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200文字小説集

そんな日はきっと・・・(200文字小説)

作者: 日下部良介

朝から携帯電話が鳴りっぱなしだ。

うっとうしいから電源を切った。


青い空に白い砂浜。

せっかく解放感に浸っていたのに台無しだ。


砂浜を歩いていると、オープンテラスのカフェがあった。

腹が減ったのでその店に入った。

潮風に吹かれて海を見ながら、エスプレッソを飲んだ。


本当に贅沢な1日を過ごした。


家に帰り携帯電話の電源を入れ、メッセージを確認する。

最後のメッセージは上司からだった。


「クビだ!」


明日も海を見に行こう。


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― 新着の感想 ―
[一言]  うわー、そっちに行っちゃいましたかぁ!!^^;  まぁ、無断欠勤はイカンですね。ちゃんと「今日はやる気がでないので、休みます」とか連絡を入れとかなきゃだめですねぇ。  もう、これは、そのま…
[一言] 落ちは予想していましたが、そこへ行くまでの過程が良いです! 最後の締め括りの一文もいい感じです。 面白い作品をどうもありがとうございました。
[良い点] 私は前作でオチは首になっただろうと想像したので、これですっきりしました。
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