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京都に住んで和風ファンタジー(時には中華風)の取材などする日記  作者: 鷲生 智美


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15/17

和風、ちょびっとだけ中華ファンタジーの資料です。

 このエッセイは、タイトルを「京都に住んで和風ファンタジー(時には中華風)の取材などする日記」というのに、最近は英語ネタが続いてスミマセン。


 いや、鷲生が英語で何をしたいかといえば、この日記で得られた日本文化・中華ファンタジーのネタなどを英語で発信したいと思っているので、鷲生の頭の中では繋がってはいるんです。


 そして、創作活動は年齢が高くなってもできるけど、語学の勉強が今がラストチャンスかも(それなのに遅々として進まない)と焦っているのです。

 加えて先日の衆院選挙の結果からするに、日本はさらに失われた40年とかになりそうで。

 日本がどうなっても自力で外貨が稼げるようにならねば、と更に焦りながら日々英語の勉強に取り組んでいるのです。


 というわけで。

 今の鷲生の机の周りには、英語の教材、英語ボランティアでもらってきた参考資料、自分で作成したノートの類……などなどが雑然と散らかり放題で、なかなかにカオスな状況です。


 そんな中に紛れ込んでいた、和風ファンタジーの資料を発見。


 先月の18日(日曜日)に、龍谷ミュージアム・文学フリマに加え、京都の大きな書店で開かれたブックフェアにも行ってきたのです(※1)。


 そのブックフェアは、有職故実の研究家である八條忠基さんの著書『呪術と科学の有職故実図鑑』(※2)が発売されたのに合わせて開催されたようで(あ、鷲生も買いました!)、この方の他の著書『有職植物図鑑』(※3)などもありました。


 今回この記事を書くにあたって、『呪術と科学の有職小路図鑑』のウェブサイトにいくと、八條忠基さんがインタビューを受けていらっしゃる動画があり、諏訪にある水運儀象台(中国北宋時代の図面から再現。内部に天球儀あり)(※4)のお話をされていました。


『有職植物図鑑』については、この日記エッセイでも何回か挙げております。

 植物学の情報と、それらが日本の伝統文化でどのように使われ、どのような意味を持ったかの解説もある、たいへん役に立つ図鑑です。

 府立植物園で日本の伝統植物を見て回るのに重宝するんですよ。


 ちなみに、一緒に行った友人が『有職植物図鑑』購入しましたよ!


 このブックフェアは八條忠基さんの過去の著作だけでなく、八條忠基さんが選んだ本もフィーチャーしているようです。


 そして売り場にはワープロで作成されたらしい2枚つづりの書類(八條忠基さんの選書リスト)がおいてあって、自由に持ち帰れました。


 今回は、それを以下に転載いたします。


 無料で自由に配布されていたものですし、これを機にこれらの本に親しみを持って買ってほしいという趣旨だと思うので、著作権だとかなんだとかの問題はなかろうと思うのですが、もし問題がありましたら、コメント欄でご報告くださいませ。


 基本的に和風ファンタジーの資料だと思いますが、『暦法の研究』はアジアの伝統的な暦が分かるのではないかと思うので、中華ファンタジーの資料になるかもしれません。


 鷲生は中華ファンタジーの資料を紹介するエッセイもカクヨムに連載しています。

 その中で、古代の天文学の参考資料をご紹介しましたが、読むのに結構苦労しました(※5)。

 なまじ現代の地動説ベースの知識があると、それがない時代の人にとって天文がらみの事象がどう認識されていたかが分かりづらいんですよ。

 私は未読ですが、『暦法の研究』を読めば、より古代アジアの人々の時間感覚が分かりやすくなるのではないかと思っています。


 また、隋代に編纂された「五行説」を整理分類した「五行大義」も紹介されています。


 では、八條忠基さんの選書リストです↓


 *****


 八條忠基 選書リスト


『暦法の研究 上下』桃裕行著作集第7,8巻(思文閣出版 1990)


 長きにわたる東京大学史料編纂所での文献検討の成果をまとめた著作集で、古記録・史料研究の古典的名著です。『暦法の研究』では、日本の暦法の歴史や具注暦、関月など、各項目について詳細な検討がなされ、また符天暦と宿曜道にまで言及されます。


『道教事典』野口鐵郎ほか編(平河出版社1994)

 正式には朝廷に導入されなかった「道教」ですが、さまざまな形で神道や密教、陰陽道に取り入れられ、現代の生活にも影響が残っています。一般に知られることの少ない道教について、多数の図版を載せて事典の形式で詳説した書です。


『平安時代の国家と祭祀』 岡田荘司(続群書類従完成会、1994)

 祭祀制度の変遷、祭祀と関わる神祀官人についてなど、平安時代の朝廷の神社行政などについての研究書です。また陰陽道の祭祀についても言及されています。


『日本古代の道教・陰陽道と神祇』下出積與(吉川弘文館・1997)

 道教の神仙思想が日本の陰陽道や神道への影響に関して論じた書です。付章として「遷宮の式年制の意義」が述べられます。


『五行大義』中村璋八(明徳出版社(中国古典新書)。2009)

 隋代に編纂された「五行説」を整理分類した書。陰陽寮の基本的教科書として活用され、日本では広く信頼され日常に活用されました。中国では失われ、日本に残った書を底本にとして、現代語訳が読みやすい書です。


『図説日本呪術全書』豊島泰国(原書房,1998)

 陰陽道をはじめ、修験道・密教・神道など、日本に伝わる呪術を総合的に解説した、呪術関連書として最もポピュラーな書です。


『陰陽師と貴族社会』繁田信一(吉川弘文館・2004)

 平安貴族たちは、日常生活の指針として陰陽師の卜占に頼り、その祭祀や呪術により精神的な安定を得ていました。平安時代の古記録や日記から、陰陽師たちの具体的な活動を紹介しています。


『安倍晴明撰『占事略决』と陰陽道」小坂眞二(汲古書院・2

 安倍晴明の著書である『占事略決」の解説と、そこに記される「六壬式占」の占い方などについて、具体的に解明する書です。


『平安時代陰陽道史研究』山下克明(思文閣出版・2015)

 日本で独自に発展した「陰陽道」の成り立ち、歴史的推移、陰陽師による天文観測技術や術などについて、その実態を明らかにすると同時に、有名な安倍晴明とその後の安倍家の活躍の実相を描きます。


『平安貴族社会と具注暦』 山下克明(臨川書店・2017)

 暦に吉凶などの暦注を加えた「具注暦」は、平安時代の貴族たちの日常行動の指針となっていました。具注暦の歴史と、貴族たちの日常での活用を具体的に描きます。


『天皇の即位儀礼と神仏』松本郁代(吉川弘文館、2017)

 天皇の即位儀礼に関する詳細な研究で、一般にはあまり知られていない仏教秘儀「即位灌頂」 についても言及されています。


『事典 古代の祭祀と年中行事』岡田荘司編(吉川弘文館・2019)

 大嘗祭や御斎会など、宮中で行われた数々の宗教行事について、豊富な図版とともにわかりやすく解説されています。


『陰陽師の平安時代一貴族たちの不安解消と招福」中島和歌子(吉川弘文館、2024)

 天文観測と式占を主任務とした陰陽師たちについてわかりやすく紹介し、方違・物忌な陰陽道の基礎知識をわかりやすく解説した内容です。


 *****

 ※1

「龍谷ミュージアム「ギリシャ・ローマ文化と仏教」に行ってきました。」   https://kakuyomu.jp/works/16817330661485429107/episodes/822139843748653482

「「文学フリマ京都」に行ってきました!」 https://kakuyomu.jp/works/16817330661485429107/episodes/822139844081609892


 ※2 『呪術と科学の有職故実図鑑』2025 八條忠基 平凡社

 https://www.heibonsha.co.jp/book/b668977.html


 ※3『有職植物図鑑』2022 八條忠基 平凡社

 https://www.heibonsha.co.jp/book/b613746.html


 ※4 時計工房時象堂 「下諏訪と時計の物語」

 水運儀象台すいうんぎしょうだいとは

 https://gishodo.watch/


 ※5

「中華ファンタジー・中華後宮モノを書きたい人への資料をご紹介!」

 https://kakuyomu.jp/works/16817139556995512679

 古代の天文学を知りたい方へのおススメ本3冊です! https://kakuyomu.jp/works/16817139556995512679/episodes/16818093081769139360


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