【山川内野手FA】ソフトバンク球団の曲がり角? 和田毅投手が人的補償に!【衝撃】
筆者:
本日はご覧いただきありがとうございます。
僕は九州出身ではないですが、親が九州出身なので親の友達が九州の方が多いです。
ということで、比較的ソフトバンクは近しいチームですね。
質問者:
結局は甲斐野央投手が選ばれたみたいですけど。
地元メディアですらこのことでは報道されていたようなので、
和田投手がプロテクトを外れていたことはほとんど確定みたいなので驚きです。
筆者:
あまり憶測で語るのもどうかと思うんですけど、裏で“手打ち”があったんじゃないかと思います。
フロントと現場で温度差があったのかもしれませんしファンの反響を見て方針を大転換させた可能性がありますね。
和田投手は「松坂世代」で唯一の現役で今年43歳の大ベテランです。
通算158勝(日米通算163勝)、昨季8勝とチーム二番目の勝ち星を挙げたので普通に戦力でした。
秋に就任した小久保監督は、開幕ローテーションについてベテランの和田投手と昨季10勝の有原投手が内定しており、この2人が開幕投手候補筆頭と言う記事もありました。
そういった実績もさることながら精神的支柱であり、チームメンバーに慕われていました。
ファンもかなりの数も多く、仮に失っていた場合には数値で現れない損失があったと思います。
質問者:
戦力面で見た場合だけでも本当に謎ですよね。
ソフトバンクは数字を見てみますとどちらかと言うとピッチャーに困っていた印象でしたからね。
しっかりと数字を残していたのにどうして「人的補償のプロテクト」から外れるようなことが起きてしまったのでしょうか?
筆者:
ネットの意見では、「強制性交」ほどではなくても「不倫」をしたことは間違いない反倫理的な行動をした山川内野手より甲斐野(和田)投手+1億3000万円の方が西武にとって圧倒的にプラスというものもあります。
一概に野手と投手で戦力として比べることは難しいですが、そのような見方をされてもおかしくはないと僕は思いますね。
ここからは完全に僕の憶測になってしまうので完全に的外れの可能性もあります。
勿論球団もこの話題になったら否定すると思うのでそれを前提にここから読んで欲しいのですが、
23年12月25日の和田投手の「契約更改での発言」にこの謎を解く鍵があったと個人的には思います。
その当時の記事を抜粋しますと、
『今季のソフトバンクは4軍制を採用し、53人の育成選手が在籍する。タマスタ筑後などでファームの選手と接する機会がある和田は
「育成選手でも3桁とはいえ、メジャー(ソフトバンク)のユニホームを着てプレーできている。ソフトバンクホークスというチーム名を背負ってプレーができるのは本当にぜいたくなこと。それをしっかりと認識して日々を過ごしているのかは、疑問に思うことがたくさんある」と指摘した。
さらに米メジャーでもプレーした自身の経験を踏まえて
「メジャーの世界は、マイナーの選手たちが違うユニホームでプレーしている。彼らのハングリーさを見ているので、それと比べると物足りないと思う。(ソフトバンクも)ユニホームを変えてもいいと思っている。せめて2軍の試合に出たくらいから着られるとか、神格化したユニホームにしてもいいんじゃないかと思う」と思いを明かした。
来季もドラフト指名された8人の育成新人が加入する。支配下入りを目指す若手に向けて「上(支配下)に上がる覚悟が甘いかなと感じることがある。そういう意味で、本当にはい上がりたい、1軍でプレーしたいと思うのは、仲田(慶介)選手くらいじゃないか。僕が見落としているかもしれないけど」と強調。』
とありました。
育成選手へハングリーさが無いことについて奮起を促す発言にも見えるのですが、
ソフトバンクの4軍制への問題提起をしているようにも捉えられると思うんです。
質問者:
確かに、ある種の「球団批判」と捉えられても仕方ないですね……。
筆者:
かつて2011年に杉内投手がFA宣言した際に移籍に至った最大の原因を
「どこまで言っていいのかわからないけど(昨年の契約更改で球団幹部に)『FAを獲ったとしても必要とする球団はない』というようなことを言われた」
と話していました。
その前年に球団側は査定法を急遽「成果報酬型」に変更することを決定し、それに異を唱えたのが杉内だったのが「この冷遇発言」の決定的な要因だったと言われています。
質問者:
つまり球団の意向に反すると「干されてしまう」傾向にあるわけですか。
筆者:
両投手とも松坂世代でソフトバンクの黄金時代を支えた大投手ですが、
そんなことは全く関係なく方針の方が優先と言うことです。
質問者:
しかし、杉内さんも和田投手もどちらもそんなにおかしな要求を言っていない気がしますけどね……。
筆者:
親会社の会長が物凄くトップダウン方式ですからね。
ソフトバンクの球団経営にも絶大な発言力を持っているのでその影響が強いと思います。
批判する人物は全て“叛乱分子”と判断している可能性はあります。
質問者:
なるほど企業の体質なのですね……。
しかし、今後のソフトバンクはどうなってしまうのでしょうか?
筆者:
これは僕の勝手な分析に過ぎませんが、杉内投手がFA宣言をした当時よりも状況は悪いと思います。
2012年後も日本一に何度もなったソフトバンクですが、
あの当時から主力の選手が今も居座っている状況でして、新陳代謝が求められています。
かといって若手の有望株も殻を破れていません。
そんな中、建設的な提案をしている――と少なくとも僕は思っている和田投手を他のチームに出してしまうことは投手陣にとってもマイナスですし、育成選手にとっても不幸な状況だと思います。
質問者:
なるほど、今後のソフトバンクの浮沈は育成選手次第と言うことになりそうですね。
筆者:
ドラフト指名がここ10年程失敗が続いているのも大きいでしょうね。
今回の甲斐野選手もドラフト1位ですし、”ドラフト1位空白状態”になりつつあると思います。
ソフトバンクは千賀投手や甲斐捕手などの成功体験を忘れられないのか、
ちょっと育成枠を増やし過ぎているような気もします。
また、育成枠は「人的補償逃れ」の温床にもなっており色々改善が必要ですね。
人的補償そのものに問題があるという指摘もあり(代わりにドラフト下位指名権を譲渡か)、ここら辺は深い議論が必要になるでしょう。
ここからは一般論になりますが、
こうした事実上の“意見の封殺“を行い「イエスマン」ばかりを周りに置くようになると組織にとってマイナスの影響が多いのではないのかな? と思ってしまいます。
質問者:
どういうことでしょうか?
皆が一致していれば迅速に意思決定が通って良いような気がしますけど……。
筆者:
確かに『イケイケドンドン!』な上り調子の場合はトップダウン方式は有効ですが、
今のソフトバンク球団は日本一や優勝から3年遠ざかっており、どう見ても「上り調子」と言う感じはしませんね。
むしろ、トップが誤った意思決定をした場合に全員で沈没するリスクすらあります。
更に建設的な意見を提案した人物を切ってしまうと、
「上の顔色を窺うのが仕事になる」
「主体性が無いために成長しない」
「やりがいが失われる」
「アイディアが生まれなくなる」
「意見交換が無くなる」
「不満が言えなくなるのでストレスが溜まる」
「悪い意見に対して反対しないので業績悪化」
こういったマイナスのリスクが余計に上がってくるように思えます。
このような組織は将来は暗く、「縮小再生産」していき衰退していくことでしょう。
質問者:
今のソフトバンクにはちょっと耳が痛い問題ですね……。
筆者:
これも一般論になりますが、こういった下降状況の会社からは定年間近とかでない限り、早急に転職をしたほうが良いと思いますね。
質問者:
組織としては、「イエスマン」が増えないようにするには、どのようなことを心掛けたほうが良いのでしょうか?
筆者:
まずは、心がけです。
上の人達が下の社員の意見を聞く気持ちが全くなければそもそも意味がありません。
意見を言いやすい風通しのいい組織作りが大事になります。
質問者:
せっかく提言しても切られたら意味がありませんよね……。
筆者:
また、ある一定以上の規模に落ち着いたのならば上司と部下どちらにも主体性を持たせることが大事だと思います。
有名な経済学者のピーター・ドラッカー氏は
『成功の鍵は責任である。自らに責任をもたせることである。あらゆることがそこから始まる。大事なものは、地位ではなく責任である。』
と発言しています。
「イエスマン」部下は上司や社長に責任を擦り付けて“楽”をしている状態とも言えると思うんですよ。
それぞれが主体性をもって行動に責任を持ち、自己と会社両方がWIN・WINになることをできる組織が理想かなと思います。
質問者:
自分で考えて行動する主体性が求められるということですか……。
筆者:
他人に自分の意思決定をすると楽ではありますが、
それは他人軸での最善であって自分にとっての最善ではないこともあります。
ただ「イエスマン」でい続けることで自信を守ったり、調和を守ることも全く無意味であるとは思いません。
色々なことを総合して理解した上でご自身がどうするのか判断していただければと思いますね。
と言うことでここまでご覧いただきありがとうございました。
このように、トレンドの話題を解説することがありますが、
普段は政治・経済、マスコミの問題を解説しています。
興味がありましたらそちらもご覧ください。
”誤報”だったためにちょっと残念な内容になってしまいました。あまり早く飛びつきすぎるのも問題だなと反省します。
公開10分後ぐらいに誤報と気づいたので削除しようかとも思いましたが自戒の念も込めて残しておきます。