女Aはエルフ?になった?
ちょっとバカな子に見えます…
Side:女A
……あれ?さっきまで神様?と話してたのに、いったいここは…ジャングル?えぇっ!酷いや神様!こんな所に女の子(25さ…18歳でしたね)1人放りだすなんて!あんたなんて神じゃなくて悪魔だ、鬼畜だ~!うえ~ん!
ガサガサ
「ヒッ!」
何かな?うさぎさんかな?たぬきさんかな?くまさんは勘弁してっ!死んだ振りなんてしたって玩具みたいにゴロゴロされたら結局死んじゃうよ!走って逃げようにもスーツにヒールって死んだ時の恰好そのままじゃん!神様手ぇ抜き過ぎだよっ!
「誰だ、お前!」
えっ!ナイフ!?何で、どうして、誰か助けてよ~…
「え~と、私、私…」
…私名前何だっけ…やばい、どうしよう…どうし…
「わっぷ」
顔に何か張り付いた~…何なのよ~。
「何だその紙は、何か書いてあるな。読めるなら読め」
はいはいわかりましたよ~。でもそろそろ手下ろしたかったからちょうどイイ。ナイフ怖くてずっとバンザイしてたのよねぇ~。え~と、何何、「お前名前とかの記憶ないから神様たる俺が直々に付けてやったぞ。喜べ、今日からお前はエレガント・シュピーゲルと…」グシャッ
「私の名前は…クリス、クリス・シュタインよっ!」
「えっ、あぁ、そうか……ここで何している」
「知らないわよ!何もわからないで急にこんなジャングルみたいなトコにいつの間にかいたんだから!むしろ私が聞きたいくらいよぉ!何なのよぉ!もぉやだよぉ!お家に帰りたいよぉ~…」
何か悲しくなってきた……何てね!この男の子は女の涙に弱い!何故か私にはその確信がある!理由?何それ美味しいの?しっかしこの男の子…耳がちょっと尖ってる?髪も深緑なんて変な色だし。…泣き真似しながら自分の耳触ってみたら同じ様に尖ってる…結構長い髪は光るような緑…私も大差ないじゃん。神様が言ってたのはコレのことか~。
「は~、わかったからもう泣くな。同族みたいだし村に入れないか聞いてみてやるから、な?」
「ナイフ向けない?」
ちょっとブリっ娘過ぎたかな?
「あ、あぁしまっとくよ。多分村に入るのも平気だろ。でもお前本当にどっから来たんだ?」
あ、効いてる。もしかして私って美少女?鏡ないかな?それにしても単純だなぁ。女の子と話す事自体少なかったのかな?
「わかんないよ、何にも」
「記憶が無いのか?ならジジイ達も追い出したりしないだろ。んじゃ、こっちだ。ついて来い」
「…うん♪」
どうだ!タイミング測っての必殺スマイル!ふふふ…赤くなってる赤くなってる。いや~初々しいわねぇ~。…ちょっとオバサンっぽかったかな…。反省。
Side:エルフの少年改め純情少年
はぁ~、何か変なの拾っちまったな。それにあの黒い服は偉そうな人間がよく着てる服だよな?でも見捨てるわけにもいかないよなぁ、記憶も無いみたいだし。てか俺と同じくらいのエルフ…エルフか?まぁいいや…初めて見たな。里にはどんなに近くても6歳は離れてるし…。遊び相手少なくてよく森に入ったからなぁ。でも大人でも来ないようなこんな奥にどうしてコイツは…。まぁ記憶ないならしょうがないよな!そのうち思い出すかもしんねえし。しっかしコイツの髪綺麗な…何考えてんだ俺!今は村でジジイ達を説得することを考える時だ!しっかりついて来てるよな!うし!……大人でも辛いこの道を歩き辛そうな靴で普通に歩いてる?…気にしない様にしよう…。
Side:エルフ?
ん?こっち向いて直ぐ逸らされた。感じ悪いな~、言いたい事あるなら言ってくれた方が楽なのに。…それにしても酷い道だな~。…あれ?ヒールで全然歩けてる?これも最適化ってヤツかな?
短かったらもうちょい文量増やしてみます