表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新説三国志演義 シーズン1 黄巾の乱編  作者: 青端佐久彦
第二集
62/181

五十八幕 洛陽の戦支度~皇甫嵩編



 一八四年、二月十七日。

 この日、後漢は南東からの朗報を受け取っていた。

 『青州薬剤拠点の壊滅』。

 この知らせを携えて南から進軍してきたのは、(そん)(けん)、字を(ぶん)(だい)という男だった。傍らに年若い娘を連れているのが周囲に疑問を与えていたが、孫堅の纏う空気は歴戦の兵といって差し支えのないほどだった。

 しかし、その情報を受け取った者たちは、その娘こそが青州薬剤拠点を壊滅させた立役者であることを知らない。

 娘の名は(しゅう)()といった。

 彼女は大陸中に断片的に散らばる情報を集め、精査し、仮説を組み立てた。

 更に確とした情報を掴むために敵地へ偵察へと赴き(実際は幼なじみの暴走に巻き込まれたのだが)、敵の情報を掴んで戻り、策を用いて十倍近い兵力差をひっくり返してみせたのだ。

 しかし、その事実を知っている者は身内だけであった。



 「小娘がたてた策でもって薬剤拠点を撃滅できたと知られれば、黄巾を侮る人も出てくるでしょう。しかし、その侮りが敗北を招きかねないのはご承知ですよね?」

 洛陽に到着する前に、周瑜が孫堅に言った。

 「自軍に油断を招かないように、虚を述べるのか」

 孫堅の驚嘆ともとれる呟きに、周瑜は頷く。

 周瑜は大殊勲をあげたのだ。本来ならそれを自慢しても誰も文句は言わない。

 しかし、周瑜は自分のあげた戦果に、苦虫を噛み潰したような顔で唸っていた。

 「事実、奴らはまだ余力もあったのに、わざと退いたようにも見えました。もしかしたら、黄巾は一枚岩ではないのかもしれません。けれど、そこを突けるか、というと、微妙なところです。頭の隅で覚えておく程度にしておいた方がいいかと思います」

 薬剤拠点に駐屯していた黄巾軍は、少なく見積もっても六万はおり、対する孫堅軍は七千という有り様だった。

 周瑜にしても、人間を盾にしながら防御を行う非道な陣を破った後に、まだ戦闘が起こると考えていた。

 こちらは敵の陣を破り、敵将を釣って部隊の兵数を削ったが、相手もこちらの攻撃部隊を完全に止めていたのだ。

 結果としては痛み分けだった。

 薬剤拠点を放棄するには早すぎた。

 しかし放棄した。

 もしかしたら、駐屯していた将たちは、薬剤拠点を遵守せよと命じられてなかったのではないか。そう感じさせられた。

 どちらにせよ、ここで楽観視されては堪らない。

 事態は依然、最悪の状態のままだ。

 手の施しようがない状態から、ようやく、手出しができるようになったにすぎない。

 危地に変わりはなかった。

 「(はく)()とおじさまで報告に行かれるのが良いと思います。その方が、諸将も即応してくれるでしょう」

 しかし、それに納得できない者がいた。

 「待てよ。じゃあ、ユーがたてた策は誰がやったことになるんだ? 親父か? なんだそれ。ふざけんな!」

 孫堅の息子、(そん)(さく)だった。

 「油断すんなって言えばいいだろ!」

 「そういうわけにもいかないことくらい、わかってるよね?」

 地方の鎮圧軍を率いている孫堅は、中央の武官と比べると格が低い。不遜な物言いだと難癖をつけられては進む話も進まない。

 それは孫策にもわかっている。しかし、納得できない。

 「もしそんな話にするならおれは行かない。親父だけで行ってこいよ」

 そう言って、孫策は背を向けてしまった。

 「………なら仕方ない。周。君が着いてきてくれ。侍女という扱いにはなるが、君の知謀を借りたい」

 「わ、私ですか!?」

 そういうわけで、周瑜は孫堅に付き従う事になった。



 孫堅からの知らせがあった翌日。

 再び、軍議は開かれた。

 東の(えい)(せん)(ぐん)を攻めている黄巾軍にあたる武将を決めるためだ。

 参加している人物は、(れい)(てい)()(しん)(ちょう)(じょう)(おう)(いん)()(しょく)()(しょう)()(けい)(こう)()(すう)(しゅ)(しゅん)に加え、孫堅と周瑜の十一人だった。

 何人かが周瑜をチラリと見るが、誰も何も言わない。

 廬植の門下生ということで阿障、阿瓊の参加を黙認しているため、強く出れないのだ。

 「さて、基本的な方針は昨日決まったとおりだ。俺たちは東を攻める。穎川郡を攻撃している将は、名を()(さい)という。彼について、何かわかったことはあったか?」

 何進の言葉に首を振ったのは王允だ。彼は名家の出である自分のコネクションを通じて、敵将の情報収集を行っていた。

 しかし、王允は首を振る。

 「残念ですが。波才という名前に覚えのある者はいませんでした」

 「他の者はどうなのですか?」

 王允の答えに孫堅が身を乗り出して尋ねた。

 「そうですね。たいていの者は出自も探れています。薬剤拠点を守っていた者たちのように、賊としての名前をそのまま使っている者がほとんどでしたので」

 「ということは、賊としての活動を行ってこなかった者が(しょう)(すい)として動いている、と?」

 孫堅の確認に、王允は頷いた。

 賊としての活動をしていない、ということは、戦の素人である、ということだ。

 「あるいは、………裏切り者がいる、とかなー」

 皇甫嵩がぼそりと言った。喋っている途中で欠伸を堪えながらのため、弛緩した空気になりかけるが、発言内容が伝わるにつれ、場を緊張が占める。

 「張。そのあたりは?」

 何進の物言いに、張譲が仄かに苛立ちを見せる。つい先日まで自分より立場が下だったのに、このひと月で形勢は逆転した。

 今では何進が張譲を呼び捨てにし、張譲が何進に頭を垂れなければならない。

 しかし、それも仕方のないことなのだ。

 「調査を進めましたが、将軍職を経験している者で不自然な行方不明などはおりません」

 その報告を受けて何進は頷く。

 「やはり、波才という男は軍を率いた経験はほぼないと考えて間違いなさそうだな。王、張、ありがとう」

 王允、張譲も頷いて返した。

 「さて、何か意見はあるかな?」

 静まりかえる中、周瑜は与えられた情報を整理して、一つの仮説をたてた。しかし、まだ情報が足りない。

 この中で、物事に柔軟に対応できる人間が誰なのか。それがわからない。

 全ての者が黙り込んでいるのを見て、何進がため息を吐いた。

 「皇甫。意見があれば言いなさい」

 「うげ」

 大将軍からの直々の指名に、皇甫嵩は顔をひきつらせた。

 「皇甫。君のことだから、何か考えがあるんだろう? それを聞かせてくれ」

 皇甫嵩は、えー、とかあー、などと唸りながら頭を掻き、諦めたように息を吐いた。

 「まあ、悪くない手、っつーレベルでなら、まあ、無くはないです。敵は(すい)の素人とはいえ、大軍です。最悪の事態を考えれば、こちらが出陣した後に関を突破され、洛陽が包囲されること。そうなれば、外に増援を送ることすらままならなくなる。なので、いっそのこと、攻勢に出れる全兵力を率いて東に向かい穎川を鎮定。その後は外で情報を集めつつ、洛陽に迫る各賊軍を各個撃破する。その間、北や南で防衛線を張って敵の進軍を阻む。これなら各防衛線と連携を取ることも可能かと」

 その発言に、周瑜は瞠目した。先ほど思いついたのとほとんど変わらない策だ。

 「なるほど。ならば応変の才ある人間が適任だ。皇甫。君に任せる。君を()(ちゅう)(ろう)(じょう)に任命する。叔父上と共に戦場を駆けた経験を存分に発揮してくれ」

 そう言われて、皇甫嵩は机に突っ伏した。

 「やっぱりそうなるかー」

 「そして、朱。君を()(ちゅう)(ろう)(じょう)に任命する。さすがに三万の軍勢を一人で率いるのは荷が重い。皇甫が怠けないように見張ってあげてくれ」

 中郎将は軍権をもった指揮官に与えられる役職だ。この場合、左将軍、右将軍に該当する。

 「わ、私がその様な大役を!?」

 そんな役職に任命された朱儁は突然の大抜擢に身が震えた。

 「ああ、期待している」

 笑顔で後押ししてくる何進に、朱儁は拝礼でもって答えた。

 「ただ、俺は先頃まで喪に服していた身です。金もなく、武具もありませんが!?」

 皇甫嵩は必死になって任命から逃れようとするが、それを笑顔で遮った者がいた。

 霊帝だ。

 「ああ、心配しないでくれ。僕の資財を投げ打とう。全兵士の武器防具、兵糧は用意できるよ」

 その言葉がとどめとなり、皇甫嵩は渋々、左中郎将の任を拝命する事となった。



 「どーいうことですか、駄主人様!!」

 皇甫嵩の家では怒号が鳴り響いた。

 皇甫嵩の侍女である()(こう)による怒りの咆哮だった。

 「確かに私は駄主人様に働けと言いました。けれど、いつ、誰が、前線に出て危ないことをしろと言いましたか!? 駄主人様なら安全に働く方法なんていくらでもあったでしょう!?」

 「う、いや、はい。いつの間にか逆らえない空気にされまして」

 「どうせ、効果的な提案でもして、『発案者なんだからやってくれるよね?』みたいな空気に流されたんでしょ!?」

 「応変の才がどうのとか」

 「そりゃあ、あの場に駄主人様以上の応変の才を持ってる人なんていませんがね! そんなの駄主人様を引っ張り出すための方便ですよ! 応変の才がなくとも遊撃部隊率いるのなんて簡単じゃないですか!!」

 紀孔は皇甫嵩の胸ぐらを掴み上げながら、紀孔は皇甫嵩の胸に顔を埋めた。

 「だいたい、武器もお金もないじゃないですか。いきなり指揮官って言われても、周りも言うことを聞いてくれるんですか!?」

 紀孔の声は嗚咽に変わっていた。

 こんなことになるのなら、働いて欲しいなどと思うのではなかった。

 たとえ働いてくれなくとも、そのまま二人で飢えて、少しずつ命を散らしていくのだとしても、それでも良かった。

 二人で抱き合いながら、余分な肉も脂肪もなくなって、体が混ざり合うほど密着して、そのまま死んでいきたかった。

 けれど欲をかいてしまった。

 これはその罰なのだろうか。

 皇甫嵩が戦場に行き、自分の手の届かない場所で死んでしまうかもしれない。

 そんな恐ろしい予感が紀孔を支配した。

 「武器や金に関しては、霊帝が資財を提供してくれることになった。指揮官にしても、左中郎将に任命された。多少は強制力がある」

 「~~~~~~~~っ」

 それはかなりの好待遇だった。

 紀孔は皇甫嵩にしがみつきながら、少し昔のことを思い出していた。



 紀孔が皇甫嵩と出会ったのは、十五の頃だった。

 十五になった紀孔は、地元の役人と一計を案じた。

 紀孔は地元では聡明で頭のいい少女とされており、役人がその才をこのまま埋もれさせるのは惜しいと考えたのだ。(たい)(しゅ)にも事情を話し、快諾を得た紀孔は、男装しての(たい)(がく)入学となった。

 太学とは若者が学問を学ぶ学校だ。洛陽にしかなく、競争の倍率も果てしない。

 女性の社会進出はまだまだ一般的には認められておらず、有識者たちの善意があって初めて活躍ができる状態だった。

 そして太学に入学し、高等教育を受けることができるようになった。

 そこで、紀孔は皇甫嵩と朱儁に出会ったのだ。

 しばらくして、いつからか紀孔は皇甫嵩に恋心を抱き始めた。

 怠けがちな皇甫嵩を朱儁と共に世話している間に、いつしか皇甫嵩から目が離せなくなり、それがいつの間にか執着へ姿を変えた。

 気持ちの変化が決定的になったのは、紀孔が何気なしに尋ねた皇甫嵩の過去についての話を聞いた時のことだった。

 皇甫嵩は幼い頃から戦場で生きてきた。

 叔父である皇甫規に見出され、彼の補佐官としてそれこそ十歳よりも前から戦場で指揮を執っていたのだ。皇甫嵩が太学に通っているのも叔父に言われて周囲に舐められないために学歴を必要としたからだ。

 紀孔はそんな皇甫嵩から戦場での話を詳細に聞いた。

 敵の軍勢が思ったよりも強力で、本陣まで迫られたこと。哨戒中に敵の警邏部隊にでくわし、九死に一生を得たこと。

 そういった経験を聞き、紀孔は皇甫嵩が自分の目の前で生きていることはとてつもない奇跡なのだと思い知った。

 もし、皇甫嵩と出会えなかったら。

 そう考えた瞬間、急に自分が皇甫嵩に恋をしていると悟ったのだ。

 太学を順調に卒業した後、紀孔は親しくしていた皇甫嵩と朱儁に自分が女であることを告げた。

 朱儁はかなり驚いていたが、皇甫嵩はどこか安心したような表情を浮かべていた。

 しかし、その皇甫嵩の表情も、紀孔の続く言葉に凍り付かされた。

 「()(しん)くん。私、義真くんの家で侍女やっていい? このまま義真くんと離れるのはちょっと嫌だから」

 紀孔の視界の端で、朱儁があんぐりと口を開けているのが見えた。

 しかし。

 万が一にでも自分の目の届かない所でこの、だらけ癖のある青年を喪うのは嫌だったのだ。

 だから、顔が赤らむのも承知で、紀孔は皇甫嵩から目を逸らさずに返事を待った。

 皇甫嵩がポカンとしながらも頷いてくれたのは、紀孔の記憶の中でもとても大切な瞬間だった。



 あれだけ。

 あれだけ離れたくないと思っていたのに、それでも置いて行かれてしまう。

 そう思った紀孔は、皇甫嵩の胸で静かに涙を流す。

 そんな紀孔を、皇甫嵩は抱きしめ返した。

 「なあ、紀孔。もしお前が良かったらなんだけどさ。副官として従軍してくれないか? 扱いは俺付きの侍女ってことになるけど、公偉も来るわけだし、軍議にも参加できる。あいつもお前の機転は知ってるわけだしさ。というわけなんだけど、どうだろう?」

 「………………………、義真くんと離れなくてもいいの? ついて行っていい?」

 学生時代のように、紀孔はいつの間にか皇甫嵩を字で呼んでいた。

 そんな紀孔に、皇甫嵩は真剣な顔で返した。

 「………ああ。俺は、紀孔、お前についてきてほしい」

 その言葉に、紀孔は嬉しそうに、安心したように、にっこりと笑って、頷いた。



 二日後。

 皇甫嵩は洛陽城の練兵場にいた。

 隣には朱儁もいる。

 久しぶりの鎧の感覚に、辟易しながら立っていた。

 (これ、久しぶりに着ると、やっぱ重いな)

 (ぎょ)(りん)(こう)と呼ばれるその鎧は、楕円形の小さな大量の鉄版を衣服に縫い付けることで防御力を得るものである。胴回りと上腕部、腰を守るように覆っている。その総重量は十キログラムほどで、漢代になって製鉄技術の向上によりだいぶ軽いものとなっている。

 その鎧の腰に刀を佩き、それとは別に槍を地面に突き立てて立っている。

 「此度の反乱に対して討伐軍を組織することとなった! その指揮官に皇甫将軍、朱将軍が左・右中郎将として任命された。諸君らは両将軍について戦場に向かい、賊軍を撃滅してほしい。進発は半月後の三月一日を予定している。それまでに連携を確認し、精鋭部隊として活躍してほしい!!」

 何進の声が聞こえる。

 練兵場には三万の兵が集まっていた。

 そしてそこから半分の一万五千が、皇甫嵩の指揮下に入るのだ。

 「皇甫将軍。一言兵たちにかけてあげて欲しい」

 何進に話を振られ、何進の乗っていた演説台に上る。

 場内に集まっている兵たちは何とか皇甫嵩を見ようと背伸びをしたり体を傾けたりしている。

 そんな様子をざっと見渡した皇甫嵩はため息を吐いて頭を掻いた。

 「あー、我が軍は東の潁川郡を(こう)(りゃく)している賊軍を攻撃するために東征を行う! その後、右中郎将の軍と左中郎将の軍で別れて、各地で蜂起している賊軍を各個撃破するものである!! 半月という短い訓練期間だが、密度の濃い充実した時間にして精兵となることを期待する!!」

 そう言うと、皇甫嵩は台を降り、朱儁に変わった。



 半数の一万五千の兵が皇甫嵩の指揮下に入り、第二練兵場に移動した。

 ちなみに、朱儁は最初に集まった第一練兵場でそのまま編成を行っている。

 「さて、改めて、よろしく! 諸君らの体力を見たい! 初日の今日は、鎧を着たままで走ってもらう! 俺が良いというまで走るぞ! 始め!!」

 そう言うと、皇甫嵩は兵たちを置いて練兵場の内壁に沿って走り出してしまった。

 兵たちは一瞬虚を突かれたように呆然とするが、皇甫嵩が走り出していってしまったことに気づき、慌てて走り出した。



 時間が過ぎ、朝になった。

 皇甫嵩がフラフラになりながら周りを見ると、立っているのは数人になっていた。

 「ふぃー。やっぱ鈍ってるな。ところで、お前ら情けないぞ! 喪に服してた俺よりも体力無いのがほとんどじゃないか! そんなんで、戦働きができると思ってるのか!! これからは調練の合間に走り込みを行うからそのつもりでいるように! あと―――」

 皇甫嵩は立っている者たちに目を向ける。

 「お前たち、名前は?」

 その言葉に、それぞれの男が答える。

 「ちょ、(ちょう)(もう)(たく)と申します」

 「()(なん)(よう)です!」

 「(がい)(げん)()

 「()(とく)()ッス」

 「(よう)()()です」

 五人がそれぞれ答える。

 それに皇甫嵩は頷いた。

 「お前たちをそれぞれ暫定的に中隊長に任命する。各員、三千ずつ率いるようにしておけ。俺からの指示はお前たち五人に伝える。昼までに休息を行い、連絡系統を構築しておけ。自分たちが統率する兵を決めておくように」

 そう言われた五人は一瞬呆け、慌てたように拝礼した。

 「さて、ちょっくら一働き、しますかね~」

 皇甫嵩は朝焼けに照らされながら、朱儁の練兵場を覗きに行った。

張孟卓:張邈。曹操の友達。秀でたところをもたないが、やれることを愚直にやる男。

傅南陽:傅燮。真面目で融通が聞かないところがある。

蓋元固:蓋勲。史実では従軍記録なし。次のシーズンの主要人物になりそうなので従軍させた武力の男。

伍徳瑜:伍瓊。史実では従軍記録なし。コミュ強男。

楊子秘:楊密。史実では従軍記録なし。基本を基本通りにこなして極致に至る男。


章番号修正(2024年9月27日)。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ