あとがき
はーい、というわけで、第一集、完です。
次は第二集ということでやっていきます。
エブリスタさんだと作品を分けていましたが、なろうの方では分けないでみようかな、と思いまして。
実験的にシーズン別に作品を分けております。
さて、当時の佐久彦のあとがきでも載せてみましょうね。
さて、このお話は三国志序盤の黄巾の乱を描いたものです。ちなみに、今巻で登場したのが117名。うち、新キャラが62名でした。前作が新キャラ150人とかだったのに比べたらいい感じですな。
この巻は前巻と違い、物語として一本の軸があります。その軸をいろんなキャラたちが多角的に見るという、いわゆるオムニバス形式の小説なのですが、それが功を奏して新キャラがぐっと減ったのでしょう。きっと。
とはいえ、かなり多いキャラに辟易したのではないでしょうか。
これでもかなり削ったんです。キャラを多くするのはできなくはないですけど、その分描写が増えたりして、長い文章を書くのがめんどくさくなって、適当に話を纏める。そんな自分がありありと浮かんだので、だいぶ抑えました。これでもキャラ減ってると思います。
この巻では史実では意外にも多くは語られていない、戦争の細部も佐久彦の妄想力でもって書いています。他にも、当時の行政区画や、官職名とその役柄など、調べられるだけ調べてわかりやすく書いているつもりです。わかりにくかったら教えてください。
ちゃんと、素人でも玄人でも楽しめるものになってますでしょうか。そこだけが心配です。
本当なら、参考にしているwebサイトや書籍をここで紹介した方がいいのかもですが、その辺の許可とか法的とかは詳しくないので、省略します。少なくともまるパクリはしてないです。それでどうかお許しを。
さてさて、次巻は『新説三国志演義1.5巻 SS‘s』です。前巻みたいな感じで進みますが、大きな話の流れはあります。少なくとも前巻みたいなぶつ切りの短編集オンリーではないです。
内容としては、終幕に出てきた劉備率いる龍騎団が結成するまでのあれこれと、孫策が青州に偵察に行っている間に起こった諸々の出来事(いつの間にか泰が仲良くなってることとか)、そして曹操や袁紹たちの動向です。これらはすべて、今巻の裏で起こっている出来事なので、それを踏まえておかないと次の本編に支障が出るのです。
ええ、そうです。
文才がないので纏められず、もういっそ、全部書いちまえ。設定は作ってあるんだ! と、自棄になった次第であります。
ほかにも、前巻の短編集で活躍した他のキャラ達の一巻時点での動向も書こうと思っています。
執筆自体は頑張ってすぐに始めようと思いますが、みなさん、お気づきかと思いますが、本編の続きの執筆が始まるのは、約二年後と、そう思ってください。SS‘sも、前巻、今巻と同様のボリュームになるはずです。
それでは皆さん、また、読んでいただけるのを楽しみにしながら、ここで筆を置かせていただきます。
2017年7月15日。
青端佐久彦。
それでは、引き続き、新説三国志演義をお楽しみください!




