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夏の空はドラえもん

作者: あまなす

買いもののたび

値段が高くなっている

あれやこれやに

こころが沈んでいく


買いものを終え

お店の外に出て

気温の高さに

気持ちとからだが

とけていく


ヒャクエン玉をにぎりしめ

駄菓子屋へと走ったあのころ


一個ジュウエンのあれこれを

十個買ってもヒャクエン

二十個買ってもニヒャクエン


大金持ちになった気持ちで

遊びの前のおやつの時間


もう

あのお店はなくなって

あのころのわたしは

もう

いなくって


夏の空は

ドラえもん色


あのころの空はね

もっともっと

青かったんだよ


あのころのわたしが

そっとつぶやく


なつかしいは

悲しいだ


そっとつぶやいてみても


もっともっと

青かったんだよ











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― 新着の感想 ―
今の空の色、いつか来る日に見る空の色、果たしてどんな空なんでしょう 駄菓子屋さん、僕は凄い田舎町に住んでるので、ポツポツとあります いつかなくなるんでしょうかね 夏の空を見るたびに、この物語を思い出す…
2025/08/18 20:57 甘口激辛カレーうどん
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