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作詞雑記  作者: 芥
9/20

情報量って大事だと思います!

歌詞も相手に伝えるものですので、中身の情報量が少ないと、スカスカになっちゃいます。

例えば、「情景や場面が目に浮かぶような歌詞」と「何も浮かばない歌詞」では、おそらく前者の方が、より作品の世界観に浸れるのではないでしょうか?

そして、曲を聴いた人に情景・場面を想起させるためには、そこに導くための情報が必要になるわけです。


情報量は『文字数×密度』で決まると思っているのですが(※個人の感想です)、文字数は歌詞である以上、制限されるのは致し方ありません。

そこで如何にして密度をコントロールするのかが、ポイントになります。


密度に関しては、情報量の多いワードを使うのが、一番簡単な方法です。

具体的には、前回紹介しました「碧落」(意味:青い空、遠いところ、果て)のように、複数の意味合いを持つ単語なんかがそれにあたります。


また、単語の抽象化の程度をコントロールするというのも有効な手段です。

例えば、以下のケースでは、後の単語ほど抽象化されて情報量が減っていくのが分かるかと思います

『マクドナルドJR東京駅店』>『マクドナルド』>『ファストフード店』>『飲食店』>『店』

こういった言葉の性質を上手く歌詞に取り入れていくと、中身の詰まった作品が書けるはず(多分)


この考え方に従うと、固有名詞を使えば良い歌詞が書ける……とはならないのが難しいところ。

固有名詞は情報が詰まっている分、想像の余地が少なくなるという欠点があります。

上記の例では、私はマクドナルドはイメージできますが、JR東京駅前店には行ったことがないので、むしろピンときません。


前回でも触れましたが、作品に「本来必要のない情報」が混ざると、読み手が変な方向に誘導されてしまい、むしろ作意が伝わりにくくなってしまいます。

そのため、作品のテーマに合わせて「どの情報を込めるのか」を考えることが大事なのです。

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