自分を知らない存在と一匹の光球
三週目も半ばを過ぎて、俺は今日も生きている。
水場を基点にした巡回ルートはもう完璧に頭に入った。罠の配置、食える植物の群生地、避けるべき獣道。全部把握してる。二週目を越えたあたりで、ウィスプたちの煽りも随分と減った。
『三週目まで来る人間は本当に珍しいんだヨ!』
『僕は四週目も行けると思うナ。賭けの勢いは過去最高に近いぐらイ』
「勝手に盛り上がってろ」
肩の高さで浮かぶウィスプに向かって手を振る。これだけ生きてきて、コイツらはもうすっかり俺の生活の一部だ。うるさいが、居ないと逆に不安になる。コイツらが全員いなくなるってのはとんでもない異常事態ってことだからな。
三週間。それが俺の最低ラインだ。成り代わりの条件ははっきりしねえが、今までの人生は全部三週間以上生きてた。盗賊の頃は生まれてから処刑まで何年も、兵士の頃は三~四週間、文官の頃も一ヶ月弱、酒家の頃は二か月あるかないか。
だから今回も最低三週間。それを越えれば、次に繋がる可能性が高い。逆にあと数日生き延びることができなきゃ、死んだ後どうなるか本格的に分からなくなる。
『冷たいネー。やっぱりあの時のこと怒ってるノ?』
「……それはもういいっつったろ」
──ただ、一つだけ、どうしても引っかかってるというか、後悔してることがある。
あのウィスプだ。元の体の持ち主、探検家のアシェル。アイツと話ができるかもしれないって期待は、崖の向こうに消えた瞬間に砕け散った。だが、それだけじゃなかった。
──数時間後、アイツは他のウィスプたちに連れられて戻ってきた。群れに囲まれて、他の連中と同じように、ふわふわ浮いて、明滅して。
『ごめんネ。仕方なかったんダ』『新入りを見つけると染めなきゃってなるのは僕たちの特性でサ』『でも連れて来たヨ。許してネ』なんて喋るウィスプを無視して声をかけてみたが、もう無駄だった。あのウィスプからは敬語が消えて、話し方も他のウィスプと区別がつかなくなってた。
許すも何もねえ。もう手遅れだった。俺が「この森に入った理由は?」「外への道は知らないか?」って聞いても、返ってきたのは『覚えてないナー』『分からないヨー』ばっかり。生前の記憶はほぼ全部消えてた。名前すら怪しい。ただの光の球に成り下がっちまってた。
それで俺は、諦めるしかなくなった。
だから切り替えた。
元のアシェルに何か特別な情報があったわけじゃねえ。アイツはただの人間で、ただの探検家で、運悪くこの森で死んだだけだ。よくよく考えてもみろ、ただの人間が成り代わりのことなんて知ってるはずもない。
奇跡的に二人のアシェルが出会えたのは、成り代わりがこの森の中で起きたからだ。今までの人生じゃ、元の持ち主の魂なんて一度も見たことがなかった。今回たまたま、死んだ場所が特殊だった、それで俺たちが二人存在するっていう稀有な状況になったんだ。
どっちにしろ、アイツから聞き出せることは何もない。それどころか、アイツ自身が「成り代わりで強制的に死なされた被害者」だ。そんな奴に「お前の体借りてるけど、何か知ってる?」なんて聞くこと自体が筋違いだったんだ。
──だから、もういい。
元のアシェルのことは忘れよう。アイツは今、他のウィスプと一緒に俺の周りを漂ってる。それ以上でも以下でもない。むしろ、今どれがソイツなのかも分からねえ。成り代わりの謎は、この森を出てから改めて調べればいい。最悪、脱出した後にもう一度この森に来れば、何か分かるかもしれねえし。
今は、とにかく生き延びることだ。三週間を越えて、外に出る。それが最優先だ。
「──よし」
荷を背負い直して、立ち上がる。──三週間を越えろ。そうすれば、次がある。
そう信じて、俺は今日も森の奥へと歩き出した。
*
『今日はどこ行くノ?』
『また罠の見回リ?』
「違う。今日は川だ」
今日の目標は、新しく見つけた川の下見だ。今の水場より少し離れた場所で、流れのある川を見つけた。距離としてはそこそこ遠い。水場から歩いて半日。途中で何度か休憩を挟んで、獣道を避けながら進む。
ウィスプたちは相変わらず俺の周りをふわふわ浮いてるが、今日は妙に静かだ。
『キミ、本当にあっち行くノ?』
『あんまり遠くまで行くと戻れなくなるヨ』
「道は頭に叩き込んでる。それに、今の水場より条件がいいなら拠点を移したっていい」
実際、あの川は見つけた瞬間に「これだ」と思った。
今の水場も川って言えば川なんだが、前確認したとき、途中で水が途切れて地面に吸い込まれて消えちまってるのを見た。それに比べりゃ、あっちの川は水量が多い。流れがある。そして何より、下流に続いてる。あの川を辿れば、もしかすると外に出られるかもしれねえ。
それに、川を利用した散策にはもう一つ理由がある。
「なあ、お前ら。『真の迷いの森』には水がないんだよな?」
『そうだヨ。飲める水は一滴もないネ』
『だから入っちゃダメだって言ったでしョ』
入ったら戻ってこれねえのに、どうしてそれが分かったんだろうな。コイツらのことだから碌な方法は使ってねえだろうが。
「──じゃあ逆に言えば、川を辿ってる限りは『真の迷いの森』には入らないってことだろ」
ウィスプたちが一瞬黙った。
『……アー、そういう考え方もあるノ』
『でも川が途中で消えたら終わりだヨ?』
「その時はその時だ。少なくとも今よりはマシだろ」
俺は足を止めずに進む。木々の間を抜けて、獣道を横切って、休憩をはさみ、少しずつ下っていく。時間が経つにつれて、湿りが増してきて、空気が冷たくなった。近づいてる証拠だ。
──そして、川が見えた。
「……おう、あったあった」
前の探索で見た時より太い気がするな。水の流れもはっきりしてる。岸辺には石がごろごろ転がってて、水際には苔が生えてる。ここなら拠点にできる。水も食料も確保しやすい。
俺は荷物を下ろして、川の水を手ですくって飲む。冷たい、美味い、問題ねえ。
よし、じゃあ今日はこのまま川を下ってみるか。どこまで続いてるか確認しねえと。
「よし、ついてこい。迷子になっても知らねえぞ」
『はいはイ』
ウィスプたちが俺の後ろをついてくる。
川沿いを歩くのは意外と楽だった。地面が開けてるし、獣道とも違って見通しがいい。木々の間を抜けるより、ずっと歩きやすい。
そのまま、俺は川を下り続けた。途中で何度か岩場を越えて、倒木をまたいで。それでも川は途切れない。むしろ、少しずつ太くなってる気がする。
これはいい兆候だ。下流に向かってるってことだ。このまま行けば……。
「……ん?」
……っと、急に視界が開けたな。木々が途切れて、開けた場所に出た。
川はここで少し広がって、浅い水たまりみたいになってる。周りには草が生えてて、石がごろごろ転がってて──
「……おい」
『どうしたノ?』
「……静かにしろ」
『……?』
──嫌な予感がした。
背筋が冷える。理由は分からない。でも、この感覚は知ってる。
盗賊の頃、兵士の頃、文官の頃、酒家の頃。いつもこの予感の後に、何かが起きた。
待て、なんで今このタイミングでこれが来る。俺が死ぬのは少なくとも三週間を過ぎてないとマズいんだぞ。今来られても困る……!
ウィスプたちが黙る。俺も息を殺して、周囲を見回す。何かいる。何かが、この近くに──
──そして、気づいた。
川の向こう側。水を飲んでる。でかい。俺の何倍もある。四足歩行。獅子に似た体つき。毛並みは黒くて、背中に棘みたいなのが生えてる──
──あの『怪物』だ。
「……マジかよ」
アイツだ。前に見た、俺が成り代わった次の日に狩りをしようとして見つけた、あのクソデカい化け物。嫌な予感ってこれかよ……!
まだ気づかれてないが、でもこの距離じゃ時間の問題だ。クソ、なんでここに。いや、生き物なら水分補給にだって来るか、んなこと当然だ。でもタイミングが最悪すぎるぞ……!?
『アー……』
『これハー……』
「逃げるぞ」
俺は荷物を掴んで、そっと後ずさりした。ゆっくり、静かに。足音を立てないように……。
ばきっ。
「……!?」
なっ!? クソ! 枝だ、枝を踏んだ! 畜生こんなときに!
乾いた音が響いて、『怪物』が顔を上げた。
「──ッ!」
目が合って。
次の瞬間、怪物が動いた。
*
走れ! とにかく走れ!
背後から地を蹴る音と化け物の咆哮が聞こえる。なんちゅう声してやがんだ!? 耳がぶっ潰れちまうぞ!?
足音はとにかく重くて、速い。距離が縮まってる。木々の間を抜けて、枝を避けて、根を飛び越えて、息が切れる。足が重い。荷物はとっくにぶん投げた。
畜生、こんな小さい俺一匹に執着しやがって、他にやることねえのかよ!
ウィスプたちが俺の周りを飛び回る。いつもよりずっと多い。
当たり前だ、『生きる派』が増えてる中の一世一代の大ピンチ。『死ぬ派』の倍率は相当高まってる、ここで俺に死なれちゃ『生きる派』にとって最高に面白くない展開だ。
『こっチ! こっちに曲がっテ!』
『右だヨ! 右に行けバ!』
『違うヨ! 左ダ!』
「どっちだよ!?」
声が重なって、どれが正しいのか分からない。もしかしたらどれかは『死ぬ派』の誘導かもしれねえ。前アシェルと引き離された恨みもあるし、コイツらを信じる気にはなれねえが……!
でも今は従うしかない。そうじゃなきゃ今すぐにでも俺は死んじまう! 右に曲がれ。枝が顔を掠めた。痛いが、構っていられねえ。
背後の音がまた近づく。なんて速さだよ、クソが! このままじゃ追いつかれるぞ!
『もっと速ク!』
『あっちの斜面を下りテ!』
「分かってる!」
斜面を駆け下りる。足が滑って、体勢を崩して、幹に手をついて立て直す。指が痛い。爪が割れた気がする。
ウィスプたちは相変わらず俺の周りを飛んでる。
──数が減ってる?
「おい、どうした!?」
さっきまで十匹以上いたはずなのに、今は七、八匹しかいない。いや、また減った。六匹だ。
『こっちダ! 急いデ!』
『間に合わないヨ! もっと速ク!』
指示は続く。でも、声の数が明らかに減ってる。
何でだ? あの怪物に食われたってことは無いはずだよな、だって触れられないんだから。 逃げるのに飽きたのか? 俺を見失ったのか?
「待て、お前ら、どこ行った!?」
『いいから走っテ!』
答えは返ってこない。
また一匹消えた。五匹。四匹。
背後の音は変わらない。むしろ近い。息が荒くなる。足が鈍る。
ウィスプの数はまだ減ってる。三匹。二匹。
「おい! 何が起こってる!?」
『そっちじゃないヨ! もっと奥ダ!』
最後の一匹だけが残った。
他の奴らはどこに行った。消えたのか? 逃げたのか? それとも──
足が石に引っかかって、体が前に倒れる。地面に手をつく。痛い。起き上がろうとして、振り返った。
──怪物がいない。
「……は?」
背後に何もいない。
音も、気配も、何も。
『……あッ、こコ! 入っちゃってるじゃン!』
「……何?」
最後の一匹のウィスプが、俺の肩の高さで揺れる。
『ここあれだヨ! 真の迷いの森!』
えっ、いや。何言って、お前……。
「──は?」
いや、意味は分かる、分かってる。分かってるけど……えっ、マジ?
「待て、どういうことだ。じゃあ、じゃあなんで止めなかった!?」
『だって怪物に追われてたシ……止まったら死ぬでしョ?』
「でも、それで森に入ったら意味ねえだろうが!」
『いヤ、ごめン。逃げるのに夢中で気づかなくテ』
嘘だろ、なあおい!
俺は地面を拳で叩いた。血が滲む。じゃあ、他のウィスプが減っていったのも、怪物が途中から追いかけてこなかったのも、まさか──
ウィスプの声は、いつもと変わらない。軽くて、飄々としてて。
でも、俺にはもう、それに怒る気力も残ってなかった。
『でモ、あーア。やらかしたネ、僕は数少ない死ぬ派だったんだけド、空気に流されてこんなとこまで来ちゃったヨ』
「……俺が三週目になる前に死ぬと思ってたって?」
『そうそウ……あレ? じゃあ賭けは僕の勝ちで終わりそうってこト?』
「チッ……」
立ち上がる。足が震える。息が荒い。周りを見回す。木々が続いてる。川はない。音もない。
──ここが、真の迷いの森。
「……出口は、ないんだよな」
『ないヨ。誰も出た人いないシ』
「そうか」
そういや荷物はぶん投げたんだった。水は無い。食料も無い。
成り代わりから三週間まで、あと数日。でも、ここには新しい水も食料もない。
「……冗談であってくれよ」
小さく呟いて、俺はその場に座り込んだ。
*
「そういや……お前の名前は何て言うんだ? ほら、人間だった頃の名前」
『……そんなこと聞いて何になるノ?』
「気休め以外ねえだろ……ほら」
『……ノエリス。今の今まで忘れてたヨ』
「そっか、ノエリスか」
こんな会話、本当に暇つぶしにしかならねえ。
ここに入って早一日だが、この場所には何もない。
いや、本当に何もない訳じゃねえ。木や草はある。
ただ、木に登ろうとしたらとんでもない棘が生えてて、それで指がズバッと落とされちまった。服で急いで止血したが、それのせいかさっきから気分が悪い。やっぱ飯食わねえとこうなるのか。
草に無理やり齧り付いてみたが、今までに感じたことのない渋さととんでもねえ硬さ。飲み込もうと思ったら欠けた歯だった。歯が葉に負けてやがる。ハハハ、笑えねえ。
土でも食ってやろうと思って下を見たら、初日で俺が吐き散らかしたキノコが群生してた。こんなもん食えば体の中身を全部吐き出しちまって本末転倒だ。こんなもんが群生してる時点でここの土を食う気は失せた。
で、その上空気が異常なほど乾燥してやがる。水場は見つからねえし、入ったはずの場所に戻ろうとしたが方向感覚が狂っちまってまるで戻れねえ。どうなってやがるんだここは。
今あの怪物に出会えたら嬉々として襲い掛かるだろう。それぐらい俺は飢えていた。
『それよりサ! この森の中心には魔女の家があるって噂があってネ……あっそうそウ、初日に僕らの正体を聞いてたでしョ? 僕は魔女のせい派なんだよネ』
「覚えてねえよ、んなこと」
喉が渇く。腹が減る。でも、何もない。
いるのは俺の隣で浮いてるノエリスだけだ。語調も態度もまるで変わらず、自分だって出られねえってのに変わらずふわふわ浮いてやがる。
何でここまでついてきたんだろうな。俺を逃がすのに夢中だったとはいえ、意見の割れてる他のウィスプが減っていたことぐらい気づいただろうに。
『ねェ、大丈夫かイ?』
「大丈夫なわけねえ」
『そっカ、それもそうだネ』
ノエリスは相変わらず軽い。
そういえば、死ぬ派だって言ってたな、コイツ。じゃあ、今頃喜んでるのか? 俺が死ぬのを楽しみにしてるのか?
「……なあ」
『ん?』
「お前、俺が死ぬの待ってんのか」
『まァ、そうだヨ』
あっさり認めやがったよ。
『でも別に急かしたりはしないヨ。死ぬ派っていっても、キミがいなくなれば僕だって一人っきりになる訳だシ』
「……そうか」
『あっそれト。今まで君に毒きのこ食べさせたリ、獣のいる場所に誘導したり、元の君を連れて行ったりしたのは僕じゃないからネ。そのことで僕に当たったりしないでネ』
「んなこと言われても区別つかねえって言ってるだろ……」
嘘かもしれねえが、もう俺には確かめる手段だって無いんだから。
何もしないで座っていても、時間だけが過ぎていく。
もう日が沈んだのかも、夜が明けたのかも。木々の隙間から光が差してるような気もするが、もしかしたら俺の目がおかしくなってるだけなのかもな。
喉の渇きがひどい。唾を飲み込もうとしても、もう口の中に何も残ってない。舌が張り付いて、呼吸するたびに喉が痛い。
ノエリスが俺の周りをゆっくり回る。
相変わらず元気だ。魂だから、飯も水も要らねえんだろうな。羨ましいもんだ。
「なあ、ノエリス……出口は……」
『あったら僕だけ先に出てるかナー?』
「……だよな」
立ち上がろうとしたが、足に力が入らない。片手を地面について、どうにか体を起こす。視界がぐらつく。
──三週間まで、あと何日だ?
数えようとして、分からなくなった。今日が何日目だ? ここに入って二日? いや、三日か? 成り代わってから何日経った?
頭の中で指折り数えようとするが、指が震えて上手く曲がらない。
「……クソ」
また座り込む。立ってるのがしんどい。ノエリスの声が遠くなったり近くなったりする。いや、違う。コイツは動いてない。俺の耳がおかしくなってんだ。
腹の底から何かが込み上げてくる。吐き気か? いや、もう吐くものなんて残ってねえ。息が荒くなる。心臓がバクバクうるさい。でも体は冷たい。
──ああ、これ、ダメなやつだ。
『ねェ、キミ。そろそろ限界なんじゃなイ?』
「……まさか。まだまだ……いける……」
『へェ! やるねェ!』
嘘だ。分かってるさ。もう限界だ。水もない、食い物もない、出口もない。指は切れて、歯は欠けて、体は動かない。
……もう、無理だ。死因が餓死になりそうってのは、今までにない死に方だから、不幸中の幸いってとこか。
でも、足りなかった。三週間まで、あと何日か知らねえが、とにかく届かなかった。
──じゃあ、次はあるのか?
成り代わりの条件が「三週間以上生きる」ことだったとしたら、俺はもう、終わりか?
リアンとの約束も、マドリーの安否も、ベラへの謝罪も、ソラナやタリエやルシアのことも、全部、このまま放り出して終わりなのか?
「……やだな」
『ン? なになニ?』
「やだって……言ってんだよ、ノエリス……まだ……やることが……残ってんのに……」
──意識が、遠くなる。体が重い。呼吸が浅い。
畜生、こんな終わり方……
『やることって何なノ? 外に婚約者がいるとカ?』
『いいよね婚約者っテ。何だかロマンを感じるなァ』
『指輪とか付けたりするノ? 素敵だよねェ。もう僕は覚えてないシ……』
『……あレ、返事ハ? おーイ、なんで無視するノ──って、ああ……』
「そうか。やっぱり三週間は持たなかったか──でもよく頑張ったよ、ゆっくりお休み」
これで第4章終わりです。短いですが一応プロット通りです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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それでは、次話以降も宜しくお願いします。
みんなも遭難には気を付けよう!(´・ω・`)




