無人島開拓には拠点が必要!
視界がホワイトアウトから回復して目の前にあったのは砂の地面。
要するに床ペロである。
自分が寝転んでいたのは砂浜だった。
周りには他のプレイヤーもいて、起き上がっているところだった。
まあ、とりあえず起き上がりますか。
はあ、砂まみれだよ。
アパートの仲間は、いない・・・
つまり同じ島の別の場所にいるのだろう。取り敢えず、クオちゃんが心配だ。
「おい、あの服装って・・・第二回の・・・」
「えっ、どこ?」
「あそこだよ!」
「うわっ、いた!」
海岸沿いに捜すかな。いや移動されると困るし。
「敵側にいない分、ましだと思うけどな」
インベントリを開いて見ると、武器と生産道具しか入ってなかった。
なるほど、ランダムにインベントリの中に残るのか。
取り敢えず、取り出そう。
「おい、武器を取り出したぞ・・・ホントにましか・・・?」
目印になる魔術を撃とうと思ったけどだったら武器いらないな。
水操って矢印作ろう。
「なあ、後ろの海、せりあがってきてない?」
えーっと、『Iはここにいます』でいいか。
レア視点
さて、クオちゃんはいるけどそれ以外がいないな~。
まあ、なんだかんだで皆生き残るでしょ。
お?なんか、見えるぞ?『Iはここにいます』か。
「Kちゃん!行こう!」
「どこへですか?」
「あの、矢印へ!」
「どうやってですか!いかにも敵が出てきそうな森がありますけど!」
「もちろん、正面突破!」
ロイ視点
ニーナさん、レアさんとクオちゃんがいませんね。
それ以外は近くにいましたが。
ん?『Iはここにいます』、ね。
皆察したようです。
「じゃあ、行きましょう」
ニーナ視点
全員、集合、完了!
なにもありませんでしたよ。
通った森に木、というかなにもない所が、生まれましたが、何もなかったですよ。
「さて、集合したのはいいけど、ここからどうしようか」
「とりあえず、拠点を作ることが先決かな、テントなら素材あれば私は作れるし」
「一応、Yさんが木工師だから、家とか造れるんじゃないかな?」
「作れますよ、素材があればですけど」
「あの、Iさん」
「ん?どうしたの?Kちゃん」
「あの来る途中で針葉樹の森がありました」
「え、まじで。全く気付かなかった。木を殴り飛ばすのに夢中で」
「・・・脳筋 (ボソッ)」
「んー?なんか言った?I?」
「い~や~、なんも言ってないよー・・・。とりあえず、その森に行こうか!」
移動中・・・
「この木は、スギかな。Iさん切ってもいいよ」
「りょーかい」
周りに氷の刃を大量に作り、飛ばす!
「一見乱雑だけど、とんでもない精度で飛ばしてるからね」
「思考加速したのでそれは見えてます」
「必要な分はあるよ。後は俺が作っておくよ」
「わかった。そんじゃそこら辺うろついてるから頼んだよ」
「俺が手を抜いたことがあるかい?」
「わーってる」
「あと、Gさん釘作ってくれます?」
「任しとけ!」
「Oさんも窓ガラスを」
「了解した」
リュウ製作中・・・
約三時間後、家ができたとメッセージが送られたので、針葉樹林に戻ったらかなりでかめのログハウスができてました。
と、いうことで私達の無人島生活の拠点できたのだった。