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Flower  作者: Machio
20/20

終幕 誘惑者< Temptress>

 渋谷駅を発車して、まもなく神泉駅に到着する。

 こうして電車に乗るのは何年ぶりだろうか。役員になってからは新幹線以外、滅多に乗る事はなくなった。通勤の満員電車には二度と乗りたくないと思っていたが、今のように平日の昼間ならば、たまには乗りたいものだ。こうして市井に身を置き、周囲に溶け込む事が心地よく感じられる。

 学生や主婦、老人たちが多い。今、この電車に乗っている大半の者は、社会的に大した責任を背負っていない平凡な人間なのだろう。住む場所や食事、衣服、ライフライン、そして仕事、なんだって与えられてばかりで、自分ではなにひとつ生み出す能力のない受け身の存在だ。数ばかり多くて、その分いくらでも取り換えが利く。…その無責任かつ無意味さが眩しく思える。

 今後しばらくは自家用車を所有する事を、また自身で運転する事も許されないだろう。会社への送迎はすべて運転手付きの社用車で行われる。プライベートではこうして公共交通機関、またはタクシーを利用するしかない。車は唯一残っていた趣味だというのに…

 電車を降りる。

 その後、女から…粉河遊姫から再びメールが届いた。妻はひとりになっていて、裏渋を西に向かって歩いているらしい。それで先回りしようとしているのだが…。 スマートウォッチで時刻を確かめる。メールが来たのはおよそ10分前だ。もう通り過ぎてしまっているかもしれないし、もしもその後方向を変えていたら先回りもクソもない。スマホをポケットから取り出して確かめるが、それ以降遊姫からの連絡はない。後をつけてくれと頼んだのだが、返答はなかった。

 妻と会ってどうするつもりだ、と自問しながら改札を通って、南口を出る。

 一緒にいたという男の事を問う。その男が何者なのか。浮気相手? いや、これまでその気配はかけらもなかった。…もしかしたら、車を盗んだ犯人のひとりかもしれない。背の高い若い男だと言っていたから、3人の侵入者のいずれとも違う。ならば偽警官か、偽店員か、ずっと後をつけて、侵入者に指示を出していた奴か…。しかし、もしそうだとしても、妻が正直に答えるはずない。ならばどうしてここまでやって来た? 俺はどうするつもりなんだ?

 落ち着け。感情の赴くまま出てきてしまったんだ。男といる場面を押さえて、妻を責め立てようと思っていた。だがそんな事をしたって意味はない、公衆の面前で恥をさらすだけだ。しかも今はもう男はいないのだから、非難する要因はなくなってしまっている。いや、男と一緒にいたことは事実なのだから、それを問う事はできる。ならば後で、家に帰ってからでもできるし、そうする方が得策だ。

 裏渋まで来て周囲を見回す。平日でもそれなりに人は多い。西へ行くか、それとも東へ行くか。またスマートウォッチを見て、またスマホをチェックした。それぞれの時刻表示に1分だけ差異がある。ちゃんと連動していない。あとでアプリを開いて同期させなくては、と思った。 

 はっ、と気づいた。あの時、俺のスマホは侵入者たちに奪われていた。電源を切られたと思っていたが、どこかで奴らが時刻を手動で設定して、スマートウォッチと連動させていたら? 俺がトイレに行っている間に車の時刻設定を変えられていたら? もしもあの管理官が推理したように車を交換されていたら、その必要もない。

 時刻は変えられていた。俺の証言の信頼度を下げるために、捜査を攪乱させるために。だとすると…  スマホの暗証番号は…ずっと会社の創立年度のままにしている。それに車内の時刻を設定したにせよ、車を交換したにせよ、知っていた、見ていたはずだ。 やはり妻は、俺を騙していた…のか?

 西に行って、東に戻って、南に行って、どっちへ向かえばいいものか、頭の中は別の事でいっぱいで定まらない。気づくと、さっきとほとんど位置が変わっていない。

 整理しなくては… この事を警察に相談するべきか? 証拠はなにもない。スマートウォッチもスマホも、単に俺がそう思っただけで、証言が不安定なのはなにも時刻に限っての話じゃない。それにもしも妻が容疑者になってしまったら、改めて情報を集めるため、やはり公開捜査が行われてしまうかもしれない。それはダメだ、絶対に避けなければならない。


 そうか…もうすでに、勝敗は決まっているんだ。



 本当にいる。開店前の飲食店の前に立って、辺りをキョロキョロ見渡しているが、すでに視界に入っているはずのわたしを見つけられないでいる。きっと混乱しているのだろう。様々な情報と思惑が絡み合って、どうするべきか一向に答えが出ないのだ。

 …わたしもそうだ。今ここで会う事が正解か、それとも後で、どちらかの自宅で話し合う方が正解か、彼女は答えをくれなかった。いや、答えは自分次第だ。自分で判断し、正解へと導かなければならない。それがわたしの適性を示すことになる。

 まっすぐ彼に向かって歩き進む。もう10メートル程しか離れていないのに、まだわたしに気づかない。開店準備のために出てきた店員さんに気づいて、店の前を離れる。わたしに背を向けて歩きはじめた。追いかけてやる。こちらから声をかけて、さらに混乱させてやる。そうして主導権を握ってやる。


 妻は夫の背を3本の指先で軽く叩いた。ビクッと背筋で反応し、すぐに振り返った夫は口を開けたが、声はまだ出ていない。

「何をしているの?」と、妻が先鞭をつけた。

「何って…」

「お仕事は?」

「お、お前こそ、こんな所で何をしていた」

「ええ、ちょっと用事で」

「誰と会っていた」

「え? ひとり、ですけど…」

「嘘をつけ」

「え?」

 …会っていた? まさか、彼女と会っていた事を知っているはずがない。夫はわたしが渋谷にいる事を知り、わざわざやってきたという事しか聞いていない。何かを疑っているのは確かだろう。きっと警察からわたしへの疑惑を伝えられているだろう。でも、だからといって確たる証拠はなにも持っていないはずだ。何を根拠に、誰に会ったと言っているのか。

「ずっとひとりです」

「嘘だ!」

 つい、こんな場所で追及してしまった。感情が先に出てしまっている。冷静になって、声を落とさなくては …しかし、今さら詰問を撤回するわけにもいかない。

「悪いようにはしない、正直に話してくれ」

「意味が分かりません」

「じゃあ…」

 夫はスマホで画像を開いて、それを妻に見せた。粉河遊姫から送られてきた写真だ。

「これをどう説明する?」

 妻は顔の角度を変えて、それをよく見た。それは初めて知る情報だった。

 あの若いアルバイトの彼だ… いや、どうやら彼も彼女たちの仲間、それも彼女と結構親しい間柄のように思えた。2時間ほど前に、あの古いビルへ案内してもらっていた時に撮られたものだ。という事は、これを夫に送ったのは…

「単に、声をかけられていただけです」

「はあ!?」 しまった、また声を荒げてしまった。

「ただのナンパだって言うのか?」

 これは実習、かつテストの続きでもある。これくらい何食わぬ顔で躱せなくては、話にならないだろう。

「そうです」

「しばらく一緒に並んで歩いていたはずだ」

 つまり、それ以上の情報はないという意味だ。

「だから少しの間、付き纏われていただけだって」

「信じられん」

「じゃあ他にも写真があるの? 一緒にお茶しているところや、ラブホテルに入っていくところのものが」 あるはずがない。お前と違って…

 夫は顔をしかめた。痛い所を突かれたのだ。

「30前にもなって、ナンパされただと?」

 小ばかにするように笑いながら言った。

「そうです、文句があるなら仕掛けた方に言って」

 妻には動じる様子がない。

 場所が場所だし、昼間から開いている店も多い。その可能性もなくはない。なにやら揉めている二人を、通りすがりにちらと見ていく者が多くいる。ほとんどが、妻を見て浮き立つそぶりを示している。確かに彼女は美人だ。義理の両親が亡くなってから衰弱したようにやせ細り、顔色を悪くしていた頃と比べて、ここ半年くらいは若い頃の美貌を取り戻している。いや、むしろ結婚以前より増しているかもしれない。実際周囲の評判は良くなっていて、すでに伴侶がいる兄や従弟、さらに大叔父までもが彼女に気を奪われているように思える。自分との関係が冷え切っている事が大いなる皮肉だ。

 もしも離婚したら、俺は美しい妻というブランドをも失う事になる。それを補うには、遊姫のように妻に劣らない美貌を持つ代わり(・・・)が必要だった。しかしそれはもう望めない。あの女は最後に、社長夫人なんて地位にはまるで興味がない、と吐き捨てた。

「お前、まさか犯罪に関わっているんじゃないだろうな!」

「はい?」

「車を盗んだ奴らの事を、実は知っているんじゃないのか!?」 ああ、感情に負けて口に出してしまった。どうしても止められない。

「あなたも警察に変な事を言われたのね。一向に手がかりが掴めないからって、いい加減な事を言っているだけでしょう?」

「お前が疑われている。根拠はある、俺を恨んでいるからな」

「それ、警察からはわたしも含めて他で話すな、って言われていたでしょう?」

「ごまかすな!」

「べつにごまかしてなんかいません。あなただって疑われています。わたしを恨んでいるから」

「はあ!? どうして俺が疑われるんだ。俺はさんざんな目に合った被害者なんだぞ!」

「わたしだってそうです。足を切られたんだから」

「そんなもの、もうとっくに治っているだろう!」

「あなたに見捨てられた。殺されるかと思った」

「嘘だ! 殺されないと、お前はわかっていた!」

「そんな事ありません。それにあなたが自分だけ助かって、わたしを見殺しにしようとした事に変わりないでしょう?」

「い、いい加減な事を言うな!」

「声を落として、 周りにじろじろ見られているんだから。 話はまた今度にしましょう」

「俺をバカにするな! …どいつもこいつも、俺をなめやがって!」

 夫は周囲を睨み返した。少し離れたところで、立ち止まって見ている人達がいる。にやにやと面白がっている若い男女、スマホで撮影しようかと相談している若い女の子達、早めに仕事を終えたサラリーマンたち、老人や外国人。今はもう、マスクをしている者のほうが少ない。

「きっと疲れているのよ。あなたもわたしも、もうずっと、もしかしたら結婚した時から、お互いずっと背伸びして、無理してきたのよ」

 夫に反して妻は穏やかな、慰めるような口ぶりで話している。

「何が言いたいんだ!」

「落ち着いてお互い考えましょう。今後の事。お仕事の事や、夫婦の事も」

「なんだそれは、仕事を辞めろとでも言うつもりか? それとも離婚するってのか?」

「そういう選択もあるかもしれない。家に帰って、ゆっくり相談しましょう」

「それで? 半分以上の財産をせしめて、俺から離れようって考えなんだな!」

 妻は呆れたようにため息をついた。

「そもそも離婚を望んでいたのはあなたの方でしょう?」

「それは、お前が俺を無視するから…」

 浮気をしたのは、お前が俺をひどく嫌っていたからだ。両親を見捨てたと思われて…。あの頃は皆が普通じゃなかった。俺は会社の事で手一杯で、とても他の事を考える余裕がなかったんだ。万一にでも感染するわけにはいかなかったんだ!

「離婚しろ~」と、どこからか男のヤジが飛んだ。

「そんで奥さんは俺と結婚して~」と加わり、小さな笑いが起きた。

 夫はまたそれぞれ5~6メートル離れた野次馬達を睨みつけ、舌打ちした。

「とにかくどうか落ち着いて。それぞれ一旦家に帰りましょう」

「またあの狭いマンションに帰れだと!?」

「あなた、感情的になり過ぎているから…」

「ごまかすな! ちゃんと答えろ!」

「答え、って…」

「誰と会ってたんだ!」

「だからひとりだって!」

「じゃあなんの用事でここへ来たんだ! 言ってみろ!」

「ちょっとした買い物よ」

「なにを買いに来たんだ!」

「どうしてそこまで言わなくちゃなんないの!?」

「ほら見ろ、言えないという事は嘘なんだ!」

「嘘じゃないって、いい加減にして!」

「黙れ!」

 夫は妻の首を右手で掴んで、強引に引き寄せた。5メートル先で女性の悲鳴が鳴った。どよめきが起きて、迷っていた女子がスマホを掲げようとした。レンズを遮るように前に出た中年の男が、夫婦のそばに駆け寄って夫の腕を掴んだ。

「暴力はいけません!」

 夫の腕の力は緩んだが、まだ首を離していない。

「大勢に見られています。警察が来たら取り返しがつきませんよ!」

 男の言葉に、夫は自分の立場を思い出して手を離した。

「…す、すまん」

 夫は体を妻から離した。間に男が入って、仲介を野次馬たちに示した。しかし男は夫婦の知り合いではない。…が、もしも禿頭のカツラを被ったら、妻は似た男とついさっきまで会話していた。

「ありがとうございます」と、妻が男に礼を言った。

「いえいえ、おケガは?」

「大丈夫です」

 男は夫の方を向いて、「あなたは?」と尋ねた。

「え? ええ、…すみません」 息を荒くしつつも、夫は男と、そして妻にも頭を下げた。

「…すまない、どうかしていた。頼む、許してくれ」

「…ええ」 首を押さえながら、妻は謝罪を受け入れた。

「落ち着きましたか?」

「はい、本当に、申し訳ありません」

 夫は顔を伏せ、さらに右手で顔面を覆った。本気で落ち込んでいる様子だ。

「警察を呼びましょうかー!?」と野次馬から声が上がった。中年の女性の声だ。

「いいえ~ お二人とも落ち着いたようです。反省されていますので~」と、男が代わりに言ってくれた。周囲には、男が夫婦の知り合いと思われているだろう。

「今度またやったら、すぐに通報してやるからな~」と、今度は男の…どこか柄の悪い口ぶりの声がかかった。

「わかりました~ ご親切に~」とまた代わりに男が返した。

 おそらく、これでもう通報する者はいなくなっただろう。

 小康状態になって野次馬たちは少し減ったが、まだ十数名は残っている。中年男の監督は続いた。

「…お前の言う通りだ、俺は疲れている。まともじゃないんだ。一旦帰って頭を冷やす」

「これ」

 妻は夫に近づいて、紙袋を差し出した。それはさっき遊姫から… いや、氷川龍子から手渡されたものだ。

「これを買ったの」

 中身は…教えてもらっている。

「開けてみて」

「いや、でも…」

「どうせあなたにあげるものだったから」

 紙袋から小さな箱を取り出す。包装を破いて開けると…ネクタイピンが入っていた。

「少し早いけれど、誕生日プレゼントです。安物ですが…」

 それは、事件の時に夫が身に付けていたものとよく似ている。ネクタイピンはわたしがずっと昔に彼にあげた、初めてのプレゼント。 だが…

「…すまん」

「二人で、よく相談しましょう」

「俺が、俺が悪かった。見捨てようとしてしまって… お義父さんやお義母さんの事、ショップの経営の事も… 分かっているんだ。 自分が情けなくて… 認められなかった」

「わたしも悪かったの。あなたを気遣ってあげられなかった」

 夫は俯いたまま、必死に泣くのを堪えている。

「頼む …わ、別れないでくれ。 お前を失ったら、俺にはなにもなくなる」

 なにもない? あなたは住むところも、着る物も、食べ物も、そして仕事も、ずっと与えられてばかりだったでしょう? …わたしだって。

「…話し合いましょう」

「頼む、どうか、お願いだ」

 妻は優しく夫の肩に触れた。夫はようやく顔を上げ、優しく微笑む妻に少し安堵した。


 …これで離婚の危機はなくなった。 分かっていた事だ。


 あの日、お前がわたしを見捨てた時、勝敗は決した。わたしは自分が殺されない事が分かっていたからだ。夫とわたしは警察の聴取に、未だに伝えていない事がひとつある。それは最後の侵入者にガソリンスタンドで伝えられた事。もしも夫が5分以内にトイレから戻らなければ、妻を殺すと脅迫されていた事だ。夫はトイレを出た後、薬のせいで気を失ってしまった事になっている。そのままにして、妻が車と一緒に攫われていった。だが薬が入れられていたワインは夫よりわたしの方が早く、それも2杯多く飲んだし、実際に薬が効いてきたのはもう少し後だったはずだ。 もしもこの真相が警察に、そして周囲…夫の親族や会社に知れ渡ったら、夫の信頼はどん底の、さらに下まで落ちていってしまうだろう。車1台のために妻を見捨てた社長を信頼する、尊敬する社員がいるはずない。わたしが口を噤んだ時点で、主導権はわたしのものとなっていたのだ。

 夫は、これでわたしに対する疑いを持たなくなっただろうか。いいや、まだ疑っているに違いない。それはべつに構わない。今後、徐々に懐柔していけばいいのだ。二度とないと思っていたけれど、おそらく夫はわたしの体に欲情しているだろう。多少は抱かれてやってもいい、それくらい、歯を食いしばって耐えてやる。わたしの目的はもはやこいつじゃない。夫なんかよりももっと憎い人間がいる。…彼の、高慢ちきな親族たち。兄夫婦、従弟、そして大叔父… 女の武器を使ってでも篭絡して、いつか奴らの、グループの不正を、スキャンダルを握ってやる。彼女に代わって、わたしがそれをやるのだ。

 ひとりでは無理だろうけれど、わたしには大勢の仲間がいる。嫉妬深くて、他人の足を引っ張る事が大好きなクズ達と、ずる賢くて、皮肉屋で、強くて、面白くて可笑しい、ものすごく美しい彼女がバックアップしてくれる。


「それではこの辺で失礼します。くれぐれもお二人仲良く(・・・・・・)お願いしますね」

「はい」

 ええ、言う通りにします。 微笑むと、中年男は安心したような表情で離れていった。野次馬たちがばらばらに分かれて、雑踏に紛れていく。夕刻を迎えていて、人通りはさらに多くなっていた。制服姿の子供たち、昼間から飲み歩いている酔客たち、スーツを着たビジネスマン、肌の露出が目立つファッションの女性が、どんどん人々の隙間を埋めていく。


 もう夫を少しも愛していないのかって? あなたが買ってきてくれたネクタイピン…2番目の侵入者のおばさんに、どんなものだったか聞いたのかしら。よく似ているけれど、そもそもあの時、夫が付けていたものはわたしがプレゼントしたものとは違う。本物は結婚後すぐに引っ越す時に夫が…分かっていてなのか、間違えてなのかは知らないけれど、ゴミ箱に捨ててあったものをわたしが見つけて、それ以来ずっと隠し持っているの。 安物だったから、社長になった夫にはふさわしくなかったのよ。だから…家に帰ったらすぐに捨てるつもり。同じくずっとクローゼットの奥にしまってある古いコートと、少しだけ残っているわたしの愛情と一緒に。


 夫の腕をとって、わたし達は群衆に混じっていった。


終わりです


今作は読みやすくするため、かなり情景描写を控えめにしたつもりでしたが…

やはりまた反応はもらえなかったか

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― 新着の感想 ―
すげぇ、面白かったです! エロかっこいい、あの世界とつながってた!? 短編、ハイファンタジーも楽しみですー
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