東寺(教王護国寺)五重塔に入ってきました!
来る日も来る日も英語にヒイヒイ行っている鷲生ですが。
期間限定の催しには足を運んでおります。
先週は、京都駅近くに行く用事があったので、東寺(教王護国寺)に行ってきました。
京都といえば、鷲生よりも少し年長なら、昭和の時代の「五重塔と東海道新幹線」という取り合わせ絵面が思い浮かぶのではないでしょうか。
東寺は京都駅の南西にあり、京都駅の南を走る東海道新幹線とも近いです。
高度成長期には、日本の伝統のシンボル五重塔と最新鋭の新幹線とが一枚に収まる構図はとても絵になる光景だったのでしょう(いうて、当時の東海道新幹線は先っぽが丸い0系だったんですけどねw)。
この東寺の五重塔(国宝・約55mで木造の古塔としては日本一)。
普段は中に入れません。
鷲生も京都にずっと住んでますし、東寺自体には2回くらい行きましたが、塔の中には入ったことありません。
そ・れ・が!
3月18日(水)まで初層の中に入れるのです!
国宝の中に!
冬の観光キャンペーン「京の冬の旅」非公開文化財特別公開の一環です(※1)。
また、絶対とは言えないみたいですが、東寺では春と秋にこの五重塔の初層の特別公開期間を設けていらっしゃることが多いようです。気になる方は公式ウェブサイトをこまめにチェックしてみてくださいませ※2)
鷲生は中華ファンタジーの資料を紹介するエッセイもカクヨムに連載しており、そちらで今年の春から初夏に開催されるシルクロードの展覧会をご紹介しました(※3)。
場所、昔の1970年の方の大阪万博の跡地・国立民族学博物館ですあり、大阪でも新幹線の新大阪駅からアクセスが良いですよと書きました。
この東寺も京都駅から近い......ってか、余裕で徒歩圏内です。
特に新幹線で京都に来られた方は、北側にある烏丸口に出ずに、最寄りの八条口から南西に歩くとすぐです。
近年はJR京都駅と東寺の間にイオンモール京都ができましてね。
その敷地を斜めに突っ切ればあっというまに東寺の敷地に到着します。
イオンモールには飲食店をはじめ休憩する場所がたくさんありますから、ちょうどいいですねw
この五重塔、何回か焼失しており、今のものは江戸時代のモノ。
観光パンフには「初層内部は極彩色の文様で彩られ」とありますが、さすがにヴィヴィッドに鮮やかという感じではありません。
くすんだ色合いではあります。
しかしながら、色そのものは残っており、建築の内部をカラフルに装飾していたことは実感できます。
私たちは日本の伝統美を「わび・さび」でイメージし、中国や東南アジアの建築を「色がケバケバしい」と思いがちですが、やはり同じ東アジア文化圏ですし、信仰の場所・何か有難いものを彩り豊かに飾り立てたいというのは共通するものがあるのだと思います。
時代はさかのぼりますが、宇治の平等院(※4)。
併設のミュージアムに当時の色彩を再現した展示がありますが、もう、目が回るほどの色彩の氾濫ぶりですよw
また、この五重の塔。
「大日如来に見立てた心柱を囲んで金剛界四仏が安置されている」ものです。
当然ですが、密教色が濃い!
そして、密教とはやはりどこか神秘的な感じがしますね。
哲学的世界観を可視化するとこうなるという、摩訶不思議な迫力があります。
そして、その心柱の根元が見られるようになっていて(壁の一部が透明になっているんです)、これがこの塔の(京都を代表する国宝の塔の)根っこかあ~としみじみ見入ってしまいました。
五重塔を見ようとすると、金堂や講堂とセットの拝観券しかありません。
そこで、この二つも見てきました。
ってか。ついでのつもりですが、さすがは教王護国寺、やっぱり濃い!
講堂には、曼荼羅を仏像で立体的に表した「立体曼荼羅」があるんですが、五智如来、五菩薩、五大明王、四天王、梵天、帝釈天の二十一体の仏像のうち、国宝が16体!
っていうか、今確認したら中央の五智如来以外全部が国宝!
そしてその五智如来だって、重文です。
いやー、すごい。
昨年2024年は、大阪で万博が開かれるのに合わせて大阪・奈良・京都で大規模な展覧会が開催され、鷲生はほぼ毎週のように出かけて国宝を見まくりましたが、この東寺の国宝濃度もスゴイ。
それに、特別に集めたわけじゃなくても、普段から自前でコレ。
すごい……。
また、この立体曼荼羅がある講堂も創建時(825年弘法大師によって着工)から焼失したとはいえ、室町時代のものであり(旧基壇の上)、「様式も準和様で優美な姿を保っています」とのこと。
次は金堂です。
桃山時代の建物で、やっぱり豪壮ですわあ!
パンフレットには「天竺用の合法雄大な気風のみなぎる桃山時代の代表的な建築」「細部には唐・和風の技術も巧みに取り入れている」とあります。
先ほどの行動に比べ、どーんと内部が大きく広いです。
そこにある薬師三尊も大きい。
さっきの講堂のものに比べるとやはり金箔のピカピカ具合からみて新しいという感じはします。
ご本尊の薬師如来の下部には十二神将の小さめの像が並んでいます。動きがありますね。
別に見どころというわけではないんですが、建物上部に続く、梯子のような簡単な作りで急峻な階段が目に留まりました。
もちろん上がれません。
中華ファンタジー小説を書くときに、緊急事態が起きたら、キャラにのぼらせてみるのはどうだろう?
そんな思惑でしばらく突っ立ってみておりました。はたから見たらヘンな客ですねw
毎日気ぜわしく過ごしており、東寺に行ってからだいぶ時間が経ってしまったのですが、他にも書きたいことが出てきたので、まずはこの東寺訪問記を投稿する次第です。
上述のとおり、JR京都駅から徒歩圏です。
出張その他、何かの折にぜひ!
国宝がずらーっと並んであなたをお出迎えしてくださいますよ~。
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※1 京の冬の旅
https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=13263
※2 東寺 https://toji.or.jp/admission/
※3 展覧会「シルクロードの商人語り」のお知らせ。https://kakuyomu.jp/works/16817139556995512679/episodes/822139845570962006
※4平等院
httpshttps://www.byodoin.or.jp/
敷地内のミュージアムに当時の色彩を再現した部屋があるんですが、ウェブサイトでは見られないです。
ミュージアムグッズのオンラインショップの文具売り場に、宝相華をあしらったものがあります。
これです、これ。この華やかな色遣いで壁一面が彩られているんです。
https://www.byodoin.com/shopbrand/stationary




