第48話 <楽園>評定、開幕!
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私とキョウコちゃん、そしてアリスちゃんはお隣の豪邸に来ていた。私がインターフォンを鳴らすと、一人の女の子が対応してくれた。扉が開くと、そこにいたのはブロンドヘアが美しい少女だった。変にブランドもので身を固めていないところが本当の大金持ちの風格を示していた。
「いらっしゃい。あなたがお料理を受け取りに来るトモさん?」
「そうだよ。私は小田原トモ。こっちはキョウコちゃんとアリスちゃん。」
「私はエマ・ケルアック。歓迎するわ。料理はできてるわ。」
「ありがとう。」
この時、私は初めてお隣さんがサル・ケルアックさんの別荘であることを知った。玄関には豪華な重箱が15段積み重なっており、他にも料理が盛り付けられた大皿がいつくかあった。11人の出席者と私、キョウコちゃん、アリスちゃん、そしてヘルメスの分だ。私たちは重箱を5個ずつ持って、自宅まで運び込む。エマちゃんの豪邸に戻ると、今度は大皿を運んだ。
「今夜の結果次第ではトモさんたちのお世話になると聞いたわ。その時はよろしくね。」
「こちらこそよろしくね〜。」
私たちは<楽園>に戻って、サブテラニアンたちが作った皿に料理を盛り付けた。
夜七時になると、全ての準備が整った。私は宮殿の自室で待機する。入り口から地下への階段までの道には警備の鬼や不死者たちがテューレ製の武具を纏って列になっている。まるで軍事パレードの一幕だ。私の家の玄関でキョウコちゃんが受付をしていて、全員揃ったら<楽園>に入ってくる。ダンジョン内部には不死の剣聖であるラムセスが待機しているので、出席者たちを宮殿の客室まで案内する手筈だ。ヘルメスとアリスちゃんは会合の内容について最後の調整を行っている。
「主、緊張してるの?」
ニコが話しかけてくれる。
「相手が相手だからね、緊張するよ。」
「主は<楽園>の皆と仲良くなって、新しいお友達も沢山連れてきてくれたの。きっと大丈夫なの!」
「ありがとね〜、ニコ〜。」
私がニコを撫でていると、バステトがやってきた。
「主、賓客が到着しました。」
「遂に始まるのか...私、頑張ってくるよ!二人はここで待っててね。もしもの時はよろしくね?」
「了解なの!任せるの!」
「心得た!」
私は客室に向かった。交渉という冷たい戦いの始まりだ。
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