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毎日品が変わるランキング。ニッチでも戦えるぞ!

 さて二次創作を書く動機はなんだろうか?


 お前さっきシステムのこと話すじゃなかったのかとおっしゃりたいのはわかりますが少しお待ちを。


 まず二次創作を書く動機はいくつかあります。


 自分があの作品に入ったら――

 あのキャラとあのキャラがコラボしたら面白いだろうなぁ――

 あの世界のキャラを使って、自分の世界をつくりたい――

 死んだ推しや報われない推しを生き返らせたり、くっつけたい――

 オリジナル技を使って無双させたい――


 などなど。こんなこと作品読んでいたらあるでしょう。

 そしてそれを他の人に見てもらってアクセス増やして感想欲しいと思うでしょう。


 たとえそれがニッチなジャンル・カップルでも……



 そう、たとえハーメルンがなろうに次ぐ巨大サイトと言えども、マイナージャンルは存在します。

 マイナーこれすなわち、同じ作品を書く人が少ない&ランキングに乗りにくいジャンル。


 なろうで書いている人ならランキングに入る難しさはわかるでしょう。特に表紙(主に日刊ジャンル別)に載れば一気に人は来るがそれ以外は……なんてこと日常茶飯事。

 そしてハーメルンランキングは一〇〇位まで。これは至難の技……ではないのです!


 ハーメルンでのランキングの乗り方は、単純計算のなろうとまったく違います。


『点数とお気に入りとアクセス数で変動する評価』


 ハーメルンのランキング計算方式ですが、やや複雑です。数式は公式の取扱説明書に載せているのですが解説してもたぶん「うん。ぜんぜんわからん」となるので省きますが。要はなろうのように一人、五点五点一ブクマの計十二点。オワリ! ではないのです。


 むしろ一人の評価でその作品の行く末が案じられます。


挿絵(By みてみん)

拙作の場合


 まずハーメルンの評価はゼロから十まであります。もし評価一を入れられたらなろうの人は「くそ~一か。でも評価入ったし計二点だからいいか」と済まされますが、ハーメルンの場合は低評価と高評価ラインがあるのです。

 ハーメルンのランキングシステムは、アクセス数とお気に入りの数と先ほどの点数で変わります。特に点数の配分は高く、入れば入るほど上に上がります。ただし低評価である点を入れられると計算上マイナスになるのです。


 低評価はだいたい〇~四、高評価は六~十で。もし先ほどの評価一入れられたら、「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛なんで一なんだよおおおおお!!!」とその日しばらく動けなくなります。


 逆に十は、これは読者から与えられたランキングへの片道切符の紙片の一枚。これを数枚集まるとランキング入り間違いなしと言っても過言ではないのです。なぜ数枚か? ハーメルンの評価システムには、先ほどの点数が合計どれくらい入ったかわかりやすくした評価バーが存在します。


 八点以上ある高評価多数が赤。七点~八点未満が橙。五点~七未満が黄色。四点~五点未満が黄緑。二点~四点未満が緑。0.1~二点未満が青。

 そして点数評価の数が多いほどバーは満タンに近づき、人が多いとの証明になります。ただし五票未満は無色になります。


挿絵(By みてみん)

無色はこんな感じに。評価が下されません。


 もうお判りでしょう。なろうでは何人が評価を入れたかわからないけどとりあえず数が多いのだからと突撃する必要が減り、視覚的な回避や読者数の多さを見られるのです。

 そして五票集まれば、その作品見たさにバァーっと人が集まってくるのです。もしも評価バーが赤だったらもっと来ます。この作品は大丈夫だとの読者を安心させる看板をあなたは提げているのですから。


 なろうではたかが十点ですが、ハーメルン換算だとたぶんその十倍の価値はあります。




 さて、話はニッチなジャンルに戻しましょう。 

 ハーメルンの上記のシステムでは読者の一票がランキング=日の目を見られる可能性が高いのです。

 高評価五票もくれば、ほぼ確実にランキングには乗ります。たとえ短編でも日刊ランキングに載るぐらいですので。


 作者も、ハーメルン内ではたった三作品しかない原作(ただし推理漫画として超有名な孫のやつです)のライバルが主人公のスピンオフ作品が舞台とマイナージャンルでした。

 ですがそれを求めていた読者がこぞって読みに来て、高評価をどんどん入れてきてランキング入りました。その時の日刊ランキング最高順位で二十四位でした。

 読者も普段の三倍。四倍と笑いが止まりませんでした。

 自分もハーメルンでかなり自信をつけ、外に飛び出しました。



 ではそんな評価をどうやって得るのか? 簡単です。自分の好きなジャンル作品を徹底的に描き切り、それと同好の士である読者にぶっ差します。たとえランキングに載れなくても、残った作品をたまたま見に来る人がいるかもしれない。

 そしてふと覗いたら感想に『この作品に出会えてよかった』と作者に感謝の言葉が加われば、作者冥利に尽きるでしょう。


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