表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷宮動物誌 〜私と魔物たちの楽園暮らし〜  作者: ローラーコースター
第一部 三章 三節 厄災に立ち向かおう!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

61/62

第59話 研究者の一幕

楽しんでいただけたら幸いです。ブックマークや評価、感想、誤字報告よろしくお願いします。

 衆議院解散から三日。街では様々な政党の選挙カーが走り、駅前での演説が当たり前の光景になっていた。ついこの前まで一般庶民だった私には全く慣れない行為だったが、ここで自由党に勝ってもらわなければ意味がないので、自由党に一億円を献金した。選挙に立候補するには小選挙区だけでも300万円が必要になるし、活動に欠かせないスタッフも選挙カーも無料ではないのだ。そもそもこの一億円はこの前の会合で得たものなので、私としては使うことに抵抗感はなかった。

 内訳としては自由党には2,000万円で、自由党所属の候補者に片っ端から陣中見舞いとして150万円を献金した。個人献金としては限界ギリギリの額だ。


 しかし、献金は世界冒険者協会のアンナさんに頼んでお金を動かしてもらうだけで、私としては暇でしかなかった。そこで私は<楽園>の研究所に入り浸っていた。現在、研究所は二つの研究を行っていた。一つはシードルによるもので、様々な資源の商品化を行っていた。今は迷宮内部でも使用できる電子機器の他に、シェリーさんがダンジョン内でも戦える様に、迷宮用の銃火器を開発しようとしていた。

 しかし現在主要な研究はサル・ケルアックさんの娘であるエマちゃんの研究だった。それは人間のジョブやスキルといった[生体情報]の解析で、エマちゃんだけでなく、ヘルメスやアリスちゃん、ローザちゃんも協力していた。

「エマちゃん、おはよう〜。」

「おはよう、トモさん。」

「研究の調子はどう?」

「ローザさんの情報解析能力が凄すぎて、基本的なものはほぼ終わったわ。ハッカーってすごいのね。」

「対人戦最強のシェリーさんが認めるくらいだからね〜。それで、何が分かったの?」

「複雑だから説明も大変なんだけど、簡単に言うなら......」


 エマちゃんの研究は人間の[生体情報]の基礎的な構造を明らかにした。要点は三つある。



1. 人間はダンジョン内部での経験を通して、成長することができる。これを仮に<レベル>と呼称する。


2. <レベル>は数値化されているが、本来なら確認することができない。


3. <レベル>が上昇すると、その人間に対するジョブやスキルの親和性が高まる。


4. 人間の染色体を解析すれば、<レベル>を確認することができる。



 その結果、テューレでできた小型の情報処理装置が完成した。使い方は簡単で、水温計の様な棒を口に入れると粘膜から染色体を解析することができるというものだ。私とシェリーも試してみたが、私の結果は<Lv. 5>。ダンジョン内での戦闘経験が少ないシェリーは<Lv. 2>だった。

 しかし、<レベル>上昇に必要な経験が戦闘に限定されるのか、その他の経験も有効なのかはまだ分からなかった。また、魔物であるアリスちゃんはそもそも<レベル>が存在しないのか、計測不能だった。

読んでいただきありがとうございます。現在、毎日3〜4話投稿しています。

ブックマークや評価、感想、誤字報告もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ