表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/14

06. 使い魔

明日はトッモと遊びに行くので多分投稿は無いです。

「ダークミスト?使い魔って……ってか、今の声、なに」


ここはファンタジー、と理解してたつもりだったけど、所詮“つもり”だったみたい。脳内に直接!だっけ。何の話かよく分かっていなかった彩乃の珍しいボケの意味が、初めてわかった気がする。ファ〇チキ食べた時に言ってきたのは謎だけど。


「ダークミストのミテイちゃん?じゃないよね……未定かな」


つまりこの煙は名前が無いわけだ。これはうちが付けるノリのやつ?というか、使い魔ってネット小説にも出てきたけど、実際なんなの?ポケ〇ン的な?そもそもネーミングセンス皆無だから名付けとかしたくないんだけど。ポケ〇ンもニックネーム付けずに種族名のままだったし。


「まぁいいや。名前は後ね。とりあえず彩乃を探すよ、煙」


煙は当然喋らないけど、ブレスレットにまとわりついていた煙はブレスレットから離れて、うちの目の前でくるりともう一度全身?を使って丸を作った。気になる事は沢山あるけど、それは後でいい。

 とにかく、彩乃を探さないと。


──カツン…


「なんのお、と…」


スケルトンなんて言っても、所詮は歩く骨格標本。1回そんな気もなくあっさり倒せたから、正直舐めてた。けど、その考えは“ソレ”を見たら吹っ飛んだ。


 カツン、カツン──


 その音が近づくたびに、空気がひんやりしていく気がした。廊下の奥から突然ゆらりと姿を現したのは、あの時と同じスケルトン……とは、少し違う。

 なんか、骨がつやつやしてる。目の奥が蝋燭の火みたいに揺らめいてる。そして手には、サビの浮いたナタみたいなものが握られている。


 「え、ちょ、待って……武器持ってるとか聞いてないんですけど」


 瞬間、煙がブレスレットから飛び出すと、うちの前でぶわりと広がる。


「ちょ、行くの!? え!ガチのポ〇モン形式!?」  


 スケルトンがこちらに向けて一閃。煙の身体が更に広がって、攻撃ごと煙で包み込む。


「そこだ!いけー!……あれ、ちょっ、効いてない?」


観客気分でヤジを飛ばして一拍後、煙の中から何かが飛んでくる。何か分からないけど避けようとするけど、間に合わない。


 「──っ!」


──痛い。痛い、痛い、痛い!は、何!?


「ナタを、投げたの!?このっ……くそ野郎!」


左腕の制服の(そで)がざっくり裂けて、その下の皮膚も切り裂かれている。あんななまくらでかすっただけなのに、切れ味良すぎ!咄嗟に傷口を制服の上から抑えるけど、血は止まらないどころか、白い夏服の袖が血で赤く染まる。


「ぐ、うぅ……い、たいぃ」


必死になって転がる様に必死に距離を取る。煙もうちが下がったからかスケルトンから離れて傍に寄ってくる。そして煙がふわふわとうちを包むように漂う。そうしたら──痛みが、引いた? 煙が、何かしてくれた?

 その確認をするより前に、スケルトンが今度は素手のまま構え直す。


 「あぁもう!戦う覚悟なんて、まだ出来てないのに……!」


 咄嗟に落としていたホウキを掴んだ。足が震える。でも、やるしかない。彩乃を探すためにも、死ぬわけにはいかない!

深山のポケモンの世代いつ頃?って調べたら、オメガルビーアルファサファイアが11年前ってマ?時の流れ早すぎるんだが〜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ