れっつ・すたでぃ・いんぐりっしゅ!
先週末は、英語の勉強を休んで、別の分野の読書に充てようとも思っていたのですが。
結局英語の勉強に明け暮れてました。
これにはプッシュ要因とプル要因とがありまして。
鷲生を英語学習にひきつけた原因は、「褒められた!」から。
鷲生は英語ボランティアのワークショップに参加して、英会話にいそしんでおります。
鷲生が参加している2種類のワークショップのうち、一つは発音の講座です。
フォニックスの先生が教えてくださいます。
メンバーの中では鷲生が最年長。
で。
年寄りなものですから、呑み込みが悪いw
鷲生は頑張って気を付けているつもりなんですけれど、ちゃんとした耳の持ち主には違って聞こえるものであるらしく、細かなご指導が入ります(もちろん、そうやって改善したいわけですからありがたくレッスンしていただいてます)。
ただ、先週の土曜日は、たまたま鷲生の発した”can”の発音がよかったらしく、先生が「とーっても良かったわよぉ~」と大きな声でほめたたえてくださり、そしてメンバーから盛大な拍手が贈られました。
......う、嬉しい、嬉しいですよ、そりゃ。
ただ、これ、普段かなりデキが悪いからなんじゃ……w
普段できる人ができても、誰もそんなに褒めないじゃないですか。
鷲生は若いころは勉強が好きで得意でしたから、あまり他人様から褒められたことがなかったんですよね。
鷲生自身もそんなもんだと思って、淡々と生きてましたし。
なんか、慣れない場面(大掛かりにお褒めいただく)にちょっと戸惑うと言いますかw
あと連想するのが、老人福祉で、若いスタッフのお姉ちゃんお兄ちゃんが、お年寄りを幼児扱いするじゃないですか。
「~ちゃん、……しましょうねぇ~」とか、何か出来たら「すごーい」とか。やたら甲高い声で。
鷲生の発音講座での立ち位置って、これに近い状況なんじゃないか、とw
鷲生は今のところ自称を「おばちゃん」にしてましたが、そろそろ高齢者の領域に足を踏み入れつつあるのではなかろうか。
あ、いえいえ。
そんなネガティブな感情はさておき、発音について(偶然かもしれませんが)進歩が見られたようで、もちろんそれは良いことです!
あと、リスニングがちょっと向上したように感じます。
まだ聞き取れないところがあり、そしてそこをピンポイントで質問されたりするので正答率がそんなに上がったわけじゃないんですが。
だけど、これまで「何の話か分からない」という状態から、「だいたいこんな話題」というところまでは分かるようになりました!
五里霧中だったのが、目的地までは遠いとはいえ道が見えてきたような気はする。
よし、ならば、せっせとこの道を行こうじゃないか!
こんな経緯でモチベが爆上がりしたので、週末を英語勉強に充てていたのです。
さて、週末の鷲生を英語の勉強に駆り立てたプッシュ要因は。
衆議院選挙です。
みなさま、「円安」ってどう思っておられます?
こんなに円安なのに(※1)、現政権が優勢だと聞いて「へっ?!」と驚いたんですよ。
なんでしょう、鷲生はファイナンシャルプランナーの有資格者で金融系webライターの仕事もしていたことがあるので、それで認識が世間一般と食い違うのかもしれませんが……。
世の皆様方って、ひょっとして1ドル100円から150円になることを、「数字が増えた」から「良くなった」とか思っていらっしゃる?
円安で得する”界隈”と損する”界隈”とがあるので一概には言えませんが、資源に乏しい日本は多くの食料や原材料を「輸入」しています。
1ドル分の輸入をするのに、100円で済んでいた状態が、150円になっているのが現状なんですが……。
鷲生がどこを基準にしているかというと、鷲生がファイナンシャルプランナーの有資格者になったあたりで1ドル104円になったことがあったんです(北朝鮮のミサイル発射で円が買われた場面)。
鷲生はそのときに、その相場を見て多少はドルを買いましたので、それについては、今日本円換算にして増えてはいます。
しかし、昔からドル建てで資産を持っているわけでもない人は、現在お持ちの日本円の資産が世界的には安くなってるんですよ?
多少はドルを持っていた鷲生でも、今般の円安でホトホト困ったのが昨年秋のフランス旅行。
8年前にオランダに行ったときは、1ユーロ130円台後半だったと記憶しています(その時はFX口座を開設して、そこを通じてオンラインでその都度ユーロに替えてましたので、一日何回も為替相場を確認してましたw)。
2025年にフランス旅行に行く計画を立てた頃も(初夏※2)160円台後半で、そのころでも「今は円安だからなー」とため息ついていたら、その間に石破さんから高市政権になり、鷲生のフランス旅行中は1ユーロ179円(そしてクレカ決済の明細書では181円で決済されてました)。
その後もガッと上がって、もう185円あたり。改善する見込みもなさそう……。
フランス旅行中はとにかく何もかもが日本円換算で高くて……(※3)。
ちょっとお恥ずかしいお話ですが、オルセー美術館のカフェでこんなことがあったんですよ。
ミュージアムには飲食物が持ち込めないので、そこのカフェでお昼を食べざるを得なかったんですが、もちろん注文するのはメニューの中で一番安いもの。
それから、こっそりペットボトルを持ち込んで物陰でのどを潤していたため、カフェで何か飲み物を飲む必要はなかったので(健康のためではあるので物陰で隠れて飲んでる分にはお目こぼしがあるかもしれませんが、基本的にはやってはイケマセン)、飲み物は注文しませんでした。
旅行中の出費はここの飲み物だけではありません。
宿泊費もふっとびましたし、毎日の食事(コーヒーのような嗜好品じゃなくて生きていくのに必要な)、それからミュージアムの入場料に交通費。さらにはお土産。
どれもこれもが高い中で、生きていくのに必須ではない飲み物にまでお金は出せないのです。
注文を取りに来た店員さん(渋めのナイスミドルなおじさんでしたw)が「飲み物は? 注文しないの?」と尋ねてくれましたが、私は”No….”と首を振るばかり。
お料理を持ってきてくれたときにも「本当に飲み物なくて大丈夫?」と心配してくれましたが……。
……スミマセン、日本人は、もう、貴方の記憶にある頃のような金持ちではないんです。日本は貧しくなったんですよ……。.
それでも、鷲生は冥途の土産に180円台でフランス旅行に行けてよかったのかもしれません。
このまま高市政権ですか?
一昨日くらいにも、日本の総理大臣という立場にありながら「円安容認」と受け取られる発言をしてしまって、更に円が安くなりましたが……。
このままではユーロが200円になってもおかしくないでしょう……。
一応念を押しときますが、この数字が上がるというのは1ユーロの値段が高くなる=1ユーロを得るために日本円を多く支払わなければならない=円の価値が下がった、なんですよ?
数字が上がったから日本円が「良くなった」のではありませんからね?
この(鷲生から見ると)ゆゆしき事態が騒ぎになってないのはどうしてなんでしょう?(もちろん経済畑の専門家は問題視してますよ。日経新聞の紙面とか、日本商工会議所の会頭とか。みずほ銀行がレポートを出したとか→※4)。
日本全体で見れば、円安で得をする”界隈”があり、それが回りまわって円安で損をする”界隈”に回っていれば、大雑把に言えばそれでよかったんですが。
今そうなっていませんよね?
身の回りが何もかも物価高です(輸入に頼るエネルギー代が高い。輸送コストが高い。食料自給率の低い日本は食品からして輸入頼み。だから身の回りの生鮮食料品も高くなり、当然それらの加工品や外食も高くなる)。
なんらかの問題があるはずなのに、それなのに世論にはあまり危機感がない……。
で、このまま高市政権が続いて何かが改善するとも思えない。
(それでも自民党に入れる人は、「だからって政権を任せられる野党がない」という理由かもしれませんが。今回は自民党が圧勝するそうですから、あなたが入れなくても現政権は続きそうですよ。だから、ヨソに入れて国会で歯止めをかけることはしてみてもいいのではないかと思います。あ、鷲生は昨年の参院選から「チームみらい」を推してます。ひらがなで「みらい」と書きましょう!※5)
日本の国というか社会というかがこのままなら、先行きは暗いわけで、鷲生も「このまま日本はどうなるんだろう……」と暗い気持ちになるんですが。
しかしながら、それならそれで、個人として何とか活路を見出さないと。
幸い、鷲生の住む京都は外国人観光客の多いところです。
鷲生が通い始めた英語ボランティアは、「京都で困っている外国の人を助けよう」という趣旨のものですが。
これをもうちょっとレベルアップして、観光業界で観光客を相手にする仕事につなげられないか、と。
コロナ禍の間の観光業界は青息吐息でしたが、そういうパンデミックでもなければ、沈みゆく日本の中でもわりと先が明るい業界ではないでしょうか。
要は「個人で外貨獲得を目指してみちゃどうだろうか」と思ったんですよね。
あ、鷲生は上述のとおり円高時にドル買いましたし、コロナ禍で株が安いときに多少買っていて今ありがたく恩恵を受けております。
だから世の中が外国人を嫌っている今こそ、外国語を身に着けておいて周囲に差をつける逆張り戦略は有効だという勘は当たるのではないだろうか、と。
そして皆様も、今から時間を巻き戻して外貨建ての資産を持つわけにはいかないんですから、英語(別の言語だともっと希少性が上がってなお良し)を勉強なさっておかれるといいのではないでしょうか。
よく右寄りの人が「外国人に日本の文化が奪われる」とかなんとか言いがちですが、文化はよその文化と相互に影響しあって変容するものですからそれはどうとでもなるかと思います(※6)。
しかし、下手に戦争でもしたら今度こそ主権国家として存続できるかどうか怪しいのではないでしょうか(前回の敗戦後も東西冷戦がなかったらどうなってたでしょうかね)。
どこかに占領されるとか、植民地になるとか。
そんなときに「日本語しかできない元日本人」は使い道がないでしょうからね。
日本がどうなっても、自分はサバイバルしなくては。
そんな悲壮な(?)思いで、週末は英語の勉強にいそしんでいたのです。
*****
あ、そういえば。
この話題で思い出したことをつらつらと。
鷲生の父は神戸で敗戦を迎えたのですが(『火垂るの墓』の清太と同年齢)。
生前、「戦時中から、この戦争は負けるって分かっとった」と申しておりました。
同じようなことを言っていたのが『少年H』の妹尾河童さん(父と同世代で同じ神戸で空襲を経験しています)。
後年、『少年H』には後世の脚色があるのでは?という疑問がおこりましたし、確かにそういう部分はあるのかもしれません。
ただ……その『少年H』批判をしていた人物がとある週刊誌に当時エッセイを連載しているのを鷲生が読んでいて、その当時に思ったことがあるんですが。
このエッセイでも「妹尾河童が戦時中から敗戦を予見していたなど、あり得ない」と主張していましたが、この筆者は同じ兵庫県でも田舎の方に住んでたんですよね。
これは情報格差によるものなんじゃないか、と。
港町で海を渡ってきた外国人とじかに接して噂が広まる環境だった神戸と、その方の住む地方とでは、「日本が負けるかも」という当時決しておおっぴらにはできなかった情報の伝わり方がかなり違っていたのではないでしょうか。
あと、鷲生の父も妹尾河童さんもクリスチャンでしたから。
妹尾河童さんはプロテスタント教会で敵国英米からの情報が人づてにでも入ったのかもしれません。
鷲生の父は、同盟国ドイツのカトリックの学校の学生で、神父様たちから(枢軸国よりとはいえ)情報が入っていたのでしょう。
そうした伝達経路から切り離された地方にいた、その人が「当時に敗戦は予見できたはずがない」と主張するのは、その人にとっては真実なのだろうと思います。
ちなみに父はドイツ語はペラペラだったんですが、英語がからきしダメで、戦後の英語の氾濫する時代はちょっとしんどそうでしたw。
今なら英語は英米の言語というより、世界共通語という側面がありますからせめて英語だけでも身に着けられればと思います。
今の鷲生は日常的には難しいですが、英語でのニュースとか見るようになれたらいいですね(あ、語学番組の「ニュースで学ぶ現代英語」は聞き続けてますよ。解説必須ですが)。
*****
父を思い出す中で、ふと連想したことを。
そういえば神戸の実家の墓地の近くに「ブラジル移民発祥之地」という石碑がありましてね。
今調べると、明治から104万人が海外に移民したとか(※7)。
貧しくなれば海外へ出稼ぎに出る必要もあるかもしれませんね。
いや、今どきだと、オンラインで仕事を請け負うとか?(インドの英語話者がアメリカのコールセンター業務をやってたりしてたみたいに)。
鷲生が英語で日本文化を説明できるようになったら、日本からオンラインでそういう講師みたいな仕事をして外貨を稼げないでしょうかね(通訳案内士という名称独占の国家資格があるので、それ関係で難しいかな?)。
とまあ、英語なりなんなり外国語ができると、将来が個人的には明るくできるかと思います。
若い人は特に、英語(さらに他の言語も)を身に着けた方が良いですよ。
*****
※1 為替の変動はあちこちで確認できますが、一応Googleのを貼っておきます。
https://www.google.com/finance/quote/USD-JPY?hl=ja
※2 この時点でコロナにかかって断念したんですよ。
「美術館は誰のもの? ルーブル美術館関連の書籍から」
https://kakuyomu.jp/works/16817330661485429107/episodes/16818792435555465192
「海外旅行傷害保険キャンセル補償特約が使えなかったお話」
https://kakuyomu.jp/works/16817330661485429107/episodes/16818792436744979047
※3 旅行自体は楽しかったですよ。その旅行記はコチラ↓
「パリの京都人」
https://ncode.syosetu.com/n4467lk/
※4 日本経済新聞 2026年2月1日 12:23
(2026年2月1日 17:36更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA010HQ0R00C26A2000000/
「高市首相「外為特会の運用ホクホク」発言で説明 「円安の利点強調せず」
記事の締めくくりは以下のとおり。
「首相は1月31日、川崎市内での演説で円安に関する発言をした。円安は輸入価格を押し上げ、インフレを助長するリスクもある。首相は円安のデメリットには明確に言及しなかった。
首相の1日のX投稿の全文と1月31日の首相発言の全文をそれぞれ掲載する。」
この文章に続き、高市首相の発言全文を無料公開しています。
(かなり本気で怒ってるんじゃないかとXで言われてました)。
Bloomberg 2026年1月30日 at 17:55 GMT+9
「通貨は国家の主権」、政策総動員で円安是正を-日商・小林会頭
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-30/T9NQJ7T9NJLS00
みずほ銀行
「みずほマーケット・トピック(2026 年 2 月 2 日)
高市演説を受けて~危うい現状認識~」
https://www.mizuhobank.co.jp/forex/pdf/market_analysis/econ2600202.pdf
※5 チームみらい
https://team-mir.ai/
※6 「日本、美のるつぼ」展 日本を愛するなら是非ともみておきたい!
https://kakuyomu.jp/works/16817330661485429107/episodes/16818622174847485422
※7 神戸の「ブラジル移民発祥の地」には
「神戸市立海外移住と文化の交流センター」があります。
https://www.kobe-center.jp/about.html
それを紹介する、一般法人日伯協会のウェブページに「明治から現在までに、世界へ移住した日本人は合計で104万人」とあります。
https://www.nippaku-k.or.jp/museum/




