」

「はぁ、ゴメン、言い過ぎたよ」

「泣いてませんっ!」

「んな事一言も言ってないけどね」

ああ!ジル女の子を泣かせるなんて最低だよっ!後でちゃんとオハナシしなくちゃだよっ!

「…どうしたら、いいのですか?」

「…何が?」

ジル、察してあげなよ…さっきまでのテレパシーは何だったの?

「どうしたら、私は私に相応しく成れますか?」

…言ってる事が全然わからない!あれっ?隊長さん達はわかってるみたい。何で?

「あ~、統治者の条件は色々だからな。まぁ…なるべく皆が幸せに暮らせるよう考えてみたら?統治者として」

「…皆が幸せに、ですか…理想論にしか聞こえませんわね…」

「理想を実現しようとしない統治者は邪魔なだけだろ?」

ジル、極端過ぎ…あれっ、隊長さん達も女の子も感動しちゃってるっ!?

「では、貴方は誰か幸せにしたい人がいますか?その人に何をして上げたいですかっ?」

「そんなに期待されてもな…俺は、ロザリーが悩んでたり、困ってたりしたら近くにいて、いつでも手伝えるようにしていたい、かな。我儘言われても『しょうがねえなぁ』って、手を貸せる距離に居たい…恥ずかしい///」

……何かアタシも恥ずかしい…シスターがキラキラした目でこっち見てるよ~っ///

「…そう、ですか…助けて下さって、有難う御座いました…この街に来る事が有りましたら、ぜひ私の家に来てみてください?ロザリーさんと、一緒に…」

そう言って女の子はジルから離れていった…


Side:男A

…行ったか。しかし…恥ずかしかった///早く帰ってもらう為にわざわざ女の名前出してまで相当無茶な事言ったからな~。運命感じられちゃっても応えたくないし…

「ジ~ルッ♪」

グハッ!後ろからこのタックル、ロザリーかっ!

「えへへ~♪」

…頬がちょっと赤くて嬉しそう…後ろの隊長達がスッゴイニヤニヤしてる…

「もしかして…聞いてた?」

「えへへ~///」

これ以上は聞くまい…俺の精神のために…早く宿で休もう。もう日が暮れる…

結局、宿で相当騒がれた上にロザリーに『抱き枕か?』な抱きしめられ方で就寝した…


ギリギリ3000文字いってないです

いっそ3000にしてしまえばよかったですかね?

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