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神様の暇つぶし  作者: けんしょ~
それぞれの日常
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男勇者と男Aの接近pert2

Side:男A

貿易都市・コールスは森から馬車で2時間程かかる。荷物はロザリーの魔具と赤ヒゲからギルドへの手紙だけだが魔具がちょっと重い。ちなみに馬車はリナちゃんの親、肉屋の店主がついでに乗せて行ってくれた。

ちなみにこの人は俺を女と間違えるし、リナちゃんが泣いてる所に遭遇しただけの俺を肉切り包丁で追いかけ回す等勘違いの激しい人だ。ロザリーが泣いてた理由を聞いたら転んで膝擦り剥いただけだった。店主、いつか締める。

「ジル、見えてきたよ。あれが、貿易都市・コールスだよ♪」

そういって荷台から乗り出して指差す先には、海に面した位置に城壁の付いた街があった。遠目からでもレンガ作りの重厚な姿が見えるこの都市がコールス。貿易都市だから港街だとは思ってたけど城壁まであるとは。

「スゴイ城壁だな…」

圧倒されてしまう。

「魔獣の被害に遭い易いからね。森近くの大きな都市では普通なんだ」

「2人とも、あんま顔出してっと落ちるぞ」

「「はーい」」

店主の忠告には素直に従っておいた。さて、何が見れるかな…


「とーうちゃーく♪」

あらためて…デカッ!

レンガ作りの重厚な壁、いかにも貿易の街といった風情の露天商では見たことも無いモノが所狭しと売られていて、売り手と買い手が交渉している。スゴイ風景だな…

「じゃ、夕方に成ったらここでな。遅れんなよ」

そう言って店主は自分の用を済ませに行った。

「じゃ、まずは魔具届けよっか♪」

つう訳でついて行く。他にやること無いし道分からないしな。


魔道具を売っているとゆうロザリーの知り合いの店に着いた…看板ピンクってなんかヤダな…

「こんにちは~。リシルさん、ロザリーですよ~」

「はぁい。ちょっと待っててねぇん」

何だこの甘ったるい間延びした声…きっつ…

「いらっしゃ~い、ロザリーちゃん。あらぁ、そっちの女の子は初めてかしらぁ」

出てきたのはやたら露出の高い服着たお姉さんだった。声の通りの容姿でエロい雰囲気が全身から出ている。青髪黄目でウェーブの掛かったロングヘアーもあってホステスにしか見えない…

「リシルさん、ジルは男の子だよ」

「始めまして」

ゲンナリしてて愛想良く挨拶できる気分じゃなかった。一応営業スマイルくらいは作ったが…

「えぇ、嘘ぉ…だってぇ、こんなにぃ可愛いのにぃ?」

「うん、私も最初は勘違いしちゃったよ~」

もしかしてロザリーの緩い喋り方ってこの人の影響か?

「そうなのぉ~。おもしろいわぁ~」

「それより、頼まれてた魔具ですよ~」

「あらぁ、いつもありがとねぇ~。はぁ~い、お財布出してぇ~」

リシルさんはライターのような物を、ロザリーはマッチ入れみたいな道具をそれぞれ取り出して先端をくっ付けた。

この世界の通貨は硬貨ではなく、魔力の塊のようなモノだ。向こうのカードと同じような物だが、1度所持者が決まると他の人では全く使えないらしい。持ち主の魔力に反応するからと説明された。

ちなみにデザインは割と自由に変えられて俺もロザリーに貰った財布は手の平サイズの銃のマガジンに近い形にしている。

「ねぇ、僕ぅ~。私の所に来ないぃ?お姉ぇさん、君の言う事なら何でも聞いてあげるわよぉ」

何か勧誘された。

「ダメ!」

「あらぁ~、どうしてぇ~?」

「え、えっと…う~…さよならっ!」

「またねぇん♪」

やっと出れた…てかロザリー分かりやす過ぎ…


ん?店の前に人込みが…


「「「「キャーッ!勇者様~!」」」」

「「「「フレイヤ様――――っ!」」」」

「「バカ野郎っ!声が小さい!!!」」


何だ、何の騒ぎだこれ?勇者って言ってたか…

「勇者様?ね、ね、見に行こう♪」

そう言って走り出してしまった。切り替え速いな。

「ジル~、速く速く!」

「そんなに急がなくても…ロザリー前見ないと危ないよ!」

これだけの人込みじゃな~。とりあえずはぐれない様にしよう。

「ジル遅いよ~」

「あ、ゴメン」

「はぐれたら大変だよ。ね?」

そう言って手を出して来た…握れと?まぁ妥当か。周りからは姉妹にしか見えないだろうしイイか。ぶっちゃけ夜に抱き枕にされてるのと比べたらね…

「もうちょっと前に出ないと見れないかな?ジル、行くよ~」

「分かったから引っ張らないで…」

結構人込みに引っ掛かって痛いんだよな~

「ぷはぁっ…やっと出れた」

「ね、ジル。あれが勇者様だって♪」

指された方を見てみると、濃い紫髪のメイドさん、金髪の綺麗なドレス着た美女、こちらも金髪のイケメン騎士さん…大穴でメイドさんが勇者と見た。

「あのカッコいい男の人が勇者何だって♪」

はずれか~。まぁ妥当か。ドレスの人はユビキタス公国の御姫様でメイドはその御付かな?にこやかに話してるけど、聞いてみるか…何々…


「勇人、まさか…あれくらいの年の娘がいいのかい?いくらなんでも犯罪だよ?」

「フレイヤ様に欲情する素振りが無いのは年齢が対象外だったからですか。想像以上のゲス野郎ですね」

「違ーーーうっ!ただ微笑ましくて見てただけだ!」

「そんなこと言って、あの幼女達を視姦してたんだろう?」

「今ならまだ真人間に戻れますよ?考え直しましょう?」

「だーーーーっ!」


…勇者も大変だな。とゆうか俺達の事見て話してるな。手でも振っておくか…



Side:男勇者

ああ!さっきの姉妹の小さい方が同情した目でこっち見てる。

「勇人様、あまり騒がれると危ないですよ。それと幼女を視姦するのはそろそろ止めた方が良いかと。これ以上は私も庇いきれません」

「だからしてないって!」


「ふっ」


あの子何か失笑してる!上の子はキラキラした純粋な目でこっち見てんのに下の子は捻くれてる!?

「さて、勇人の性癖が分かった所で今日のパレードは終いだよ。明日に備えてちゃんと休まなきゃね」

こうしてコールスでのパレードは昼前に終わった。馬車はゆっくりと俺らの宿泊先、騎士隊舎に向かって行った。これで休める…


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