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1話 死亡

今日も尊い労働が終わりましたよッと・・・。

俺は疲れた体をほぐしながら勤怠カードをガチャッと通して会社を出た。

東南北西電鉄アーリー工業という一体何を作っているのかわからない会社に勤めて5年。

機械の操作にも慣れ、書類製造にも慣れ、人間関係も普通。まぁ、それなりにうまくいってると思う。

駐輪場に向かいながら今日の予定を考えていると「おい」と後ろから声をかけられた。

振り返ると俺が所属する班の班長がこちらに小走りで走ってくる。

「? どうしたんすか?」

業務もすべて終了してるし、特に問題になりそうなことも残っていなかったと思うが・・・。

班長は走るのをやめて歩きながら手に持っている書類をこちらに渡してきた。

「いや、来月のシフトができたから渡そうと思ってな。明日と明後日は休みだろう?」

「あー、ありがとうございます。」

持ってきてくれたのか、ありがたい。書類を受け取ってから折り曲げてバッグに突っ込む。

「班長は帰らないんすか?」

「僕はまだ仕事が残ってる。用事もあるから急がないとな。お疲れさま。」

「おつかれさまっしたー。」

班長はまた、小走りで会社に戻っていく。

「2連休どうしようかな・・・・・。」

予定を考えながら自転車のカギを開けて駐輪場から出た。



いつも通り、5年間繰り返したルーチンワークに従い、通勤路をときどきチェーンが外れるおんぼろでノロノロ帰っていた。

いつも通り、帰っていただけだった。何も起きないと信じていた。

何も変わらないのだと。


俺は交差点に突っ込んできた大型トラックに轢き潰され、ミンチになった。

逃げようと踏ん張った途端にチェーンが外れたのは日ごろの行いのせいなのだろうか?

逃げれるたいみんぐではなかったけども。









評価はまー、どっちでもいいや。自由に好きなように書く。

あー、めんどくせぇ。

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