私説「キャラクター」と「登場人物」の違い!
作詞のお話からは少し外れるかもしれないのですが
昔、「キャラクター」と「登場人物」の違いについて、仲間と議論したことがあって
「キャラクター」は記号で出来ていて
「登場人物」は設定で出来ている
という謎の結論に至りました
……どういうことかと言いますと
「キャラクター」は『ツンデレ』『クール』『お金持ち』『高校生』『照れ屋』『真面目』
などの属性となる記号を組み合わせるだけで、お手軽に構築することが可能です
これに対し
「登場人物」は出身地がどこで、どんな両親に育てられて、どんな環境で成長して、どんな経験をして、どんな価値観を持って……
といった様々な設定によって、その人格が構築されている
という考え方です
では「キャラクター」と「登場人物」どちらが良いかと言いますと、まあ作風によります
ライトな作品であれば、人気の出そうな記号を詰め込んだキャラを出せば映えます
また「キャラクター」の方が「登場人物」よりも簡単に作れるので、多作にも向いています
さらに「キャラクター」は突飛な思考・行動をとらせやすいのも長所です
歌詞ではないですが、星新一先生のショートショートに出てくる「キャラクター」なんかは典型的で、ストーリーの都合に合わせて現実ではありえないような振る舞い(例えば宇宙人やバケモノが目の前に現れても、あっさり受け入れたり)をします
そしてそれが、作品のテンポの良さ・面白さに繋がっています
逆にリアリティを追求したい作品であれば、しっかりと人格を持った登場人物を置いた方が安定します
基本的に歌詞は短いので、登場人物の設定を細かく作ったところで、それを詳細に描写できる機会はほぼほぼ無いのですが、人物にしっかりとした背景があると、歌詞のストーリーを構築するときに「この人物ならこの場面でこの行動をする」といった判断がしやすくなります
まあこれは、内輪の話を適当に書き起こしただけですので創作の真理ではなく
*あくまで個人の感想です
ただ、これを見た方の創作活動に、ほんの僅かでも役立つようでしたら幸いです




